【過去レコ 1979年12月（大学2年）】笠ヶ岳南西尾根（大学山岳部冬合宿）

1979年12月23日(日) ~ 1979年12月29日(土)

• GPS: 152:00
• 距離: 20.7km
• 登り: 2,265m
• 下り: 2,148m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:45

9:30 南西尾根支稜取付き(900m付近)
15:15 幕営地(1500m付近)

2日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:30

9:30 幕営地
12:35 13:00 南西尾根主稜線
14:05 14:30 1742ｍピーク
15:00 幕営地（コル）

3日目

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:05

9:20 幕営地（コル）
13:25 1965mピーク先のコル

4日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 0:20
• 合計: 7:00

8:40 1965mピーク先のコル
10:35 10:55 2065mピーク
15:40 2199mピーク先のコル

5日目

• 山行: 9:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:30

6:30 2199mピーク先のコル
9:20 西尾根とのジャンクションピーク
16:00 笠ヶ岳山頂
16:00 山頂直下（ホワイトアウト）

6日目

• 山行: 0:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:10

8:00 山頂直下
8:10 笠ヶ岳冬季小屋

7日目

• 山行: 8:15
• 休憩: 0:25
• 合計: 8:40

8:20 笠ヶ岳冬季小屋
10:20 10:25 抜戸岳
11:40 12:00 抜戸岳南尾根乗越
16:00 林道出合
17:00 新穂高温泉

天候

12/23~12/26；曇・晴時々雪、12/27；昼から吹雪、12/28；快晴、12/29：曇後晴

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

（往路）12/22；上野駅21:49発 夜行急行能登--5:50富山駅5:55--6:42猪谷駅7:00--7:32神岡駅（現在は廃駅）、タクシーで林道を尾根取付きへ
（帰路）新穂高温泉からタクシーで神岡駅へ、富山駅に出て夜行電車で帰路.

写真

12/23; 林道から尾根へ；雪がない！

ラッセルのはずが、猛烈な藪漕ぎが続く.

12/24；南西尾根に出てもまだ藪

ようやく雪山らしくなる.

遥かなる笠ヶ岳（右奥）

自分たちのトレースのみ

笠ヶ岳（正面）とジャンクションピーク（左端）

12/29；テントから笠ヶ岳山頂、前日の吹雪・ホワイトアウトが噓のような快晴。

100mほど下の冬季小屋へ逃げ込んで休養日.

槍・穂高を背景に小屋の前で

小屋の夕暮れ

12/27；林道出合に下山

感想

mi_no

1979年、大学2年の時の年末冬合宿の過去レコです。当時のガリ版刷りの活動報告書は文字が薄れていましたが、下記はそこからの概略抜粋。
笠ヶ岳南西尾根は、笠谷と下佐谷に挟まれて南西にのびる長大な尾根でで、当時は他に記録は見つからなかった。11月に2名が偵察山行を行い、雪深いラッセルを覚悟していた（自分たちのトレースを描くのが憧れだった）のだが...　この年末は例年になく雪が少なかったようで、ジャンクションピーク手前までは、ラッセルよりも雪の藪漕ぎに終始した。笠ヶ岳山頂アタック日は、途中から吹雪となり、山頂では視界が10m以下のホワイトアウト、やむを得ず山頂直下で吹雪の幕営。翌朝快晴で、テントから顔を出すと100mほど下に目指す冬季小屋が見え、小屋に駆け込んで休養日。目の前の滝谷・穂高連峰の絶景を満喫し、翌日、抜戸岳から笠新道を下山した。