鳥海山 中島台
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- GPS
- 08:48
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,808m
コースタイム
天候 | 晴れ&薄曇り。登りでは終始、吹き下ろしの向かい風が強くつらかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ使える。 スマホは電波なし。 東京から550km、遠すぎて日帰りの限界。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
スタートから1kmぐらいは雪がなく担ぎ。 全行程、ただひたすら登るのみ。 下り、950mを過ぎた辺り、鳥越川左岸を少し滑りすぎ気づいて戻る。そのまま、行ってしまうと、おそらくその先、川を渡れなくなる。なお、その辺りからは下はピンクテープがあり、それを目印に降りていけばよい。 下部の雪解けは今後さらに加速しそうで担ぐ区間が長くはなるがそれさえ厭わなければ上部はまだ雪は豊富で楽しめる。ただ、中間区間は縦溝が大きくなっており、そこの通過も少々修業系。 |
その他周辺情報 | 道の駅鳥海は食事がいろいろ楽しめるお気に入りの道の駅。 遅くなるので、行きたかったが温泉はなし。 |
写真
感想
祓川オープン前に鳥海山へ行くということで、関越経由でピックアップしてもらった。新潟からは高速のミッシングリンクがあるものの国道の流れは速く、3時過ぎに中島台へ到着して仮眠。朝は気温ひと桁で寒い。
歩き出すと鳥海山の裾野は平らでなかなか標高が上がらない。地形的には青木ヶ原の様で赤布とGPSがなければ迷いそうな森。幹の曲がりくねったブナが沢山あって、もののけ姫の雰囲気に似ている。ひとあせかいて森を抜けると広々とした千蛇谷。右手は稲倉岳の壁が近くて迫力あった。
それにしても風が強い。ありがちな西風ではなく、逆に千蛇谷からビュウビュウ吹き下ろしてくる。独立峰のせいで周り込むようだ。強い向かい風は消耗しやすく、みんな牛歩の様子。何度かリグループを繰り返し待機中はダウンを着込む。御室で休憩のあと正午に新山登頂。私は七高山は一度祓川から登ったものの、新山は始めてでどれが本ピークか分からなかった。一人だったらニセピークに登って登頂!と勘違いしてたと思う(笑
滑走は千蛇谷上部はフィルムクラストが育っていて快適だった。今回は黒固形(生塗りワックス)を試しに刷り込んでみたけど、効いたのか滑りが良い。縦溝が出てきて消化試合になるまで、お楽しみ区間は距離的には十分。斜度が緩んでからは小さな起伏が結構あり、スキーは漕いだりカニ出来るけどもボードは相当厳しい。kenさんホントお疲れ。滑れるところまで藪漕ぎスキーして、水たまりにハマったりして笑いつつ赤川橋手前で滑走ゴール。楽しい1日だった。
登山を始めたのは2015年7月の白馬岳登山から、その前は、大型バイクに乗って日本中を走り回るのが趣味だった。自分は日本中のバイク向きの山岳道路を走ることが好きで、鳥海ブルーラインにも8年前、走りに行った。その際、鉾立展望台で5月なのになぜか、スキーをはいたまま、斜面を登っていく、変わった人たちを多数目にした。なぜ、こんなことをしているのか理解できなかったことを覚えている。そんな変人に、オートバイ乗りから登山に趣味を変えた自分が仲間入りして、その鳥海山に来るとは人生、何があるかわからない。
鳥海山は、この時期、たくさんの記録がのる超人気の山スキー向けの山である。上るなら道路が開通し大挙して人が押し寄せる前がいい。山スキーでは日帰り最長となる、往復1100kmの運転で中島台へひた走る。人気の山なので駐車場はいっぱいかと思ったが、まったく大したことはなかった。
さて、下調べではそんなに急登はなくひたすら長いルートらしい。たしかに長い。駐車場からすでに山体、山頂は見えており、登っても進んでも全然近づかない富士山のようだ。また、向かい風が終始、吹き続け、地味に体力が削られていく。その風で買ったばかりの高いTNFのキャップを飛ばされ紛失してしまった。残念!
なお、時間配分的に特に遅くなるほどでもなく、景色を楽しみながらゆっくりと登って、3人で無事、積雪期鳥海山に登頂。日本海を見渡せ男鹿半島、たぶん、岩木山まで見えるなかなかの展望だった。
ガスが沸いてきたので、すぐに滑走を開始する。山頂から上部エリア全体は、すばらしいザラメが詰まっておりスキー場のような大斜面を一気に滑る。その後は、縦溝エリアに突入し、まるでバンクドスラロームのような溝の深い個所もあったが、雪は柔らかいのでゆっくりと砕きながらシュルシュルと降りていく。登りが長かったので滑っても滑ってもひたすら続く斜面。山スキー人気の山であることがよくわかる。
その後は、道を少し間違えつつ、雪切れ斜面を気合で滑走し、最後は歩いて無事、ゴールした。鳥海山、素晴らしかった。遠くても来た甲斐があった。
次回はもう少し早い時期、出来れば3月の好天時、雪切れのない、真っ白な鳥海山を滑ってみたい。でも、鳥海山遠すぎる〜。
山スキーは鳥海山で終わり。楽しいシーズンだった。
コメント
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きっとすれ違っていたはず…♪
以前はバイクに乗っていらしたのですね。何かがきっかけで人生の楽しみがガラリと変わるんですから、面白いですね(^^)
私もフットサルから山に変わりました♪
こんにちは!
すれ違ってますよ!あと少しで、御室っていうところまで登ってきたとき、すごい勢いよく楽し気に二人の登山者がかけるように降りてきて私のすぐそばを下っていきました。その様子を見て、もう、下山してる、はえ〜って話していたんです。時間見ると、そのお二人が絶対にcheeさんたちです笑。
前は越駒でもお会いして、その後も、また、別の山でもニアミスした記憶があります。飯豊だったかな?ほんと、この遭遇率、なかなかすごいですよね笑!
フットサルやられていたんですね。どうりで山でもフットワークが超絶いい訳がわかりました(^^)
ってのは冗談だけど🤣でも嫉妬ぉ〜!良い雪の時のための下見をしてくれたと思っておくことにするわ〜☺️
ごめーん、行っちゃったよ〜汗。
そんなに鼻息荒立てないでよ笑。下から登る鳥海山は越駒よりきつくて、行き帰りの運転も入れると相当、ハードだから、来年、今度は、もう少し早く行きたいので、その際は、一緒に行こうね!
そのためには、それまでに、きつめの山スキーを3-4回やってから行こうね!
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