北ア・大日岳（周回アドベンチャー）

2022年03月16日(水) [日帰り]

• GPS: 11:17
• 距離: 27.0km
• 登り: 2,227m
• 下り: 2,215m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:24
• 休憩: 0:46
• 合計: 11:10

距離 27.0km 登り 2,228m 下り 2,229m

0:40 藤橋ゲート
3:18 3:21 文部省登山研修所冬季前進基地
5:14 前大日岳
6:48 6:49 早乙女岳
8:25 8:45 大日岳
9:38 10:00 牛ノ首
10:14 大日岳登山口
10:48 称名滝駐車場
11:50 藤橋ゲート

天候

曇りのち晴れ　山はカチンコチン

アクセス

利用交通機関：

自転車

コース状況／危険箇所等

＃コース沿い数多くの全層雪崩跡あり、ヤバそうな場所は日が射す前の気温に低い時間に通過しましょう。

＃称名滝道路除雪中、駐車場の3km手前まで進んでいた

写真

3/16 1:10

藤橋ゲートから2.2km、人津谷出合に到着

3/16 1:13

コーエーも到着

3/16 1:47

作業道を外れると小さな谷がいくつもある

3/16 3:37

登山研前進基地、積雪5m弱と多かった
ここから上部はカチンコチン

3/16 3:20

降雪後ならルート工作が必要だけどカチカチなのでフラットに登る

3/16 4:07

月明かりと街の明かりがホッとする

3/16 4:32

闇夜の行進

3/16 4:22

富山の夜景に癒やされた

3/16 5:47

弥陀ヶ原を背に

3/16 5:49

前大日を下った鞍部からはアイゼンでカチンコチンを進む

3/16 5:40

日の出も近い

3/16 5:59

ようやく白んできた

3/16 6:00

夜が明ける

3/16 6:02

鍬崎山を背に

3/16 6:19

大日岳　待ってなさい！

3/16 6:29

細尾根もカチンコチンでアイゼンで行くしかない

3/16 6:49

早乙女岳

3/16 6:47

モノトーンの世界

3/16 6:53

モノトーンの世界

3/16 6:57

雪庇が崩れている

3/16 7:00

大日岳の肩から朝日が登る

3/16 7:06

うーんマンダム！

3/16 6:49

剱岳を見ながら

3/16 7:23

僕らの後から今年卒業の阪大の大学生が猛追してきた、HPの読者でフレンドリーな若者だったので一緒に行くことにした

3/16 7:24

剣岳は黄砂で霞む

3/16 7:26

行くしかない

3/16 7:10

さあここからどうやっていくか
進退窮まったらどうしようもないのでアイゼンに換装

3/16 8:19

毛勝三山も見える

3/16 8:11

雪の状態を観察するため広くルートをとった

3/16 8:27

カチンコチンなので帰りの安全コースを探りながらピクろう

3/16 8:42

無事ピクって立山ドン

3/16 8:42

剱岳ドン

3/16 8:25

剱岳の存在感

3/16 8:47

カチカチなので安全に

3/16 9:04

カチンコチンでも安全なコースと言うことで遠回りになるがザクロ谷経由で牛首合流コースをチョイス

3/16 9:10

このコースは斜度は緩くて風の影響は受けにくいので固めだがカチンコチンではなかった

3/16 8:54

ところによりエッジが抜けることもあったが概ね快適

3/16 9:10

広くてゆるい快適な谷

3/16 9:11

快適に落ちて行く

3/16 9:18

ここまで来ればもう大丈夫だ

3/16 9:19

どこまでもスベスベ

3/16 9:19

気持ちいい谷

3/16 9:21

春スキー

3/16 9:22

3/16 9:37

広いザクロ谷

3/16 9:37

鍬崎を眼下に

3/16 9:40

どこまでも快適かと思いきや

3/16 9:41

この辺りから全層雪崩のオンパレード

3/16 9:42

今日はまだ時間が早くて大丈夫だろう

3/16 9:27

気温が高い時や降雪後は絶対に通りたくない危ないところ

3/16 9:49

大穴をクリアー

3/16 9:51

どでかい滝をクリアー

7/31 4:39

無雪期はこんな感じの滝です

3/16 9:38

牛首までの登り返し

3/16 9:39

ここまで大穴、滝はあったが谷割れなどなし

3/16 10:01

牛首下まで滑ってツボで登り返し

3/16 10:09

ズボズボでやんした

3/16 10:15

牛首から称名へダウン

3/16 10:16

デブリだらけ

3/16 10:01

3/16 10:10

デブリのトラバース

3/16 10:27

全層雪崩オンパレード

3/16 10:28

あっちでも

3/16 10:38

こっちでも

3/16 10:42

まともな場所はなし
若者来ないので随分待って探しに戻ろうとしたら片板担いでやってきた。デブリに突っ込んで板を折ったらしい、折れたままスベリンシャイ

3/16 10:53

悪城の壁も雪崩祭り

3/16 11:03

除雪最終から林道をテクテク

3/16 11:45

全層雪崩だらけでようこそではなかった

3/16 11:44

自転車デポ地点からは快走
※デポは雪の上に除雪車の邪魔にならないようにしました

3/16 12:06

無事アドベンチャー終了、若者生きててよかったネ

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

Canon EOS Kiss X8i Canon

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

ILCE-7M3 SONY

OPPO Reno3 A OPPO

感想

YSHR

今日は水曜ビッグディ、コーエーどこへ行く？
そろそろ大日岳で劔を見に行こう。
深夜1時前に藤橋ゲートを出て久しぶりのチャリンチャリン、人津谷林道も雪崩が怖いので深夜に行くしかない。雪は多くて谷のブリッジ豊富、1300mの登山研前進基地は積雪5m弱だった。

