新潟焼山 大谷を標高1720mまで滑走
- GPS
- 11:28
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,815m
- 下り
- 1,938m
コースタイム
- 山行
- 10:54
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 12:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | chubb178,nao__1208,KeisukeTClimb…笹倉温泉入浴done その他二人…日帰り入浴時刻overで入浴不可 イオンタウン糸魚川の みそ膳で舌鼓を打った |
写真
装備
個人装備 |
薄手フリース上着
モンベルストームクルーザー上
モンベルパウダートラックサーマパンツ
モンベルジオライン薄手タイツ
厚手靴下
未脱脂毛糸手袋
モンベル3フィンガーミトンオーバー手袋
3mm厚ネオプレーン手袋
モンベルジオラインバラクラバ
ソフトブーツ
スプリットボード
35lザック
ビーコン
エキスパートジャパンレッドパッド
柄付鋸
ゾンデ
コンパス
呼子笛
ヘッドライト
中華アクションカメラと予備電池
ファーストエイドキット
ガムテ
テンションストラップ
針金
結束バンド
スマホ
腕時計
タオル
ウィペットx2
スプリット用工具
百均ブラシ
シール
シール用ワックス
イージースキンセーバー
スプリットボード用クランポン
アイゼン
ハイドレーションの水1.5l
モンベル魔法瓶の白湯0.5l
ペットボトルお茶計1l弱
ネオソフトレーズンパン
塩分チャージ
ミルクキャラメル
テープスリング2本
カラビナx2
ダウン長袖
ダウン膝丈ズボン
予備靴下
メット
グラサン
ゴーグル
ナイフ
自撮棒
コムレケアもどき
汗取りヘッドバンド
ロンペ
温度計
ワークマン腕カバー
|
---|---|
共同装備 |
8mm13m
ツェルト
|
備考 | nao__1208に貸すために わざわざ西チベの妻に頼んで宅急便コンパクトで東京の単身赴任宅まで送ってもらった雪崩ビーコンを持参するのを忘れた。気づいた時は かなりショックやった。持ち物チェックリストに入れ忘れてたというのもミスやし、東京に届いた時に持っていくボストンバッグか何かに入れときゃよかったのに、スノボ用具を入れてるプラケースに直してしもてた。 |
感想
●写真と動画
後日追加するかも。紀行文も後日 修正追記するかも。
●ヤマップ
※後日追加するかも。
●経緯
このchubb178さんが「鳥海山南面 滝の小屋泊で行こ」っちゅうんで それに乗った。俺のほうで適当に声かけたら3人一緒に行ってくれることになった。一週間前だったか台風一号の影響もあり、土曜の天気はビミョウで これ鳥海山まで行く価値あるかなぁ、土日ガリガリ?みたいになってきて、他、蓮華温泉や巻機山の山中一泊や日帰り案もあったが、結局、この新潟焼山(焼山北面)に行くことになった。これもchubb178さん案。
●出発まで
大阪京都出発班2名1台、ほぼ神奈川県出発班3名1台。イオンタウン糸魚川で集合。俺は神奈川班。出発直前バタバタしてしもて色々忘れたり見つからなかったり。神奈川出発組の車内トークの印象に残るキーワードとしては、以下の通り。
・…やんけ、われー。
・河内のオッサンの唄。
・八ヶ岳
・甲斐駒
・佇まいが猿の惑星に出演してた風な道端の中年女性 at 佐野坂近辺
相模原愛川IC→中央道→長野道→安曇野IC→国道→糸魚川、というルートで神奈川班が半時間ほど先に到着。大阪京都班は京都東?南?ICで進行方向を間違えて折り返してたらしい。お疲れ様でした。
前夜泊宴会の食材こーて、休業中の焼山温泉Pに向かう。途中、明日のぼる予定の焼山などがでっかく見えてテンションだだ上がり。で、Pで自称チゲ鍋などを囲んで宴会。俺はテント、寝袋を車に積み忘れてしまい、結局、しばらくエンジンかけて暖房つけて車内で寝てた。結論としては、宴会中、缶ビールと糸魚川産の純米酒も呑んだ後、紙パックの焼酎をストレートで呑み過ぎた。
朝起きて、出発までの間に、皆、一人一人がソロの植村直己のつもりで各自 ここまでと思うところまで登って そこから滑ろう、ということを話した。
●山行メモ
1.笹倉温泉→標高770m
3人と荷物を融雪終了点最高点で降ろし、2人は笹倉温泉Pに2台おいて、駐車場から歩いた。
