平標山(ヤカイ沢滑走)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 04:06
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,034m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
天候 | 吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪スペースがあるので利用。 除雪の邪魔にならないように。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆火打峠〜ヤカイ沢入り口ゲート ・小学校の校庭をショートカット。 ・車道は除雪バッチリ。 ・除雪終了地点からヤカイ沢入り口までは前日のトレースの上に新雪うっすら。 ◆ヤカイ沢入り口ゲート〜1300m尾根取付 ・こちらも前日のトレース上に新雪が乗っている状態だったので利用させてもらった。 ◆1300m尾根取付き〜1800m付近 ・単独かつ雪崩リスク軽減のため尾根に取り付いた。 ・場所にもよるがくるぶしからブーツラッセルが続く。 ・まだ多少藪がうるさい。 ◆1800m付近〜山頂 ・ラッセルはなくなるがシュカブラが多いため歩きづらい。 ・この日は上部強風ホワイトアウトで適宜止まりつつ視界が復活した一瞬を狙って行動する、を繰り返した。 ・風速はたぶん20mくらい、ただし強弱がある風だった。 ◆山頂〜1880m(スキー滑走) ・ホワイトアウトなので視界が回復したタイミングで滑走、ホワイトアウトで停止の繰り返し。 ・ヤカイ沢側の藪は辛うじて見えていたので滑落リスクはほぼなかった。 ◆1880m〜ヤカイ沢滑走 ・山頂部の視界のないオープンバーンをやり過ごして1880m付近の藪から右俣にエントリー。 ・多少藪いが滑走スペースは十分にある。むしろ快適なくらい。 ・断続的に降った雪が良い感じのパウダーで滑りは最高に楽しかった。 |
写真
感想
年初山行3日目の今日は越後の名峰平標山へ。
夏に1度、冬に1度来ているが山スキーのメインルートであるヤカイ沢は滑ったことがない。
年末からほぼ毎日雪が降り続いて山はすっかり仕上がっているだろう。
今日も雪予報だがパウダー狙いで行くしかない。
前日のうちに沼田から三国峠を越えて火打峠を目指した。
途中の道の駅でいつものように車中泊。
ゆっくり目の朝4時に起床して現地へと向かった。
さすがに新潟は雪が多い。暗いうちから除雪車がガンガン稼働している。
除雪スペースの一画を借りて駐車。自分の車1台だけだった。
準備を済ませたらスタート。最初はヘッデンスタートだったが30分も歩くと明るくなってきた。健全な山スキーだ。
ヤカイ沢方面はトレースバッチリだった。新雪が上に載っているがノートレースからのラッセルよりははるかに楽。
1300mの尾根取付きまでトレースを利用させてもらい、そこからラッセル開始。
やっぱりラッセルした方が登ってる感があっていい。
思ったより藪が濃い、が、初冬の白山に比べれば全然マシ。
高度を上げるにつれて西風が厳しくなる。たまらず地獄装備に身を包む。
ダウン以外は全部。気持ち的にも楽になって快調に登っていく。
1800mを過ぎた頃からいよいよホワイトアウトになってきた。昨日の谷川に続き2日連続。
今日は雪庇もないので山頂まで行ける。
たまに一瞬視界が開けるタイミングがあるのでその機を逃さずに前に進む。視界がなくなったら止まる。
そう、だるまさんが転んだ。
だるまさんごっこやってたら山頂まで時間を要してしまった。
地獄装備がなかったら即撤退だったと思う。
滑走準備をしたら下山開始。
山頂からヤカイ沢のオープンバーンを経て本谷へ滑り込むのが理想だろうが、この天気では無理。
単独で雪崩リスクも高い。
やっぱり1880mの少し藪が薄くなっているところまで一段落として右俣にドロップしよう。
引き続きだるまさんを転んだを続けてなんとかエントリーポイントまで。
藪は思ったより薄くて、それでいてしっかりアンカーになってくれているので雪崩リスク的にも安心だった。
気持ちよくパウダー滑走して登りトレースに合流。あとはほぼ自動運転だった。
今日も貸し切りで良い山旅だった。今度はもう少し視界がある時に再訪したい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する