第119回定例山行 湯河原・幕山の梅園
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- GPS
- 04:11
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 623m
- 下り
- 452m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
城山ハイキングコースには一部通行止めの表示がありますが、実際には迂回路があるので登山者は通行できます |
その他周辺情報 | 下山後の入力はホテル城山(割引券で¥1,250) |
写真
感想
山行計画書を前夜見ていて、あら、別チームで去年歩いたコースとは違って、幕山には登らず城山を回るんだと気づき、城山ハイキングコースって整備されていて普段靴でも行けるのか、やっぱ登山靴の方がいいのか知ろうとネットで見たら、湯河原温泉観光協会も町役場も、2021年7月3日の大雨による土砂崩れの影響で立ち入り禁止(通行止め)。通れるようになったらここでお知らせします、と書いていて。翌朝リーダーに連絡したら「行ってみてダメなら温泉入って飲んで帰りましょ」のような返事が来て、それもいいなと、ザックの両脇に突っ込んでいたストックを外したのに、行ったら実はちゃんと通れましたとさ、というお話。城山からの海が広くてとても良かったです。前日3回目ワクチンを打ってもらったばかりでしたが、「にのみや」のおいしい肴で日本酒がクイクイいけて、うれしい山行でした。
この時期には、幕山公園の梅林を訪れます。白梅、紅梅が見事です。春を感じますね。
今年は、湯河原駅から城山、しとどの窟(いわや)を経由して、幕山公園に行きました。湯河原駅からは住宅街をひたすら登りつめ、山道に入ると城山山頂です。観光協会のホームページなどには、「道が崩落していて通行止め」「通行禁止」というような主旨の案内がありますが、問題なく安全に通過できます。う回路とされている山道も実はう回路どころか、踏み跡のある歩きやすい登山道です。仲間が観光協会の事務所に問い合わせたところ、声高に「行くなら自己責任で」と注意されたそうです。ですが、それは正確な情報ではありませんでした。ちゃんと歩けるし、危険でもなんでもありませんでした。
しとどの窟は、石橋山の合戦で敗走した源頼朝が身を隠したと言われている場所です。今から1000年も前の出来事ですので、実際にこの岩屋に隠れたかどうかは誰にも分りません。が、武士の世を切り開いた武将をしのぶよすがにはなります。驚いたことに地味な史跡に大勢の見学者の方が来ておられました。登山者だけでなく、一般の方もおられたので、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響なのでしょう。前回訪問した時に我々しかいなかったことを考えますと、隔世の感があります。
しとどの窟から幕山公園に向かう山道は、片側が切り立った細い道を歩くことになります。やや危険な場所もあるので、慎重に歩きました。こちらの方がよっぽど危険ですが、通行止めにはなっていません。
幕山公園の梅は、見事なものでした。七分咲だそうですが、見ごたえは十分でした。梅を観ながら、仲間とビールとワインで乾杯しました。みな健康で一年を過ごし、来年も訪問したいですね。湯河原駅までの臨時バスがたくさん出ており、とても便利です。
お風呂は、湯河原駅前の「ホテル城山」で入浴しました。駅前の観光協会の案内所で割引券が入手できます。反省会は居酒屋「にのみや」にて。安くておいしいお店ですが、予約は必須です。予約していないと入店できません。
幕山の梅見登山は3回目の参加です。良くツアーやハイキングコースの南郷山〜幕山ではなく、今回は湯河原駅から城山に登るというので参加を楽しみにしていました。当日は快晴で、美しい海、山、梅を見ることが出来ました。企画のYさん、Oリーダーに感謝。
さらに楽しかったのは、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で先週放送で見たばかりの「ししどの岩屋」を訪れることが出来たこと。中村獅童演じるの梶原景時が頼朝を助けるシーンは現地をほぼ忠実に再現していることが分かりました。
登った城山は、土肥実平の居城跡で、山の麓では城願寺も訪れることが出来ました。
湯河原の山に登るのは初めてです。梅の名所は幕山ですが、今日は登りません。駅から歩いて、城山ハイキングコースを進みます。アスファルトの道は傾斜もきつく、在宅勤務で鈍った足にこたえました。山道に入り、何回かアップダウンの後、ほどなく山頂に到着しました。土肥城址の石碑が建つ山頂は広場になっていて、多くのハイカーが休憩を楽しんでいます。海側に開けた展望が素晴らしい。湘南の海の先へ続く三浦半島、その奥に房総半島も眺める絶景です。大河ドラマで放送されている、源頼朝が渡った海路です。
下山中には、その頼朝が隠れたとされる「しとどの窟」に立ち寄りました。思ったより広いことに驚きましたが、ぽかぽか陽気にもかかわらず、つららが残っているのにはもっと驚きました。こんな湿った寒い場所に、よく隠れたものですね。
そのまま幕山のふもとの梅林へ下山。山行の疲れは駅前のホテルの温泉でリフレッシュしました。企画してくださったY元会長、O会長、そして同行の皆さま、どうもありがとうございました!
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