山スキー’21-’22シーズンイン〜乗鞍猫岳
- GPS
- 08:07
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 1,233m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
天候 | 晴れ〜午後上空に少しガス |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乗スカはシールハイク滑走共に十分な積雪量 |
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
予備手袋
防寒着
バラクラバ
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
サングラス
ツェルト
ナイフ
スキー板
シール
無線機
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感想
近年稀な早い冬の訪れ。
早い方は先々週あたりでシーズンイン。
私は予定のすれ違いで未だシーズンイン出来ていなかった。
しかし、28日は360度隙無しの山スキー日和だ。
この日に行かずいつ行くかと。
鼻の穴拡げて「28日乗スカ猫でシーズンインです!」と言ったらmaoyukiさんが同日同計画との事で急遽ご一緒する事となった。
前夜ktn92さんから乗スカは雪万全だが、大崩乗り上げはキビシイとの情報を頂き、猫岳にターゲットを絞る。(大崩も気になってた)
予定通り明るくなってからのスタート。
自分は暗い内から出る事が多いが、今季初とあってミスがある予想から視界がある時刻スタートだ。
で、スタート地点の車の後ろに高度計を落としていったw
明るさと迂闊さの関連は無いようだ。
夫婦松手前まではシーズンインに気持ちがたかぶり、好天と絶景に心躍りながら進む。
しかし、夫婦松がなかなか現れない。
こんなに遠かったっけ?と戸惑う。
そうこうする内に左股関節に違和感。
あーやっぱりね、7ヶ月甘やかしていたシールハイク筋の目覚めが悪い。
まぁ、関節炎まで行かないでしょ、と気楽に進む。
周囲環境は気温-9℃(スタート地点)と低めだが、風が無く晴れているので好条件だ。
日陰に入ると寒いが日向は暑い。
レイヤー調整が忙しい。
maoyukiさんは日向が暑いと脱いでいく。
3週前は体調優れないと元気イマイチに見えたが、低温下ではどこ吹く風で絶好調だ。
トレースを追うと先行に追いつく。
先行のお礼を言いつつパッシングすると、maoyukiさんが声掛けられた。
お知り合いとの事で聞けばliliioさん。
私は初めましてのご挨拶。
やはり、界隈の山スキーヤーは平湯に集うのだ。
情報交換や写真を撮っていただいたりなどの交流。
繋がりが拡がるのはありがたいことだ。
先行トップは更に先に進んでいるようで、頑張って後を追う。
先が居ると思うとついつい頑張ってしまうが、maoyukiさんから「股関節ダメージあるならペースダウン!速過ぎるよ!」と指示が出る。
自分の末っ子性分の悪い所がでてしまう。
トップは相当な健脚の方で追いついたのは大崩取りつき点であった。
ここで御礼を言って先頭を変わる。
前日のトレースが薄っすらとあったので助かってましたと言って見えたが、昨日ktn92さんyamaさんパーティーは悪天候の中ノートレースラッセルでここまで来てるワケで流石だ。
残った昨日トレースを自分も辿るが、しばらくするとノートレースとなる。
沈みは10センチ程度で楽な方だが、ここまでの疲労があるのでとにかくキツイ。
行ける所まで頑張る思いで3人で回すが、時刻が12時近くなっても猫の取りつきに到達していない。
自分のコンディションを自己分析すると、滑りは使う筋肉が違うので慎重に滑れば問題ない。
しかし、ブッシュに躓いたりした時に上体を支えれないだろう。
確か猫の南尾根はハイマツがあり、今日の雪では埋まり切っていないだろう。
登っても安全に滑れるかと言うと疑問だ。
登頂断念をmaoyukiさんに伝えて、目標を間近で見てみたかった四ッ岳手前の大障壁に変更。
ところがだ。
猫の取りつきで先行の方が「私は猫にあがりますので、ここまでありがとうございました。」と挨拶があり、つい稜線を振り返ると山頂が見える。
あー見ちゃったよ、こうなると例の末っ子性分が出てくる。
諦めたくない。負けたくない。特に自分には負けたくない。
maoyukiさんから「諦めるのはいつでもできるから」と励まされ、ブログのサブタイトルを思い出しながら「登りは出来ます。最悪、滑りを諦めてツボ下降します。」と再度山頂をターゲットする。
登ってみれば、イヤらしい箇所は二か所程度でこれなら滑走できそうだ。
山は行ってみなけりゃわからないとはこの事で、なんやかんや登頂。
ピークは風があり寒いので写真だけ撮って10m程高度を落とす。
たったそれだけで天国環境だ。
さて、今季初滑走だが、股関節がカクカクなのでへっぴり腰の情けなや滑り。
でも安全第一だから見た目度外視で良いのだ。
乗スカに帰還したら後は立ってるだけ〜滑りで適宜休憩を挟みながらスタート地に戻る。
無事シーズンインを果たした。
今回は登山ゴールがスタートを意味する。
いよいよ始まる今シーズン、安全第一でしっかりと取り組みたい。
末筆ながら、ご一緒いただいたmaoyukiさん、前日のktn92さんyamaさんパーティー、先行の方、liliioさんペア、他全ての山スキーヤーさん、ありがとうございました。
今季も宜しく!
コメント
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良いです。とてもよいです!!
ク〜・・・・行きたかった〜!!
今週の雪に期待です。
返信遅くなって申し訳ないです。
今週末に平湯狙いとか。
4日土曜の荒天は固いようですが、そのかわり追加降雪あるかも?
日曜に時間取れればフレッシュスノーですよ!
頑張ってお仕事片付けましょう!
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