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Yamareco

記録ID: 4086200
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
六甲・摩耶・有馬

奥高座の滝から荒地山

2022年03月16日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:05
距離
8.9km
登り
602m
下り
632m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:05
休憩
1:34
合計
5:39
距離 8.9km 登り 640m 下り 638m
8:25
8
8:59
9:14
29
9:50
9:59
9
10:12
10:14
3
10:57
11:22
2
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37
12:07
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23
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12:37
8
12:45
43
13:28
29
13:57
14:03
1
14:04
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
阪急電車芦屋川駅
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた道。岩は転落注意
その他周辺情報 市街部に多数
奥高座の滝(左股)
2022年03月16日 09:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 9:50
奥高座の滝(左股)
右股
2022年03月16日 09:50撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 9:50
右股
岩棚を登るasakinu
kinuasaも岩棚を登る
2022年03月16日 09:57撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 9:57
kinuasaも岩棚を登る
2022年03月16日 09:57撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 9:57
2022年03月16日 09:58撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 9:58
2022年03月16日 09:58撮影 by  iPhone XR, Apple
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3/16 9:58
続くトラバース
2022年03月16日 10:00撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 10:00
続くトラバース
キャッスルウオールの向こうに瀬戸内海
2022年03月16日 10:05撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 10:05
キャッスルウオールの向こうに瀬戸内海
ブラックフェース
3
ブラックフェース
ブラックフェースの左端を登る
2022年03月16日 10:29撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 10:29
ブラックフェースの左端を登る
ブラックフェースを去る
2022年03月16日 10:34撮影 by  iPhone XR, Apple
1
3/16 10:34
ブラックフェースを去る
烏帽子岩と思っていたが、これは立烏帽子らしい。
2022年03月16日 10:56撮影 by  iPhone XR, Apple
1
3/16 10:56
烏帽子岩と思っていたが、これは立烏帽子らしい。
サンデーモーニングから瀬戸内海
2022年03月16日 11:01撮影 by  iPhone XR, Apple
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3/16 11:01
サンデーモーニングから瀬戸内海
荒地山山頂
2022年03月16日 11:30撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 11:30
荒地山山頂
五差路に登場した標識
2022年03月16日 11:58撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 11:58
五差路に登場した標識
横池
2022年03月16日 12:09撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 12:09
横池
薬大尾根からの眺望
2022年03月16日 12:56撮影 by  iPhone XR, Apple
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3/16 12:56
薬大尾根からの眺望
菫咲く
2022年03月16日 13:18撮影 by  iPhone XR, Apple
3/16 13:18
菫咲く
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ ヘルメット

