新龍アルプス〜大倉山 山上の池めぐり
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- GPS
- 03:58
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 824m
- 下り
- 821m
コースタイム
天候 | 晴れ。3月中旬の陽気で汗ばむくらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コースの大半が近畿自然歩道として、道標等整備されています。 ・新池〜大倉山付近は菖蒲谷森林公園の一部として丸太階段等あり ・菖蒲谷森林公園内の遊歩道にはMTBのトラック跡がありました。MTBも走っていると思われるので注意してください。 ・大倉山から井関三神社への下山途中に猟銃らしき音を聞きました。「有害動物駆除中」との看板もありました。目立つ服装が必要だと思います。 ・新池手前から大倉山までスズメバチ注意 |
写真
感想
来る3月9日の六甲全山縦走大会に向けて、一緒に参加する職場の同僚と「新龍アルプス〜大倉山」を歩いてきました。
新龍アルプスは南端の的場山(394m)から祇園嶽までの縦走路ですが、今回は亀山(458m)まで行って西に折れ、亀ノ池、大成池を経由して、兵庫県たつの市最高峰の大倉山(520m)をめざします。
龍野神社から野見宿禰神社までは公園内の完全な遊歩道。野見宿禰神社では珍しい「女性名の玉垣」や「力士名の玉垣」(野見宿禰は相撲の神様です)を見学しつつ、神社本殿裏の登山口から的場山に取り付きます。時間的には30分程の登りなのですが、摩耶山の稲妻坂のような急坂で、ウォーミングアップが出来ていない体には応えます。登った日は2月1日なのですが、この日は3月中旬の陽気ということで、来ていた服を次々と脱ぎ、最後は長袖Tシャツ1枚となって汗をかきつつ上りました。20分程歩くと傾斜は緩やかになり、林の中を快適にハイキング。前方にテレビアンテナが見えると的場山頂です。
的場山頂で昔お世話になった方と思いがけず会い(その方はお孫さんをベビーカーに乗せ、舗装路を上がってきたそうです)、しばし歓談。出勤前に毎朝的場山に登られているそうで、先ほどまで汗だくで登っていた我が身を振り返りびっくりしてしまいました。
そこからは亀山までは延々とアップダウン。決して高山ではありませんが、アップダウンの繰り返しが足に効いて、六甲全山に向けたいい感じのトレーニングになります。東側はたつの市新宮町の街並み、西側は揖西町中垣内の展望が開け歩いていて楽しいコースです。
スタートから1時間半で新龍アルプス最高点の亀山に到着。しばらく歩くと分岐があり、左に折れると亀の形をした岩の「亀岩」、そこから5分ほどで亀ノ池に到着します。ここで昼食休憩とします。
ここからは気持ちのいい尾根道を菖蒲谷森林公園まで歩きます。途中、新池、大成池という2つの池を通過するのですが、いずれも「よくこんな山の上にため池が造れたなあ」と思うような大きなため池。しかも水を満々とたたえています。途中には「水争い遺称地」の案内板もありましたが、昔の人にとって、大変な労力をはらって山上にため池を造ることをためらわないほど、水というのは大切なものだということを実感させられました。
大成池の西端に至ると大倉山への登山道が始まります。おそらく菖蒲谷森林公園の中に入っているのでしょうか、登山道も整備されていますが、路面にMTBのタイヤ跡が見られました。この辺りではMTBの大会も開催されると聞いています。いきなりMTBとぶつからないよう、我々も注意が必要です。
大成池から大倉池までは結構きつい坂道を上がりました。地図でみると大成池から1km程の間に標高差100mを登ります。最後にきつい坂を登って展望台到着。望遠鏡のような「サウンドスコープ」があります。事前にネットで情報を集めていたときは「やっほー」を叫ぶためのものかと思ってましたが、使い方の絵を見ると周囲の音を聞くためのもののようです。展望台からは御津町や相生市の山並みが一望できます。そしてその向こうには瀬戸内海。しばらく景色を楽しんで再出発します。
大倉山は展望台があるピークと、本当の最高峰のピークが「双子」のように並んでいる山です。最高峰ピークに行くために一旦下るのですが、この道はシダに覆われて歩くのに難渋しました。基本的には階段で整備された遊歩道なので道には迷いませんでしたが、5分ほどシダを払いつつ進みます。シダ林を過ぎてしばらくすると、「西の峠池」への分岐。帰路に通る道になります。大倉山頂へは分岐を直進し3分ほど歩くと大倉山頂。本日の行程の最高地点ですが、大きな岩がゴロゴロあるだけで展望はよくありません。とりあえずたつの市最高峰に来たということで写真撮影し、来た道を引き返します。
先ほどの分岐を左に折れると道は本格的な下り坂に。途中桜(?)の植林しているところを過ぎ、谷沿いに下ると「赤とんぼを鳴らせる鐘」に着きます。10個の番号がついた鐘があり、掲示されている赤とんぼの楽譜の中の番号の順番に鐘をたたけば、「赤とんぼ」の音楽になるというもの。同行者がたたいてましたが結構大きな音がします。
西の峠池付近で整備された公園に入るのですが、ここから揖西町中垣内集落をめざし再度山中に入ります。鉄塔がある場所までは快適な下り坂なのですが、そこを過ぎるとあとは急坂!滑らないように慎重に下り、獣よけのゲートが見えたら中垣内集落到着です。2箇所の獣よけゲートを通過して14時に車デポ地点到着。駐車場から辺りを見回すと、今日歩いてきた稜線をぐるっと眺めることができます。歩行距離は12km、累積標高は1,100m。充実した山行でした。
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