雪の石尾根ー奥多摩駅〜雲取山


- GPS
- 11:14
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,137m
- 下り
- 1,953m
コースタイム
9:04水根-9:36鷹ノ巣山9:41-9:54鷹ノ巣山避難小屋-11:07赤指分岐-
11:07七ツ石山11:47-11:55ブナ坂-12:23奥多摩小屋-12:49小雲取山-
13:08雲取山13:19-13:35小雲取山-13:51奥多摩小屋-14:19ブナ坂-
14:54堂所-15:33小袖乗越-15:45鴨沢BS
天候 | 快晴 微風 冷え込みやや強し |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
鴨沢のバス時刻は要チェック(寒い中での1時間待ちは厳しかったです) |
コース状況/ 危険箇所等 |
石尾根は800mくらいから積雪有り。 六ツ石手前から雪が深くなり、30〜50cm程度の積雪。 六ツ石〜ブナ坂は雪が踏み固められておらず、ツボ足のようなところも。 巻き道も雪が柔らかく、時間がかかりました。 鴨沢⇔雲取山(七ツ石迂回コース)は雪が踏まれていて歩きやすい。 軽アイゼンは必携です。 |
写真
感想
先週の丹沢は久しぶりの単独行。
ガッツリ歩こうと考えていたのですが、不覚にもアイゼンを装備せず表尾根→大倉尾根と中途半端な山行きになってしまいました。
その反省から今週は雪山装備で石尾根踏破計画。2シーズン前にも同じ計画を立てましたが、体力・時間から七ツ石で断念したコースです。今回こその思いがあり、未明の奥多摩駅から出発です。
1年前の冬
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-167152.html
1年前の春(無雪期)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-185196.html
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2シーズン前の初挑戦では七ツ石山頂に着いたのが14:00。下山時刻を考えて雲取山を断念したので、今回はクルマを奥多摩町役場に停めての挑戦です。
頑張れば奥多摩駅に戻るコースも…。
先週の丹沢の経験から多くの降雪を予想したのですが、登り始めは意に反して雪のない状態。東向きの斜面のせいか800mを越えたあたりからようやく雪が現れ始めました。縦走路が北側を通過するようになると急に雪が深くなってきました。
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六ツ石山手前はツボ足に近い柔らかい雪。といってもここまで来たのでパスする訳にもいかないので、ずぶずぶ潜りながら登って行きました。
山頂からは富士山、南アルプスの山々そしてこれから進む石尾根の山々。苦労して登った甲斐がありました。
今日は先日彼女からいただいたチョコレートをエネルギー源にしようと持参。包み紙を開き一つ一つ味わっていましたが…。手袋を外して数分間しかたっていないのに、手がかじかんで。手袋をはめ直しても指先になかなか血行が戻りません。夜明け直後ということもあり、相当気温が下がっていたようです。
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六ツ石から鷹ノ巣山までのコースは尾根筋と水根への斜面の道があります。2シーズン前は尾根筋へしかトレースがなかったのですが、今回は尾根筋へはツボ足、ミズネへも深いトレース。尾根筋にはふきだまりが多いので、今回は水根コースを撮りました。
鷹ノ巣山手前の防火帯は、この石尾根でも最も富士山が綺麗なところです。ブナ坂の上の防火帯も富士山の絶景スポットの一つですが、こちらは南アルプスへも眺望が開け、僕はこちらのほうが上だと思います。
鷹ノ巣山からも素晴らしい眺望が望めました。振り返ると金色に輝く水面が見えましたが、どうやら三浦半島と駿河湾のようです。これから進む石尾根の左側のには雪を頂く南アルプスの山々。こんなにクッキリ見えるのは、年末年始の工場の休止と冷気がはいったなどの複数の要因が絡んでいるのでしょうか?
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この日の眺めは最高でしたが、登山道は雪が深く非常に疲れました。深いところでは膝ぐらいで、通る人が少ないせいか圧雪されていません。そのため一歩一歩の力が要ります。ふきだまりでは深いツボ足に。もちろんトレースのないところを踏んでいってくださった先人よりは楽なはずですが…。
この日は日陰名栗山を巻く予定ではなかったのですが、そのような理由で巻道を選択。ところが巻き道もところどころ深く、柔らかい雪でなかなか思うように進めません。
七ツ石の手前で峰谷から登ってきた方に先を譲りましたが、ここが一番きつくほとんどツボ足のようなトレースをたどるしかありませんでした。
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七ツ石山頂についたのは奥多摩駅を出発してから6時間50分後。前回は6時間、それも日陰名栗山は稜線をトレースしていました。実質1時間以上の遅延は多分柔らかい雪のせい。それ以上に疲労がかなり溜まっています。もしかすると新しい軽アイゼンがやや重たいことも一因かもしれません。
目標とする雲取山は七ツ石山頂からはっきり見えます。
ヨモギの頭、子雲取山手前のカベ…。あと少しでつきそうな感じでもあります。
ここであきらめるのも、山頂を目指すのも、いずれにせよブナ坂まで下りなければなりません。雪の深い登山道、本来は急斜面のためつづら折れになっているのですが、雪山では直登・直降下になっています。
降り切ると、その先は緩やかな斜面の防火帯。富士の眺めがよい登山道です。
とりあえず行けるところまっで行ってみよう。というのもさすがに人気の雲取山。そのほとんどが鴨沢からのコースをたどるとあって、そのコースに合流してからは圧雪されていました。
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さすがにヨモギの頭は巻き道を選択しましたが、疲労の割には後続に追い抜かれることもなく山頂に到着。七ツ石から1時間20分でした。
この日は山頂からの眺めもすばらしく、富士山や南アルプスのみならず新宿の高層ビル群まで眺めることができました。
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下りはうろ覚えのバス時刻を目指して、急ぎ気味で下りました。
残念なのは鴨沢BSで1時間ちょっと待つことになったことです。
もう少しゆっくり下りればよかった。
育成中の山ガール1号はやっぱり鴨沢から登らせようかな?
でも鷹ノ巣からの眺めも最高だったしな。
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