感想

六甲最高峰への登路として最も一般的なのが、阪急芦屋川駅からロックガーデンを経て行くルートだ。いつも大賑わいで、登山者が列をなして登ってゆく。この「密」を敬遠して、我々はなかなか足が向かない。芦屋川駅からはしばし高級住宅街の中の車道をえっちらおっちら登って行き、滝見茶屋に至ってようやく実質上の登山口となる。茶屋の前に落ちているのが高座の滝だ。こちらは六甲登山口のシンボル的存在となっているが、さらに上流に奥高座の滝と呼ばれるものがあるという。どんな滝だろうか。一度、訪ねたいと思いつつ先延ばしにして今日になった。一つはコロナが一向に終息せず、上記の「密」状態を解決できない点がネックだ。第二に、ちょっとした岩登りがあるようなのだが、かじかんだ指で登るのはやだなー、少し暖かくなってからがいいなー、という思い。そして第三に、この冬は大雪となって滅多にない雪遊びのチャンス。これを逃すまいと県北を目指したため、自然とこちらは後回しになったというわけである。この「行かぬ3条件」がここに来て解消された。まず、年度末の年休強制消化令が出たため、平日に休暇を取って週末の大混雑をかわすことが可能になった。そして気温が5月並みに急上昇して、かじかみ問題も解決。さらには、この気温上昇で県北の雪が融けてグジョグジョになってしまったため、雪遊びへの情熱が一気に低下した、という次第だ。そして今日は、一日中快晴に恵まれるだろう。ということで、いざ奥高座の滝へ出陣だ。
期待通りの青空の下、登山者もまばらな(それでも結構来ている)坂道を滝見茶屋に向かう。渇水期の今、高座の滝の水量も情けないほど少なく、見栄えがしない。六甲へのメインルートを少しの間たどると、奥高座の滝・キャッスルウオール方面への分岐を示す道標の立つ地点に出る。ここは堰堤の上で、我々は高座谷の河原に降り、よく踏まれた道を上流へと向かう。左岸についている道は間も無く川床を離れてトラバースしながら上へ上へとあがって行く。尾根まで連れていかれたんじゃ、かなわんな、と警戒するが、上流には大きな堰堤がちらりと見えるので、あれを高巻くに違いないと言い聞かせて、道なりに進む。実際、堰堤を高巻いて道は川床に下っていた。キャッスルウオールへの分岐を過ぎるあたりから、右上方に大きな岩場が見えてくる。左右に並び立つ岩場の左側のものが、キャッスルウオールだろう。さらに上流へと進んで行く。
奥高座の滝は、目前に唐突に現れる。進行方向の左、中央、右、三方が岩の壁になっており、水流があるのは主に左俣で、これが本流だろう。右俣はわずかに濡れる程度の水しかない。この二つに挟まれた部分がもう一つの岩棚で、こいつは乾いている。左の本流の下段は問題なく登れそうだが、上部を窺い知ることができない。右俣は渇水状態なので大して湿っておらず、これも登れそうではある。一番簡単そうなのが中央の岩棚で、それに取り付く。なお、中央の岩棚と右俣にはかつてロープがついていたらしいが、今は一切ない。岩棚は頃合いのスタンスに恵まれ、ルート採りに悩むこともなく淡々と登って行ける。まっすぐに登るとその上で岩の割れ目を右にトラバースし、難なく滝の落ち口レベルに到達する。
そのわずかに上流側から右に小道がついている。キャッスルウオールが見えるかも、と思い少し入ってみると、高みから海側に視界が開け、すぐ横にキャッスルウオールの岩盤が鋭く立ち上がっていた。小道はその先降り加減で、これを進むとすぐにキャッスルウオールの基部である。一人のクライマーが登攀準備をしており、その傍らで男女6人くらいのパーティーが賑やかに見物しているのだった。
我々は踵を返して沢を上流方向へ向かう。すぐにもう一本、右に入る小道がある。これを入るとキャッスルウオールの側面にでた。再び上流へと歩を進め、次の右へ伸びる小道を入る。するとここにはブラックフェースという岩盤があった。魚の鱗のような「割れ目」がその全体を覆っている。一通り眺め回して再び先の道に戻り、上へと登って行く。次の右への側路を入ると、ブラックフェースの中程に出た。岩の頂部を見上げると、しっかりしたスタンスが豊富にあり、つい、登って行ってしまう。どんどん登れる。Kinuasaがhesitateしているがencourageして登って行く。岩の頂部が目前に迫り、ルートも見えてこれは抜けられるぞ、と気分は前のめりになる。これまでブラックフェースの左端を登って来たが、ここで右手の岩の出っ張りに足を置き、そのまま一段左上のスタンスに乗る必要があるが、短身のkinuasaには少々辛そうだ。無理はせず、今日はここまでとしよう。再度、元の道に復帰し、上に向かう。右手に立烏帽子(烏帽子岩と思っていたが違うようだ)を見ると、すぐに岩梯子からくるメインルートに合流した。サンデーモーニングと呼ばれる大岩に立てば、眼下に瀬戸内海と神戸の街並みが一望される。山手に目をむければ六甲主脈の山並みが青空に映える。この岩の上で昼食。ここを住まいとする例の猫、今日はお出ましにならなかった。
清々しい気分で食事を終え、荒地山山頂へと平坦な道を進む。山頂をするりと超えて、乗越から水小屋経由で横池に出る。ここからショートカットルートで魚屋道に一旦出たのち、未踏の薬大尾根を目指す。途中、ルートを外して(!)ロスするが、復帰して薬大尾根を下ると、ここは巡視路。終始見事な眺望を楽しみながら、一足早い初夏の山歩きを満喫したのだった。

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