足柄山地、洒水の滝〜鷹落場〜矢倉岳

2014年03月08日(土) [日帰り]

• GPS: 07:49
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,133m
• 下り: 1,131m

コースタイム

08:00 洒水の滝駐車場
09:35 畑沢分岐付近
09:55 鳥手山 山頂
10:52 鷹落場 山頂
11:32 山伏平
11:58 矢倉岳 山頂 12:42
12:58 山伏平
13:46 浜居場城跡
14:23 野鳥の森分岐点
15:48 洒水の滝駐車場

天候

晴れ時々くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

洒水の滝駐車場（無料、トイレあり）

コース状況／危険箇所等

標高500mを超えると、雪が残っています。多いところで、膝くらいまで（ただし当日は雪がしまっていてほとんどもぐりませんでした）。
近野山近辺の植林地では、間伐作業中。
危険箇所はなし。ただ、野鳥の森分岐点から滝脇林道、洒水の滝までは、何箇所か崩壊地あり、また、以前からの通行止めと大雪の影響もあってか、倒木などにより道がふさがれ、特に洒水の滝に下る竹林の林道は激ヤブ道に変わりつつあります。
滝沢川左岸尾根は、地図には道表示なし、道標なしですが、かなりはっきりした踏み跡もあるし、階段もあり、分かりやすい（畑沢分岐付近はちょっと怪しい）。

写真

3/9 1:17

東名大井松田出口より、足柄山地と富士山。

3/9 9:50

山北の田舎の風景。

3/9 9:49

梅がきれい。

小さな祠がありました。

近野山周辺では間伐作業中。チェーンソーの音が暴走族みたいです。

近野山手前のきれいな植林地。

プレハブ小屋で、林道は終わり。近野山の北麓のトラバース道と、山頂に向かう道？が分かれていました。

3/9 9:55

トラバース道。段々あやしくなってくる。

3/9 9:56

途中、丹沢の塔ノ岳から蛭ヶ岳がきれいに見えました。

崩壊か所。

3/9 9:57

富士山がきれい。

畑沢分岐のそばの看板。

鳥手山に向かう尾根を登る。

登りきった稜線上に立派な樹が。

鳥手山山頂。「とでやま」と読むみたいです。

鷹落場の登り、鳥手山を振り返って。

鷹落場の等高線がつまったところ、何と階段がありました。右斜めに登っていっています。

登りきって飛び出た鷹落場北東の稜線上鞍部。この写真の左を、階段の道が続いています。

ルートから鷹落場頂上に分かれるところ。

鷹落場頂上。北側の眺めが結構良いです。

3/9 10:22

鷹落場頂上から。右から、蛭ヶ岳の稜線、同角、檜洞丸。

3/9 10:22

鷹落場頂上から。右から、低いところが犬越路、大室山、加入道山、畦が丸。丹沢湖も見える。

鷹落場頂上から、矢倉岳。こっちからだとなだらかです。

3/9 10:10

鷹落場と矢倉岳の間、アブラチャンの林。

標識の裏側の尾根から、山伏平に出た。

3/9 1:39

矢倉岳頂上直下から、西丹沢の山々。右から大界木山、中央菰釣山、大きな御正体山。

3/9 10:23

矢倉岳頂上のやぐらがなくなってる！？　富士山は雲に隠れてしまいました。

3/9 10:24

矢倉岳頂上から、金時山と、真っ白い大涌谷。

山伏平から、21世紀の森に向かいます。

お昼を過ぎて、まれに雪を踏み抜くけど、ほぼ沈まずさくさく気持ちよく歩けます。

沢の合流地点。小さな沢を渡渉。

浜居場城跡前の、西側トラバース道と城跡に登る道の分岐点。

浜居場城跡。

21世紀の森セントラル広場に到着。

560地点のそばにある展望台から今日歩いてきた稜線。右から、木に隠れた近野山、左・鳥手山。

3/9 10:33

展望台から。右・鳥手山、中央奥・鷹落場、左・矢倉岳。写ってないけど、薄く富士山も見える。

野鳥の森分岐。ここから左に入るけど、この先は通行止めの表示あり。

滝脇林道に下る道、崩壊地。結構大きく崩壊してた。

トラバース道。こんな感じで倒れた木で道がふさがれた箇所多数。

洒水の滝にジグザグに下る林道に出る。ここから竹林の中を左に行きますが…

荒れ放題。

これはひどい…

苦労の末、やっと広い道に。洒水の滝が遠く見える。午前中は陽のあたってる山を歩いていったわけです。

到着。今さら遅い。もう通行してきちゃったよ(^_^;