富山の夜景に癒やされながら前大日へ、ここから下って鞍部へ、早乙女までの細尾根はカチンコチンでアイゼンしか選択肢はない。
早乙女手前で白んできて大日ドン、後続の大学生が単独で猛追してきた。
追い付いて僕たちとわかってたようで感じの良い若者だったのでこの先危険なので一緒に行くことにした。

さて今日は先日の雨と風でカチカチ山であった。登りも下りも転けたら谷底までボブスレー、かなりやばい日だ。帰りのコースはどうする。登りで雪をあちこち確かめながら安全なコースを探る。コーエーも若者もビビりまくり、大丈夫任して下さい。

山頂からの正面ルンゼもピストンもカチンコチン危険過ぎる。なら遠回りだがザクロ谷なら風の影響も受けにくくて斜度も緩いので安全と見た。無事大日をピクっていざザクロ谷へ

予想通り固いが凍ってはいなかった。これなら行けると安堵した。ただ下部で全層雪崩や大穴、大滝などアドベンチャー満載であったが無事牛首下に着いてちょいと登り返して後は称名道路へ下るだけ。

しかし甘くはなかった。こっちはもっと険悪な全層オンパレードであった。若者デブリで板を折り大きく遅れたが最後は皆仲良くゴール、本当にお疲れさまでした。

カチカチ山はルート取りが全て自信がなければ決して無理はしない、転けたら終わりです。

route581

晴れ予報の水曜友の会、行き先は大日岳と決まった。
大日岳は一昨年は人津谷から登ったがドカ雪降雪直後でルンゼは危険となりピストン、昨年は称名から登り、周回予定がホワイトアウトによりピストンと計画通りには行動出来ていない。
今年は雪も多く、天気も安定しているので人津谷から登頂し雑穀谷を滑っての周回計画となり楽しみにしていた。しかし前日の雨でカチカチ山だろう。上は雪だったら…と淡い期待をもって登る。

出だしからカチカチで林道でうっかりストックを落としコロコロ転がって下まで取りに行くという失態も犯し、前進基地手前の急斜面では滑落しそうになった。
気温は高く、春スキーとナメてかかっていたが、今日は気を引き締めて挑まないとかなり危険な山の状態だ。

前大日岳を過ぎて細尾根区間はアイゼンで進む。今日の状態では一度滑り出したら止まらないので転倒など絶対にしてはいけない。早乙女岳でもカチカチだった。前日の立山弥陀ヶ原のライブカメラの画像が雨かミゾレで濡れていたのでやはり2400mくらいでも雨だったのか…など考えながら進んだ。

2180m地点でこの先で進退窮まったらどうしようもなくなるので安全第一にアイゼンに換装。当初の計画のルンゼを観察しにいったが、薄く新雪はあるもののガチガチがすぐ横にあったり、幅が狭いので急斜面では危険ということで却下。ここで昨年の予定であった山頂から南西にのびる谷を滑ることとなった。ここは斜度も緩く、日当りもいいので雪は幾分緩んでいるので滑りやすいという判断だった。

出だしはカチカチだったが次第にエッジもかかるようになり段々快適に滑ることが出来た。しかし牛首に1700mあたりからはアドベンチャーな香りがプンプンしてきてなかなか痺れる滑走となった。

牛首を登り返してもデブリ祭りで安全にこなして無事にレストランまで来た。途中で出会った青年をしばらく待っていて、様子を見に戻ろうかと思っていたら姿が見えたので安堵した。

あとは林道を除雪最終まで滑り、自転車デポ地点まで歩き、最後は自転車で無事帰還。状況判断の難しい時でいろいろ勉強になる山行だった。

コメント

clifflee

YSHR様
いつも楽しみにしております。
素晴らしい景色ですが、それにしても凄まじい雪崩ですね。
白山でも市ノ瀬までの県道も凄いことになっているのでしょうか。

YSHR

今シーズンドカ雪後の初めての本格的な雨でしたからね。どこの山でも全層雪崩出まくりだと思います。
まだまだ不安定な雪は多いので気温の高い日に山に行く際は慎重な対応を求められると思います。
白山でも別当出合で大きな雪崩が起きています。

100G

いつも素晴らしい写真を楽しみに拝見させていただいてます。
ザクロ谷が埋まっている写真は初めて見ました。
貴重な写真ありがとうございます<(_ _)>

YSHR

100Gさん
一度滑っていますので今年は多分大丈夫と思っていました。それでも夏は険悪な谷ですね。
夏に撮影したどでかい滝の写真を載せてます。比較していただければ幸いです。