燕岳(宮城ゲート〜スキー登山)
- GPS
- 10:56
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 3,087m
- 下り
- 3,048m
コースタイム
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 10:53
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料で結構たくさん停められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆宮城ゲート〜中房温泉 ・中房温泉まで除雪が入っているものの、中途半端に凍結した雪が残っている。 ・最初はドライな道が続くが徐々に除雪後の凍結箇所が増えてくる。 ・ということで前半6km、力水まではMTB利用。 ・後半も雪切れが激しいのでスキーは使わずすべて徒歩でこなした。 ◆中房温泉〜合戦小屋 ・最初だけドライな登山道あるきなので担ぐ。 ・意外なことにトレースが残っていた。 ・すぐにつながるので登山道は半分無視で歩きやすいところを適当に登る。 ・とはいえ、少し藪っぽいし両側は急斜面なので基本は尾根筋から。 ◆合戦小屋〜燕山荘 ・森林限界を超えるので歩きやすくなる。 ・逆に風を受けやすくなるので防寒対策は必要。 ・最後の急登はアイゼンを使いたくなるかもしれないがクトー+スキーでこなした。 ・燕山荘は営業していないが冬季小屋は使えそう。 ◆燕山荘〜燕岳(往復) ・相変わらず雪は風で飛ばされているので燕山荘にスキーをデポしてツボ足で往復する。 ・山頂直下だけ固い雪の斜面になっているのでアイゼン着用。 ◆スキー滑走 ・燕山荘から尾根から外れ過ぎないように滑りやすいところを滑走。 ・3月らしい重たいシャバ雪で滑りやすいコンディションではなかった。モナカよりマシだけど。 ・中房温泉からチャリデポまでは滑れそうなところだけ滑った。 ◆その他 ・下山時に除雪作業をしていたので注意が必要。 |
写真
感想
久しぶりに全国的に天気が良い週末となった。
さあどこへ行くか?選択肢が多すぎるのも困りものだが、この時期まで小屋がやっていなくて、おかげで人が少ない燕岳に行くことにした。
冬の燕岳は5年ぶり。前回は2月だったがやはり貸し切りで贅沢な経験をさせてもらった。
いつも通り仕事を終えたら中房温泉方面に直行。石川から4時間ほどかかるが3時スタートなら4時間は寝られる。
現地に到着すると車は自分の1台だけ。皆さんこれから来るのかな?
2時半に起床して準備をしたら出発。
林道の雪もほとんどないだろうと踏んでチャリを積んできた。
これが正解。除雪も入っていたので前半6kmはほとんど雪がなかった。
さすがにカチカチに踏み固められた部分が増えてきたので力水のスノーシェッドのところにチャリデポ。
そこからできれば雪がつながって欲しかったが残念ならが嫌な感じで切れている・・これじゃスキーは履けない。
結局中房温泉までツボ足で歩く羽目になった。
全部きれいに除雪が入ってくれれば全区間でチャリが使えるし、逆に除雪が入っていなければスキーが使えるのに今回は終始中途半端だったのでイマイチだった。
中房温泉からは少しだけ夏道をツボで歩いてあとは燕山荘までシールハイクとなる。
前回2月に来た時はノートレースだったが今回はツボのトレースが割としっかりついていた。
とはいえスキーでは歩きづらいので適当に歩きやすいところを登っていく。
プチラッセルだったが多少はラッセルがあった方が楽しい。
今回はセンター102のファットで来たので足元も軽い、長さも156cmで取り回しも容易だ。
まさに北アルプス南部の雪が少ない山域で力を発揮する板だと思った。
やはり3月だけあって気温が高い。暑い。
雪を融かしながら水分を補給して歩く。だが合戦小屋を過ぎると森林限界を超えて一気に風が強くなってきた。
そうなると寒いのでバラクラバを着けて軽く防寒対策。寒暖差が大きいのもこの時期の特徴だ。
合戦小屋から燕山荘までの区間が一番良い。眺望も素晴らしいしスキーも楽しい。
上部は急だがクトーを着けて板で登り切った。
主稜線まで上がると北アルプスの大パノラマが待っている。
南から穂高、槍、水晶、赤牛、立山、剱が丸見え。
頚城の焼山や火打も良く見えていたが、残念ながら富士山や南アルプスは霞んで見えなかった。
燕岳まではいつものようにツボ足で往復。山頂直下だけアイゼンを着けて登頂した。
風は少しだけ・・・強風予報だったと思ったが、冬にしてはそよ風だった。
燕山荘に戻ったらスキーにモードチェンジ。
小屋裏からトラバースして合戦尾根へ・・・合戦小屋までの滑りは想像以上に楽しかった。
そこから下はシャバ雪で修業の滑りとなったが今日は最初からスキー登山と決めていたので楽しくなくていい。
登山を効率的に楽しむためにスキーを使っているだけだ。
スキーは楽しくなくても速い。燕山荘から50分ほどで中房温泉まで下山。
そこからは雪切れ区間だがスキーを使えるところは使いながら効率的に高度を落として、最後はチャリでダウンヒル。
凍結区間のチャリも慣れたようで割とスムーズに下山できた。
終わってみれば貸し切り登山。
土日とも晴れ予報ということでもっと登山者が来てもおかしくないと思ったが静かな山行を楽しむことができた。
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