諏訪沢森 道なき道を進め！…なかった

2022年01月08日(土) [日帰り]

• GPS: 01:58
• 距離: 3.4km
• 登り: 213m
• 下り: 213m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:38
• 休憩: 0:21
• 合計: 1:59

9:35 大迫野球場
10:32 10:53 諏訪沢森
11:34 大迫野球場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大迫野球場の駐車場に停めさせてもらった。

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特にない。道もない。

写真

登山用の駐車場が無いので近くの大迫野球場に車を停めさせてもらった。

球場から車道を東へ進む。

車道が南へ向きを変えるこのカーブが目印。右側の林道に入っていく。

林道に入って少し行くと右手に沢状の地形が現れる。このあたりが木々が疎らなので取り付くのに良さそうだ。

思ったより雪が少ない。昨日、盛岡は結構降ったのだが大迫はそれほどでもなかったのだろうか。

踏み跡…ではなさそう。獣道かな。南東斜面は日当たりが良いせいか雪が少ない。藪っぽくならなければいいが。

麓から見えていたピークに登りつめる。山頂では…ない。疎林の向こうに見えているのが本物のピークだ。

一旦鞍部に向かって下る。雪も少し多くなってきたようだ。

鞍部から先、異様に足跡が多くなった。縦横無尽に走っているのは小動物だが大きな足跡は規則的に続く。獣道…なのだろうか。

ピンクテープが現れた。地図に道の表記は無いが通っている人がいるということか。

山頂直下の急坂を登る。

おお!?　なにかお社のようなものがある？

駒形神社という扁額が掲げられた立派なお社だった。

山名標識がたくさんぶら下がっている。ここが山頂で間違いないようだ。

お社の後ろには古い元号が書かれた石碑が一つ。古くから信仰されている山のようだ。

お社があるからには参道があるのでは？と思ったが、お社の正面は倒木の嵐…。

その倒木を掻い潜って先へ進もうと思ったが…行く手にも倒木のジャングルが見える…。

心が折れたのでもと来た道を引き返すことにした。ぐるっと一周できればと思っていたのだが果たせなかった。

往路では気が付かなかったが複数のピンクテープがあり、なんとなく道の存在を感じさせる。やはり麓の集落から登ってくるルートがあるようだ。

ピンクテープを辿ろうかとも思ったが、どうも車と反対方向に行ってしまいそうなので大人しくもと来た道を戻る。

車道に出てきた。往復するだけなら、ここのスペースに路駐でもよかったかなぁ。

感想

ちゃってぃ

花巻市大迫にある諏訪沢森に登ってきた。
ここは地形図上に登山道の表記がない山で、過去レコを参考にして大迫野球場を起点にぐるっと周回するコースをたどる予定で入山。
道はなくとも雪の上を歩けばよかろうと考えていたが、思ったより雪が少なく倒木や雪の下の落ち葉に気を使った。しかしさほどの苦労ではなく明るい枯れ木の林をのんびり散策することができた。
道が無い山なので山頂にはなにもないものと思っていたが、登ってみると立派なお社が建っていて驚いた。途中いくつか見たピンクテープは、このお社に来るための印だったのかもしれない。てっきり山仕事用かなと思っていたのだが。
お社はまっすぐ大迫の街の方向を向いていたので、そちらに参道でもあるのかと伺ってみたが、そのようなものはまったく見当たらず、急な斜面と倒木の嵐に怯んで来た道を引き返して下山した。周回する目論見は成功しなかった。
里に近い小さな山だが野生動物は多いようで無数の足跡が雪の上に残されていて見ていて楽しかった。野鳥の声も多く聞こえ賑やかだ。人のいない山だったが、寂しさは感じない温かい雰囲気の山だった。