記録ID: 4059635
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アルパインクライミング
日光・那須・筑波
ウメコバ沢 中央岩峰正面凹角ルート
2022年03月05日(土) [日帰り]
yama_pound
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:26
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,339m
- 下り
- 1,328m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:26
6:54
86分
銅親水公園駐車場
8:20
8:20
18分
ウメコバ沢出合
8:38
8:57
9分
中央岩峰基部
9:06
9:06
279分
正面凹角ルート登攀開始時刻
13:45
13:45
34分
正面凹角ルート登攀終了時刻
14:19
14:38
13分
中央岩峰基部
14:51
14:56
84分
ウメコバ沢出合
16:20
銅親水公園駐車場
・登攀中のGPSログデータがかなり乱れてます。
天候 | 晴れ→夕方は雲り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▶ルート状況(2022年3/5現在のものです。) ◆アプローチ ・銅親水公園駐車場から松木川沿いの林道を上流へと歩いていき、林道から松木川の河原に下りてウメコバ沢出合まで歩きます。 ・ウメコバ沢F1とF2は左岸から巻きました。フィックスロープを使ってゴボウで登りました。 ・F2上からしばらく歩くと右手に中央岩峰が見えてきます。 ◆ウメコバ沢 中央岩峰正面凹角ルート(3級 10a)(ルートグレードは参考にした最新のトポ図からで、あとは個人的な感想です。) 全体的に ・今回は雪が無くてドライコンディションでした。 ・立っているところはホールド掴めないところ多々あるのでフッキングを中心に登りますが、傾斜が緩んだところはフッキングより手登りの方が安定するので手登りで登ります。また灌木はつかめるので積極的に掴みます。(草付は凍ってなかったです・・) ・立っているところのスタンスは細かいです。 ・基本、残置支点は無いのでカムやナッツ、灌木等で中間支点を取っていきます。 ・動く岩も多々あるので(特にガバは)テイスティングはしっかりとしてください。 1P目(逆層の凹角〜左のフェース 45m 后檗法淵蝓璽鼻 ・前回フォローで登ったので今回はリードさせてもらいました。 ・フッキング中心に登りますが灌木を掴んだりもして登りました。スタンスは細かいです。 ・残置支点は無くてオールナチプロ。 ・ロープスケルは40m ・終了点は残置スリングのかかっているRCCボルト、リングボルト、ハンガーの3つ。 2P目(凹角右のフェース 25m 后法淵蝓璽鼻 ・前回もリードで登りましたが今回もリードさせてもらいました。前回は出だしでA0しましたが今回はフリーで登れました。(このピッチ以後、つるべで登攀しました。) ・凹角右のフェースのクラックラインを登りますが、出だしで右へ行くのがバランシーです。 ・このピッチもフッキング中心に登りますがハンドジャム1個所、掴めそうな岩や灌木を掴んだりもして登りました。スタンスは細かいです。 ・残置支点は出だしに残置支点(ハーケンが2つあって良い方を選んで使用)があるだけで他はナチプロ。 ・ロープスケルはトポ通り25m ・終了点は残置スリングのかかっているハンガー3つとリングボルト1つ。 3P目(凹角 40m 5.10a)(フォロー) ・立った凹角を登って傾斜の緩んだ階段状を登り凹角を登ります。 ・出だしの立った凹角はフッキング中心に登りますが左面はスラブなので更に細かいです。スタンスも同様に更に細かいです。掴める灌木はほぼありません。 ・中間部は傾斜が緩んだ階段状と言っても棚に上がるのにマントルを返したりするので気が抜けません。 ・最後の凹角も普通に難しいです(笑) ・残置支点は中間にハンガーが2つあるが他はナチプロ。 ・ロープスケルはトポ通り40m ・終了点は多くの残置支点と残置スリングがあるところ。(前回終了点としたところからもう少し登ったところの右側にあるもの。) 4P目(浅い凹角 30m +)(リード) ・3P目終了点から見た左の凹角を登ります。出だしの凹角に入るところはスタンスが無くて難しいです。(ここが核心) ・凹角を抜けると雪の残るバンドに出ます。そこから後半の凹角は凹角右の階段状を登りました。 ・他のピッチに比べたら残置支点はあるほうでした。 ・ロープスケルは40m ・終了点はハンガー2つ。 5P目(凹角〜緩傾斜帯 40m +)(フォロー) ・傾斜の落ちた凹角を登っていき凹角の抜け口を登ると緩傾斜帯になります。 ・凹角抜け口は左はスラブでつるつる、右も微妙な感じで、スタンスが良い感じではありません。凹角内に溝にフッキングを決めて高度を上げますが精神的に厳しいです。(ここが核心) ・残置支点は無くてオールナチプロ。 ・ロープスケルはトポ通り40m ・終了点は緩傾斜帯の適当なクラックにカム2本で構築。 6P目(緩傾斜帯 70m)(リード) ・6P目終了点から左に見える垂壁を登り階段状の緩傾斜帯を登ってフィックスロープが見えたところで適当に終了しました。(頭までは登りませんでした。) ・特に問題なく登れます。(垂壁の左に回り込んでルンゼを詰めても登れるみたいですがガレてて悪いらしいです。) ・残置支点は無くてオールナチプロ。 ・ロープスケルは40m(頭までは登りませんでした。) ・終了点は適当なクラックにカム3本で構築。 ◆下降 ・終了点から左下に伸びるフィックスロープが見えるので、左手(ウメコバ沢の上流方面)にトラバースしてからそのフィックスロープをたどって下りていく。しばらく下りてからフィックスロープを使って1ピッチ懸垂下降をするとガレたルンゼに出る。そこからは落石に気を付けながら下っていく。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
アイスアックス×2
アイゼン
アルパイン用クイックドロー×8
カム×1セット(♯0.4〜3.0)
ナッツ&ハーケン×適宜
捨て縄
その他登攀装備1式
|
---|---|
共同装備 |
50mダブルロープ×2
小サイズのカム×1セット
ファーストエイドキット
|
感想
今回はつい先日敗退したウメコバ沢中央岩峰正面凹角ルートをSさんと登ってきました。FBでの正面凹角ルート敗退の記録のコメントのやり取りでSさんに「今度案内してください。」とコメントしたら早速案内してくれました(笑)
Climbing‼
ヾ響
・前回あった雪も解けてなくなっていて難易度は落ちてましたが程よい緊張感で楽しく登れました。
・1〜2P目はリードで登らせてもらいました。前回も登っているので落ち着いて登れたと思います。難しい3P目はSさんリードで登ってもらいました。Sさんの3P目の登りは流石でした!!このピッチも前回登っているしフォローなので問題なく登れました。その後はつるべで登りました。4P目出だしの凹角に入るところはスタンスが無くて戸惑いましたが右上のクラックにアックスをフッキングできたので登れました。5P目の凹角抜け口も難しかったです。
・アックスの刃先が10mmもフッキングできるところがあれば幸せですね。5mmでもバッチリ決まるところでは嬉しく感じましたよ(笑)
・今回初めてSさんと2人で登りましたが(過去3人では1度あり)安心感がハンパなかったです!!また何処か厳しいところを登れたらいいなー
反省
・特にありません。
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