JR飯田線電車旅シリーズ2:マイナールートで入笠山
- GPS
- 05:56
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,222m
- 下り
- 1,138m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
ある晩秋の朝のことである。一人の下人が青柳駅に降りた。この駅で降りたものはこの男の他に誰もいない…。
甲斐駒周辺の地図を眺めていたら、JRの駅から歩けそうな入笠山へ登ろうと思い立つ。ゴンドラなんて乗りたくないしなぁと思っていたら青柳駅から登るルートがあるではないか!そこにはヤブ多し、道が古いと書かれているが、ルートも点線じゃなくて正式ルートっぽいし気楽にハイキングだな。と余裕ぶっこいて林道に差し掛かると、キノコ狩りをしていた一人の翁に止められる。「これこれ、君はこの山をここから登るのかね?このルートはわしがこどもの頃、50年前に登ったきりそのままじゃぞ。それよりこの先の川を渡ったルートの方がしっかりしておっていい。」
ということで地元の境界線を確定しているという翁のいうことを聞いてそのルートをたどることに。翁のいう通り、ここは車もたまに通っているようで、歩きやすい…のも束の間。林道は終わり、そこにはわずかに踏み跡があるのみ。途中、キジかヤマドリかにびっくりさせられることはあれど、地図もあるし、「メドブチ」というところに出ればとりあえず大丈夫だろうとおそるおそる進む。夕方や夜だったら絶対に避けておきたいところだが、まだまだ日もあるし、体力も有り余っている。
地図の助けもあり、無事登山道までたどりつくと急に人が多くなる。山頂には犬からこどもからがごった返しており、なかなかの繁盛ぶりである。夏はもっとすごいんだろうな。
帰りは14時14分富士見駅発のJRに乗るべく急ぐ。これを逃すと1時間半待たねばならない。八ヶ岳の秀峰を眺める素晴らしい家を横目に、下人は帰途へついたのであった。
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