思いもかけずフクジョソウ 鍋尻山
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- GPS
- 04:34
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 751m
- 下り
- 747m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ここ何年か温めていた「リョウシ尾根周辺のフクジュソウ群落」を見ようと思い立ったものの、調査不足のせいで五僧峠からのアクセス道で雪により車がスタック、そこから脱出するのに何と5時間も掛かってしまった。
汗や雪で濡れた服などを乾かしながら昼食を食べていると、早々と帰って来た登山者曰く「鍋尻山に素晴らしいクリンソウ(?)群落が有った」との事。
時間も何とか間に合いそうなので、その登山者から簡単な情報を確認して、ここに車を置いて鍋尻山に向かう事に決める。
暫く進むと林道は、崩落土混じりの雪で埋(うず)められており、車どころか人が通るのも厄介な道になり、そんな道(?)をずっと進む。
林道の通行止め標識が置かれている所を過ぎて暫くすると、廃家屋がチラホラ見える保月地区に入る。この山裾の日当たりの良い斜面に黄色い花々が見えて来るが、それがクリンソウでは無くフクジュソウの群落だとここまで来てやっと分かる。
保月地区のお寺で梵鐘を一突きさせて頂いてから、鍋尻山の登山口から登山道をひと登りすると、9合目辺りにフクジュソウの見事な群落が広がっていて感激ひとしお。
鍋尻山頂上で記念の撮影をして、ここまで来ればと(次回リョウシ尾根に挑戦する時の下見を兼ねて)更にこの山を越えて周回する事にした。
急な斜面の山道を一気に下って、権現谷に沿う林道に降り立ってみると、この辺りが本来目指していた権現谷登山口で、
どうやら、アクセス道が間違っていた事に漸く合点する事が出来た。
この林道は地図上では繋がって周回しているが、実態は崩落と残雪で通行止めになっている。
権現谷に沿う林道は、両岸が激しく切り立った崖で、時に小石が落ちて来る音が聞こえて来て、歩いていても緊張感が漂う。
残雪や岩・崩落土の混ざり合った物が覆う林道を通り抜けて、どうにか17時過ぎに周回して戻る事が出来た望外のフクジュソウ山行になった。
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