なるほど、通行止めになってますねw

感想

kamoto

標高500メートル以上は結構雪がありましたが、堅くしまっていて、さくさく気持ちよく歩けました。お昼過ぎると、ちょっとやわくなってきて、まれに踏み抜きました。
矢倉岳の登山道以外では、他に登山者には出会いませんでした。

洒水の滝駐車場に車を停めて（ちなみに「酒」ではなく「洒」（シャ）ですからねw　自分もちょっと前まで「酒」と思っていました…）、脇にみかんやなつみかんの沢山なった田舎道を歩きました。鉄塔、祠を過ぎて、急斜面の林道をジグザグに登ります。途中、軽トラの林業関係の方に、この先間伐作業中であると教えてもらいました。
近野山手前のプレハブ小屋で林道は終了。北麓をトラバースして、畑沢への道を進みます。途中、丹沢方面の眺めがいいところ、崩壊地（工事済）あり。近野山を越えると、富士山がきれいな場所あり。
人のトレースはなく、動物の足跡しかないので、畑沢への道と鳥手山への尾根の分岐はよく分かりませんでしたが、何となく尾根に乗りました。
鳥手山の山頂は眺めなし。
いったん下って鷹落場の登り。等高線のつまった箇所は、急傾斜のよじ登りを覚悟していたら、何と階段が！（この辺りからいつの間にか数日前の一人分くらいの踏み跡あり）階段の半分から全部、雪に埋まっていたものの、右側に斜めに急傾斜を登っていくので、思ったより楽でした。
登りきると、鷹落場と北東の770のなだらかな小ピークの鞍部に出ました。分岐には赤テープあり。
鷹落場の山頂は、思ったよりも眺めがよく、特に丹沢方面が一望のもとに眺められました。
そこからは右下に石採場を見下ろしつつ、アブラチャンの林を通って、大した上下なく山伏平の登山道にたどり着きます。
矢倉岳の登りは結構雪が残っていましたが、まだ雪がしまっていて、さくさく登れました。頂上には雪はありませんでしたが、櫓がなくなっていてびっくり。

山伏平から21世紀の森までは、特に問題なし。沢を渡渉するあたりは、とてもきれいな森でした。
野鳥の森から、通行止めになっていた滝脇林道の道に。途中の崩壊地は、思ったより大きく崩壊していましたが、脇に踏み跡あり。
滝脇林道は、最初のうちは気持ちよい道でしたが、段々倒木で道がふさがれた箇所が増えてきました。途中、一箇所崩壊した地点もあり。倒木を越えるのがなかなかやっかいで、いらついてきます。
洒水の滝に降りる林道と合流すると、竹林の中の道になりますが、ここからはさらにひどい状態。あちこち大きな竹が折れて道をふさぎ、もはやヤブ道というよりも、激ヤブ状態。もともと通行止めで荒れていたのが、大雪でさらに荒れたのか、倒れたばかりの木も多く、「通る意思があればまあ何とか通れないことはない」という感じです。ヤブが大好きという人以外には勧めません(^_^;
現在、21世紀の森と洒水の滝が完全に分断された状態です。21世紀の森は結構車が停まっていて人出もあったようですが、洒水の滝は閑散とした感じで、山北の一番の観光スポットなはずなのに。。。早く復興するとよいですね。

コメント

aosan

参考になります
地蔵堂や足柄峠から矢倉岳を歩きますが、この北側のコースもなかなか魅力的ですね
周囲の景色も興味深いので、丹沢のヤマビル発生時期に行ってみたいなと思いました。
ありがとうございます。

peb02110

Re: 参考になります
コメントありがとうございます！
今までこのあたりは、足柄峠から気軽な感じでしか行ったことがなかったですが、今回初めて矢倉岳以外の足柄の山に行ってみて、箱根とも丹沢ともちょっと違う感じがなかなかいいですね。この有名なふたつの山々に囲まれて、ちょっと損をしてる感じもします。