黒部横断(立山駅から)



- GPS
- 28:15
- 距離
- 48.6km
- 登り
- 3,758m
- 下り
- 3,227m
コースタイム
- 山行
- 18:02
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 18:36
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は雪が多い |
その他周辺情報 | 信濃大町駅前『豚肉料理専門店 豚のさんぽ』 夜遅くまで営業。「黒部ダムカレー 」並1,040円 |
写真
感想
金曜日の夜、N畑さんの車を富山駅近くのコインPに停めて、A瀬の車で立山駅へ。N畑さんは1時間ほど、A瀬は2時間ほどしか寝てないが、頑張っていきましょう!
00:20 歩き始める。立山駅は雪がいっぱい。林道も雪がいっぱい。いつもはデブリが無い所で大きなデブリが出ていた。
天鳥トンネルの入口も雪で半分埋まっていて、入口の柵をスキーシールで越える事ができ、出口はかろうじて人が通過できるスペースが空いていた。スゴイ雪だわ。
この先は逆に、いつもデブリがある所がキレイな雪面が続き大変に歩きやすい。いつもは大デブリの湯川谷の大堰堤もツル斜面なのにはビックリした。
10:00頃、湯川谷の堰堤群を越えている時に、なんと向こうから滑り下りてくる単独行者と擦れ違った!えっ?!コチラが一段高い所に居たため、単独行者はこちらには気付かず風のように過ぎ去っていった。(下山後に調べるとヤマレコに記録が上がっていたました。金土の行程でした。)
天気はよく、真っ白な山の奥底をゆっくりと歩いていく。
ここでA瀬の『肺が痛くなる持病』が出てバテ始める。(肺結核の後遺症でレントゲンで影に映る箇所が、冷たく乾いた空気を激しく呼吸する事で軽く炎症を起こすのだと考えている。マスクを付けて呼気を温めて湿らせる事で呼吸が楽になります。)
N畑さんに大きく遅れながら歩く。さらに眠気にも襲われてフラフラ。
「N畑さん、ちょっと眠らせて」とお願いをして15分ほど眠る。ふー、少し楽になりました。
ザラ峠の登りをジグを切って歩いていき、上部のシュカブラカチカチはクトーで登りあげる。
14:45 ザラ峠に到着。風が強いっ!さぁ、シールを剥いで行きましょう!
N畑さんはボードで中ノ谷をさっそうと滑っていく。A瀬はモナカ雪に板をとられ「細板でなくてファット板が欲しい〜」と泣きをいれながらヘロヘロになり下っていく。
谷の下で3人パーティーと擦れ違う。黒部は盛況ですね。挨拶をして、お互いに簡単に情報交換を行う。
滝は完全に埋まり、スキーの横滑りで簡単に抜ける。ほんと雪が多いですね。
そして黒部湖に到着です!ここが黒部湖の底ですよ!!
では、日が落ちる前に渡渉をしてしまいましょう。
黒部湖の渡渉は、ズボンは膝まくり+ネオプレーンソックス作戦。渡渉は2回あり、その都度脱ぎ履きが必要なのでビニール袋作戦の方が良かったかな?あと少し深い所で裾を濡らしてしまった。
対岸に渡った頃に日が落ち、近くでテントを張って潜り込む。
水が採れるのは助かります。簡単に食事を取って、早々に寝る。3シーズンシュラフは寒かったー。
5:10 起床(寝坊)、6:40 出発。
天気は曇り。上空の風も強い。うーん、思ったよりも天気が悪いかも。
針ノ木谷は雪が繋がってくれていて、スキー跡もあるので大変に歩きやすい。スキー板を脱ぐことなくドンドン歩いていける。
頑張って歩き、針ノ木峠の直下急登カリカリはクトーを装着し、12:40に強風の針ノ木峠に到着。
よし、あとは下るだけですね!
そして針ノ木雪渓はご褒美のパウダー!!
「これは頑張った甲斐がありましたね。」と2人でウキウキしながら広大・長大な斜面をドンドン下っていく。ひゃほぉう♪
下部の堰堤群は、スキートレースに導かれて滑り下る。はやいはやい。
14:30 除雪作業真っ最中の扇沢に到着。
ふー、疲れましたねー。やっとスキーブーツを脱ぐ事が出来ますわ。
タクシーを予約し、ズックに履き替え、日向山ゲートまで林道を歩き、16:20にゲート到着。
信濃大町駅でスキー板をゴミ袋とガムテで梱包。「これなら大丈夫でしょう。気持ちが大事ですよね」と2人で確認しあう(実際にお咎めはありませんでした。ホッ)。
電車時間まで少しあったので、駅前の『豚肉料理専門店 豚のさんぽ』で『黒部ダムカレー』を「今朝まで黒部ダムの底にいましたから感慨深いですねー」といただく。美味しかった〜。私は生ビールもいただいちゃいました!(1杯だけです)
あとは電車を乗り継ぎ、富山駅でN畑号に乗り、立山駅までA瀬号を回収に行く。
スプリットボードでの黒部横断の記録は、初ではないでしょうか?(もし他にいらしたらスミマセン。)
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