1日3山房総遠征 その2 富山(とみさん) 歴史と文学に思いをはせ
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 448m
- 下り
- 435m
コースタイム
10:26 伏姫籠穴入口
10:32 伏姫籠穴
10:38 滝
11:14 里見八犬士終焉の地
11:19 富山北峰(おもち)
11:43 富山南峰
12:14 福満寺仁王門
12:21 市営無料駐車場
天候 | 晴れ 気温が上がってきており 北峰でTシャツを取り替えた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行きは、富山中学校横の道からアスファルトの道を登っていく。途中伏姫籠穴をピストンしてから急な階段道。しかも、2日前の雨の影響が残っており、滑りそうになることもあった。 帰りは、行きよりも楽な階段道。今思うと、行きを福満寺経由にして帰りを伏姫籠穴経由にした方が良いかもしれないが、滑りやすいのは伏姫籠穴経由だ。悩ましいところだ。 ただ、市営駐車場近くに「伏姫籠穴→」とかなり大きく書いてあるので、そちらを見てしまう人も多いだろう。でもいいのだ、わずかな差なのだから・・・。 伏姫籠穴入口近くに数台停めることができるが、ここから富山をピストンするんじゃ、この山の魅力の半分も味わえない。 |
写真
感想
朝一で、烏場山に登ってきたのだ。その足でここにやってきた。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-419075.html
本日2山目、富山である。読み方は「とみさん」、「とやま」でも「とみやま」でもない。ちなみに私のPCでは「とみさん」では一発変換してくれない・・・だから、打つ時は「とやま」で打っている。
館山里見藩の没落とその後を描いた滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」、江戸時代のベストセラーとなったばかりではなく、現代でも読まれていたり、さまざまなゲームや漫画のモチーフになっている。南総里見八犬伝の中では、最後にこの山が八犬士終焉の地として描かれており、歴史好き・文学好きの人から純粋なハイカーまでよく訪れる山となっている。房州三山の一つに数えられているらしい。
今回は、市営無料駐車場に車を停めさせていただいた。南房総市も粋な計らいである。そうでなければ、岩井駅から歩くか、岩井駅近くの有料駐車場(あるのか!?)に停めるかである。
市営駐車場近くは、梅が満開であり数枚写真に撮ることからこの山行は始まった。水仙、梅、ときて次は桜か・・・。季節の移ろいを感じさせてくれる。
行きの登山道はあまり面白くない、半分以上はアスファルト林道である。そして行きのメインはやはり、伏姫籠穴である。ここをぜひピストンしてほしいのである。伏せ姫が籠絡されていたという穴、今では伏姫を示す白い球と、八犬士の黒い球がある。
私は、滝の横で半袖になる。もう、暑い・・・。なお、この滝の名前はわからなかった。
ここからは、土の階段のコース、非常にきつい。すでに、烏場山で12kmを歩いている私である。ひざ程度の段差を繰り返し乗り越えていかなければならないのである。10歩休んではぁはぁ、30歩休んではぁはぁ、それでも足取りは軽い。
「登山は簡単だ、右足を出して左足を出すと、登れる!!」と言った友人がいるが、その足の出し方一つ一つに気を使うのだ、給水のタイミング、筋肉にたまる乳酸、心肺機能、汗の処理・・・実は脳みそのCPUは動きっぱなしなのである。
周りの登山者が「あそこだよ!!、あそこが登りの終点だ!!」というので、私も最後の力を振り絞って登る。少し平坦な道を歩くと「里見八犬士終焉の地」と書かれていた。そうか・・・ここで・・・・。
私はここが山頂と勘違いし三角点を探し始めるが当然、ない・・・。山頂はさらに登るのである。「また登りかよ!!」と三村調に言ってみるものの、登ることは間違いない、果たしてようやく北峰山頂に着く。
おもちを一個食べ。展望台へ。神奈川の様子がよく見える。丹沢、久里浜、武山・・・そして富士山。房総半島の北の方の視界も開けている。佐久間ダム、伊予が岳、そして鋸山・・・。私は決めた「13時までに下山できたら鋸山に行ってみようと。」東京湾フェリーも頑張っているようだがアクアラインができてからは不調で減便された。
ある程度みてから、いよいよ下山。福満寺方面である。同じ階段でもこちらの方が幅が広い。こちらを登りに使った方が良かったかもしれない。
駐車場について時間を見てみると、まだ13時前であった。さて、本日3山目に行くとするか・・・。
3山目、鋸山のレポートは以下の通りです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-419246.html
そういえば、2月3月で 「富山」「幕山」「富幕山」と似た名前の山に登っているなあ・・・。
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