「3.11追悼」蕃山・萱ヶ崎山雪中徘徊
- GPS
- 07:51
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 441m
- 下り
- 437m
コースタイム
9:50沢渡渉後尾根道へ
11:20萱ヶ崎山山頂
11:30皆伐地へ
11:45仙台幹線51号鉄塔
~皆伐地徘徊と昼食~
12:50仙台幹線52号鉄塔
~尾根探索~
13:30メインコースに出て大梅寺方向へ
14:05蕃山開山堂で黙祷
14:27西風蕃山山頂
14:46百年森を過ぎた林の中で黙祷
14:50帰路ルートの林道へ
15:10予定外の尾根を下り
15:20沢沿いのルートに出
16:00錦が丘5丁目到着
天候 | 晴れ時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所などはありませんが、途中立ち寄った皆伐地と52号鉄塔からの尾根筋は、登山道ではありませんので、ご注意! |
写真
感想
[ヤマレコ・サーバーメンテにあたって、消失したとおもわれますので再記入します]
3.11大震災の丸三年目を迎え、蕃山に登って追悼しようと考えました。
積雪でふさがれていた錦が丘5丁目の空き地の前のスペースに駐車させて頂き、団地南奥に続く林道から歩き始めました。
まだ、氷点下で、雪が固く締まっていましたので、沈み込みも少なく、快適でした。
幾つかの尾根裾を沢沿いに回り込む形の林道の終点は、沢に落ちています。
ここは、平板な岩盤底で、2~3センチの水深ですので、長靴だったら、気持ち良く歩けます。
しばらく沢の中の歩きを愉しんだあと、反対側に渡渉して、尾根に取り付く杣道を進みます。
日当たりの良い南側斜面では、すっかり雪が融けて地肌が表出しているところもありますが、その裏側では深い積雪のままです。
仙台幹線47号鉄塔へのアプローチは南面ですので、早春の趣きですが、その向こうは手付かずの雪面が落ちているという具合で、幾つかの小ピークを越えるたびごとに早春と真冬の風情が繰り返される、この時期ならではの愉しさがあります。
やがて、萱ヶ崎山の50号鉄塔の直下に到着しましたが、この頃になると、雪雲が来襲して、吹雪いてきました。
…なので、山頂からの蔵王方面のマウンテンビューは残念!
百年森方面へ向かうなか、前回、途中で引き返した皆伐地へ、逆方向からアプローチすることを思い立ち、林の中を下りました。
小さな沢沿いに開発のブル道が走っていたので、これを横断して、眼前の斜面を攀じ登ると、意外にあっさり目的ポイントに到達。
積雪が減って様相が変わっていましたので、そのまま51号鉄塔まで進みました。
ここは、皆伐地に囲まれていたので、昼食を摂りながら、皆伐地を徘徊。
想像以上に大規模な開発で、これが蕃山のすぐ裏で進んでいることが信じ難い思いでした。
憮然とした気分で、51号鉄塔まで戻り、電力巡視路(の名残り?)沿いに52号鉄塔へ。
気分なおしに、ここから茂庭方面へ延びている支尾根を歩いてみました。
途中で引き返しましたが、地図と対照してみると、松倉の林道あたりに繋がりそうで、次回以降の愉しみとしました。
電力巡視路を53号鉄塔まで歩き、メインコースに出て、開山堂に向かいました。
三月十一日の蕃山開山堂は静かで、ゆっくり太平洋を撮影できましたが、何枚撮っても、手ぶれが出てしまいます。
靄のせいかとも思いましたが、特別な日のせいだと諦め、数枚を選び、追悼と復興を祈念して黙祷。
帰路は西風蕃山から百年森のコースを歩きましたが、途中の林の中で2時46分を迎え、立ち止まって1分間の黙祷を捧げました。
帰りは萱ヶ崎山に寄らず、枝道から錦が丘5丁目に向かうルートをとりましたが、ここは完全なノートレースで、そのせいか、誤って途中の支尾根のひとつを下ってしまいました。
時間が無かったので、そのまま少々の藪漕ぎをして、沢筋のルートに出ました。
朝、固く締まっていた雪面が、日差しで緩んで、ズブズブ状態になっていて、最後にきて予想外の難渋に見舞われました。
追悼と銘打って、結局は自分の好きな山歩きをしただけという少々後ろめたい一日でありました。
コメント
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ayashi8139さん、はじめまして。蕃山シリーズ、いつも興味深く拝見させて頂いております。凄くタメになります。
先日白滝不動方面に下りたのですが、錦ヶ丘の宅地造成が凄まじく、ビックリしました。大梅寺登山口に書いてあった、折立団地開発の際に蕃山の名水が途絶えたというエピソードを思い出し、震災復興の観点からも、この流れは止めにくいのかなぁ、とも思いました。
いずれは是非、西側の白沢五山方面ともつないで頂けると幸いです(ヽ゜ω゜)ノ
はじめまして、ayashi8139 と申します。
当記録にコメント頂き、有り難うございました。
まさか「M検定」元締めのderakkumaさんから、直々のコメントを頂けるなどと思いもよりませんでした。
大変、光栄です!
昨秋の貴山行記録「…イーグルス縦走」を読ませて頂いて仰天し、まさに「天狗の如し!」と感嘆して以来、遥か彼方と注目させて頂いておりました。
しかし、天狗などと古臭い形容よりは、時速40キロ、行動範囲100平方キロといわれるクマにちなんだ貴ネーミングのほうが確かにシャレていますし、失礼ながら自分の中ではデラックマさんと認識させて頂いておりました。
対しまして当方は、カメの如くノロノロと大地のしわの上を這い回っているだけで、ヤマレコの一隅を汚している申し訳ない輩ですので、とても同好の人間とは申せませんが、貴プロフィール中に有りました「山の中での濃い時間」についての共感は確かでありますので、今後もよろしく!と厚かましくもお願い致します。
蕃山に関しましては、地元の大切な遺産が、裏側から崩されていくのではないか?!という強迫観念めいた妄想を勝手に抱いて徘徊しておりますが、蟷螂の斧の如く無力な行動ですので、着目して頂いて、おおいに励まされた次第です。
有難うございました!
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