雁形山 オリンピック村探訪〜プール跡、庭球場跡、小屋跡が残ってました

2021年12月12日(日) [日帰り]

• GPS: 05:37
• 距離: 8.1km
• 登り: 508m
• 下り: 494m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:25
• 休憩: 0:08
• 合計: 5:33

8:35 清水観音
10:01 10:01 雁形山
10:10 10:14 西山
11:20 11:21 武名峠
12:15 12:17 武名峠
12:49 12:50 西山
13:05 13:05 雁形山
14:08 清水観音

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

清水観音まで車で入れます。

写真

12/12 8:30

清水観音脇にある雁形山散策コース図

12/12 8:30

コース図の右上の拡大

12/12 8:31

清水観音の御堂

12/12 8:40

雁形山に最短で登るコースを選び、この道を進みました。が、この谷沿いの道は作業道で、本当の道は右上の尾根の上でした・・・

12/12 9:00

作業道の終点から、無理やり斜面を登りました。

12/12 9:01

私同様に道を間違えた先人たちの足跡が斜め方向へ道型になっています。多くの人が間違っている様子です・・・

12/12 9:04

正しいルートはピンクテープがひっきりなしについています。

12/12 9:07

一つ目のピーク

12/12 9:08

快適に歩けます。

12/12 9:36

尾根上に岩場が鎮座しています。ピンクテープも見当たりません。左右とも巻道なし。よく観察すると道は岩を登っています。

12/12 9:43

この岩の上が見晴らし台でした。確かに素晴らしい見晴らしです。

12/12 9:44

左が安達太良山。右が箕輪山。

12/12 9:44

上に吾妻小富士。下に信夫山と福島市周辺。

12/12 9:44

北に蔵王

12/12 9:45

半田山も大きく見えます。

12/12 9:48

シルエットが月舘七つ森（月舘アルプス）。遠方は那須でしょうか。

12/12 9:54

落ち葉の快適な道

12/12 10:00

雁形山に到着。私の鈍足で1時間30分です。

12/12 10:02

西山（オリンピック山）に向かいます。

12/12 10:07

きれいに刈払いされています。

12/12 10:09

右に曲がって三角点へ向かいます。

12/12 10:11

三角点。

12/12 10:12

三角点の先も刈払いされてますが、急な斜面なので戻りました。

12/12 10:18

植林地との境界が道です。

12/12 10:22

ここから右折して、庭球場跡とあたりを付けたところへ向かいました。

12/12 10:25

石碑らしきものが倒れていました。字は残ってません。

12/12 10:28

斜面を通り抜けて作業道に出ました。

12/12 10:32

よく整備された作業道です。

12/12 10:34

作業道脇に長方形の池！

12/12 10:36

沢の水が流れ込んでいます。

12/12 10:37

斜面下側には台形の土手。高さは2mくらい。

12/12 10:39

一周してみました。

12/12 10:44

流れ込む沢は2か所でした。

12/12 10:49

南東から北西方向を見た。長さ50m、幅20mくらい、深さ2mくらいのプールですね。

12/12 10:58

プール脇の作業道を北西に進むと、終点にピークを削ったような長方形の削平地があります。小屋があった場所のようです。

12/12 11:03

石碑がありました。

12/12 11:03

蚕神の碑

12/12 11:04

「昭和七年六月吉日」

12/12 11:04

左端に三浦弥平と彫られている。

12/12 11:21

登山道に戻ったので、庭球場跡探しは後回しににして、北の武名峠に進んでみた。

12/12 11:22

武名峠。西の福島県側は笹藪です。

12/12 12:17

少し偵察してみましたが道ははっきりしています。

12/12 11:22

東へ向かう道は作業道です。

12/12 11:24

北へ進む。

12/12 11:25

西へ進むと「山の神」らしい。地名？神社？

12/12 11:37

藪の中に三角点

12/12 12:06

松坂峠方向はすっかり仮払われて丸見えです。ここで戻ることにしました。

12/12 12:32

庭球場跡がありそうな場所に向かって、植林地へ再度突入。

12/12 12:46

盛り土して平坦地を作っている場所を見つけた！

12/12 12:48

直線的に成型して長方形に盛り土されています。テニスコート2面が十分とれる面積があります。

12/12 12:51

その西側に接して、更にテニスコート1面分の盛り土の平坦地があります。

12/12 13:06

オリンピック村探訪を終えて雁形山まで戻りました。

12/12 13:07

南の窓ノ倉山に向かって快適そうな道が続いてますが、次回とします。

12/12 13:07

見晴らし台方向へ戻ります。

12/12 13:17

中央が窓ノ倉山

12/12 13:18

女神山がシルエットで見えました。

12/12 13:19

見晴らし台に着いた。ひもがはってあります。たしかに、上から降りていって転ぶと、そのまま滑り落ちそうです。

12/12 13:21

梁川町あたりに陽が差していました。

12/12 13:29

やはり、降りるのは登るのより大変です。

12/12 13:36

ここを左折します。このテープがないと真っ直ぐ進んでしまう地形です。

12/12 13:51

ここも左折します。

12/12 13:51

テープ多めの登山道

12/12 13:57

キノコ

12/12 14:09

戻りました。この尾根がルートだったのですね・・・

12/12 14:09

清水観音

12/12 14:10

この正面が登山道入り口とは・・・。

12/12 14:11

左がスタート時に進んだ道。しかしこれは作業道で、正面の土手を登るのが正しい道です。

12/12 14:13

確かに案内標識はないとの注意書きはありますが・・・

12/12 14:15

清水観音の開運の滝つぼ

12/12 14:15

12/12 14:21

この後ろの尾根が雁形山へ進む登山道です。

12/12 14:22

12/12 14:22

清水観音の由来

撮影機器：

OM-D E-M5 Mark III ボディ オリンパス

感想

sakusakuhiro

minicabさんのレコに写っていた「雁形山散策コース図」に三浦弥平オリンピック山とあるので調べてみると、三浦弥平さんは福島県最初のオリンピック出場者で、第一回箱根駅伝も走っている方でした。この方が雁形山すぐ北の西山（地元では武名山とも呼ぶ）の山頂すぐ下に、昭和7年にオリンピック村を作り、実際に庭球場、プール、小屋、スキー場はできたが4年後に戦争による経済悪化のため閉村したとのことです。

ネットでしらべると当時の絵図面なども見つかりましたが、プール跡や庭球場跡は今どうなっているかは記録が見つからないので、現地を見てきました。

現地は植林のため手入れされている斜面で、思ったより簡単に歩き回ることででき、ほぼ絵図面の配置のとおりプール跡、庭球場跡、小屋跡とも見つけることができました。リアル宝探しで面白かったです。

現地散策の時間を取りたいので近い場所から入りたかったのですが、南の笹ノ峠・窓ノ倉山からは少し距離があり、清水観音、武名峠からは道が今一つわからず、北の松坂峠も遠いため、スタート地点をどこにするか直前まで悩みましたが、前日夜にkomaQさんのレコがUPされて、清水観音から雁形山へのルートが判った（気がした）ので、このコースで行ってみました。（結局、スタートから道を間違うとは・・・）。そのほか、この付近を登った方のレコを参考にさせていただきました。皆様にお礼申し上げます。