富良野西岳・布部岳【十線川林道から】

2014年02月02日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,249m
• 下り: 1,240m

コースタイム

06:35林道入り口発 - 06:50再度林道入口発 - 11:30富良野西岳 - 13:00布部岳 - 14:55林道入り口着

天候

薄曇り時々晴れ間 / 最後は雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

十線川沿いの除雪最終地点に駐車可

コース状況／危険箇所等

林道の橋は崩壊していた。
スノーブリッジが小さくて帰りに踏み抜きそうになった。
もう少し早い時期だと川を渡れないかも。

写真

朝焼けに染まる富良野西岳

標高950m辺りから見えた富良野西岳

後ろを振り返ると下界も良く見えた

富良野西岳稜線から見る布部岳方向

富良野西岳の稜線
山頂まではもうスグ

富良野西岳山頂
風が強くて寒かった

樹氷のモンスター

正面に布部岳

布部岳がずいぶん近づいた

後ろにはさっき登った富良野西岳

布部岳稜線
行けそうで行けない…

布部岳稜線から見る富良野西岳

布部岳を下から見上げる
この直後からガスが掛かって雪も降ってきた

感想

あおフクロウ

富良野の山部にある十線川林道から富良野西岳・布部岳へ行ってみた。

十線川沿いの除雪最終地点からスタート。目の前の林道へ入っていく。しかし少し進むといきなり砂防ダムに行く手を阻まれてしまった。どうやら道を間違ったみたい。
一旦スタート地点まで戻って今度は正しい林道の方へ入っていく。林道に入ると朝焼けに染まる富良野西岳の稜線が正面に見えた。感動。

標高450m地点から林道を離れて右の沢へ取り付く。途中3箇所ぐらい砂防ダムがあったが登るのに問題はなかった。富良野西岳の山頂直下までずっと沢地形を登って行く感じで分かりやすいルートだった。それにしてもこの日はラッセルが深くてかなりキツい登りとなった。途中辛くて泣きそうだった。

富良野西岳の東側斜面に取り付く。東側斜面は地形図では結構急に感じたが実際登ってみるとそうでもなかった。今回は滑らなかったけど滑るのにも楽しそうな斜面に感じた。

山頂稜線はクラスト気味だったのでスキーをデポしてツボ足で登る。しかしハイマツのトラップでズボズボ埋まるし吹き溜まりでは腰ぐらいまで埋まってしまうしで進むのにめっちゃ難儀した。スキーを履いて登ればよかったと後悔した。それに稜線は風が強くてめっちゃ寒かった。

何とか富良野西岳山頂に到着。稜線を300mぐらい進むのに30分も掛かってしまった。寒いので写真を数枚だけ写したら速攻でスキーデポ地点まで戻る。帰りも吹き溜まりのラッセルに難儀した。

スキーデポ地点から再びスキーを履いて次に布部岳方向へ進んでいく。ここは山頂稜線から少し下がっただけなのにさっきまでの強風が信じられないぐらい穏やかだった。

出来るだけ標高を下げないようトラバースしながら進む。ラッセルも浅くて楽チンだった。途中モンスター樹氷の風景や正面に見える布部岳の真っ白な姿に感動した。

布部岳山頂直下の急斜面はシールが良くきいてすんなり登ることが出来た。山頂稜線は東側の雪庇が大きいうえにデコボコが酷くてスキーで進むのは厳しかった。仕方が無いので西側の斜面を進もうと頑張ったがヤブが酷くて進めなかった。じゃあということでスキーを脱いでツボ足で行こうとしたがハイマツトラップに胸まで埋まってしまい脱出するのに超難儀した。

という訳で、ピークはもう少し先だったが稜線の途中を自分の中で山頂とした。シールは付けたまま安全地帯まで急いで滑り降りる。

地形図を見ると布部岳からは登り返し無しで十線川林道まで戻れそうだった。でも途中の地形がどうなっているか分からなかったので安全のため登ってきたルートまで戻ることにした。トラバースしながら登りルート近くまで戻る。

登りルート近くまで戻ったらシールを外して滑り出す。密度の濃い重めの雪で滑りはそんなに楽しめなかった。ただダラダラと滑るだけだった。最後の林道は殆ど登り返しも無くて楽に滑って戻れた。

布部岳の山頂までは行けなかったけど、そこそこ天気も良く満足度たっぷりな山歩きを楽しむことが出来た。