快晴で視界もよく、いい日になることが予想された。雪はガリガリ。
林道を少しショートカットしたりもしたが、林間はボコボコ。
その内、カチカチの片斜面トラバース区間が出てきて、chubb178さんとかnaoちゃんとかはうまいことトラバってったが、俺は無理で、シートラアイゼンにしてトラバった区間があった。Yuuuripさんはだいぶ遅れてて、これ以降は無線で時々連絡をとりあった。林道の九十九折れ区間が終わると、トラバースが時々あるとはいえ、割板シールでもだいぶ登り易くなった。
2.標高770m→標高1220m
とにかく広くて、どこを歩いたら一番楽なのか迷う。chubb178さんがだいぶ先行していた。naoちゃんとツノちゃんも大体、俺よりは先行してた。俺は まだ酒が残ってたのか、登りのペースは上がらなかった。それでも、火打、焼山、高松などが見えてきて、テンションは上がってきた。
3.標高1220m→標高2050m
この頃から ようやく酒が抜けてきたように思う。chubb178さん、naoちゃん、ツノちゃんにも追い付いた。
さて、どこを滑るか。俺的には3つの選択肢があった。とりあえず、ピーク目指して登ってって14:00になったらピークまでいってなくてもドロップ、約2時間で駐車場まで下山できるやろう、と考え、chubb178さん、naoちゃん、ツノちゃんにも その旨を伝えていた。
選択肢A…登りルートピストン。リスク低め。但し、先行者の滑走痕で既にギタギタ。
選択肢B…中央ルンゼ。スキーヤーズレフトに点発生雪崩跡を横切るが雪が繋がるとこがあり、下まで板つけたまま降りてこれそうに見えてた。一部、斜度がきつそうやったが、上部はエエ雪の可能性大。
選択肢C…地獄谷滑走。リスク高め。どうやって帰りのルートに復帰するかが課題。地形図記載の標高1720mで谷を横切る夏道を発見できれば、そんなに藪漕ぎしなくても帰りルートに復帰できるだろうと考えた。それより下まで行くと雪割れで渡渉だったり色々大変になるだろうと予想した。
標高1850mあたりで左足が妙にグラつくな、と思って、止まって見ると、割板のツーリングブラケットの全部で3本で板に固定してるネジの内2本が無くなっていた。後ろの雪面を見てもネジは見つからない。ゲゲ、、、と思い、止まって、板を外し、右足の3本の内から1本を左足側に移して対処し、ついでに全てのネジを増し締めした。山行前には必ず増し締めせなあかんなと。怠ってましたワタクシ。で、この最中に、ザックからジップロックに入れてたロンペがシューーーっと滑り落ちていった。
chubb178さんは中央ルンゼに近い斜面を滑ろうとしてるようやった。それに、もう一人、先行のスキーヤーがこの辺りを滑ってたので、この時点で俺的には選択肢Bは消えた。やっぱり真っ平な雪面すべりたいやんっ?
標高2000mあたりでnaoちゃんが「足が痛いし、ここからドロップする」宣言。で、標高2050mの、他の人らがツボ足アイゼンに切り替えてるところでツノちゃんも「ここからドロップする」宣言。ちょうど そこで先行者2名がスキーをデポしてツボ足アイゼンで登り始めるところやった。ここから斜度がきつくなり、薄いモシャモシャを横切るので俺も そこでシートラアイゼンに切り替えた。
4.標高2050m→標高2300m
数グループ数名のスキーヤーが丁度おりてくるところやって、スキーヤートリガで たくさんのアンモナイトを俺の登りルートに落としてきた。ボーダーも一人いたかな。アンモナイトを見て、雪の不安定性が気にはなったが、せっかくやからと登り続行してしもた。
標高2150m前後で斜度の切り替わりがあり、そこからはそんなに急ではなくなった。雪も腐ってない雪があり、少しズボるとこもあったが、割合でゆうと硬い雪面のほうが多く、アイゼンの前爪を蹴り込んで登った。一瞬、シールで登ることも考えたが、雪面は硬いし、あと少しやし、ということでシートラで登り続けた。一部、枝がいっぱい出てるモシャモシャ面があり、これは下りは板を外したほうがいいかもなと思っていた。
14:00にドロップしようと思うと、少なくとも15分前には準備を開始しないと間に合わないわけだが、ちょっとキリが悪いというか、あと少しで南面の眺めがよさそうなとこまで行けそうやんってことで14:00まで登った。が、結局、南面が見渡せるところまでは行けず、ちょっともう時間オーバーやな、ってことで、標高2300mの岩が露出してて、準備しててもモノが落ちていきくにくいであろう場所を見つけてそこをドロップ地点とした。
準備中、俺のドロップ地点の、南西あたりからソロ山スキーヤーが滑降してきた。やっぱり雪面硬そうやなぁ。小さいターンをしながら、一回一回とまって降りてはった。
ハイドレーションの水が切れたので、まだペットボトルのお茶は500cc以上のこってたが、ハイドレーションの袋に綺麗な雪を詰めて、持参したお湯でとかして追加の飲み水にした。これは下山中、冷えててチベたくて美味しかったw
5.標高2300mドロップ→標高1720m夏道露出地点
さて、ドロップ。ターンできるといえば出来るが、結構 尻もちついてた。硬い雪面の上に乗った溶けてきつつある新雪が板を横に向けるとザザーっと落ちていく。チョッカリで行けば そうはならんかもやけど、スピード出過ぎてコントロールできなくなるとアレなんで、結局、気持ちいいターンは出来ないまま、斜度の切り替わり地点まで降りてきた。途中の少しモシャモシャの区間はスキーヤーズレフト側からよけて、滑って降りれた。
選択肢Aのピストンで降りるなら 早々にスキーヤーズライト側に寄って、薄いモシャモシャを越えて、アイゼン装着した地点に戻る必要があるわけだが、そっちは雪面すでにボコボコ。
時間的に ちょっとかかることが予想されたが選択肢Cに決定。
こっからは どーーーーっと滑っていったが、やっぱり新雪が安定しないので あまり気持ちよくはなかった。し、点発生湿雪雪崩size1.5を俺トリガーで起こしてしまった。まぁ下に人は皆無やったわけやけども。
で、まだ夏道横切り地点よりは上だったので、これ以上すべるか、トラバースするか登り返すなどして藪を横切って、登路に戻るか、考えたが、ここから下はデブリや落石があるとはいえ、避けれる程度やし、斜度が緩くなるし、夏道から復帰したほうが楽やろうという予想で、もう少し滑降した。で、高度計みながら ここが夏道かなぁと思う場所まで降りてきたが、テープも何もないし違うかもなぁ、でも夏道さがして通り過ぎてしもたら余計に大変やしなぁ、、、ときょろきょろしてると、もう少し下の右岸側に夏道っぽい地形が見え、細切れになったようなピンクテープっぽいものも見えたので、そこまで滑りおりた。そこでシートラツボ足でトラバって30秒くらいの藪漕ぎの後、夏道復帰。やったね、俺!
6.標高1720m夏道露出地点→アマナ平
雪が溶けて露出した夏道を20mほど歩き、その後は真っ白な雪面。ノートラックですわー、お客さーーーん。そっから滑ってもよかったが、登路までは二つほど沢状を横切らないといけないので、そのままツボ足シートラで150mほどトラバってからボードモードにして滑降開始。きもちよかったなぁ。ヘルメットカメラは下向きになりすぎてて、足元ばかり映ってた、が、これはこれでええわw
まぁとにかくココが一番きもちよく滑れた。途中 少しモシャモシャが出てるところで白人男女二人組がでっかいテントを設営中やって、一方的に英語で挨拶して、さらに滑り、板が止まるところまでいった。
7.アマナ平→笹倉温泉から少し上の雪切れ地点
アマナ平あたりは だいぶ歩いた。最初、板を片手にもって歩いてたが、長く続くので途中から板を犬の散歩みたいというかシュリンゲで引きずらせて歩いた。暑いのでストームクルーザーは脱いでた。
少しでも滑れそうなところはボードモードで滑ったので、頻繁に切り替えたが、ひきずってるやつを足につけたり、止まってから、外して引きずるだけで、ザックを降ろす必要はなかったので 時間ロスは比較的短かったと思う。
アマナ平を過ぎると、だいぶ滑れるとこもあって、あと、林道の九十九折のところは1〜2ヶ所 板を外して数十mずつ歩いたが、往きの苦労を思えば、屁でもなかった。
あっという間に雪の切れた橋のところまで降りて、そこは歩いて、また少し滑降して、Messengerでお迎えお願いしてたchubb178さんと数時間ぶりの再会w ハイタッチで終了。
●総括
少しリスク高めだったが、ノートラックの雪面を滑れたし、体調いまいちやったけど、だいぶ上まで行けたので、俺的には満点とする。皆様、長らく お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
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