白馬岳(2号雪渓)
- GPS
- 08:31
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,242m
- 下り
- 2,243m
天候 | 高曇り時々薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
感想
フライング猿倉。林道歩き往復+2時間。スーパーザラメの2号雪渓を当てる。ストップスノーもなし。石が少々。エントリーは、緊張で口の中がパッサパサになるくらいの斜度。高曇りが功を奏した。試験運用の秘密兵器を投入。大雪渓をほぼジグなしで登り切ることに成功する。
3000m3℃の予報。朝の大雪渓上部は明らかに硬かった。日射による融雪が見込めないので頭をピストンに切り替えておく。このまま緩まなかったら大雪渓も横滑り多様になるかもと不安になった。
白馬山荘を越え、2号雪渓エントリーの目印となるのがレリーフ。半円を描いて切れ落ちているため、斜度感が良く分かる。1メートル以上の垂直壁だが、真ん中あたりに唯一50センチほどで済む弱点があった。這いつくばって覗き込む。数ターン落とせば斜度も45度くらいに落ち着くようだ。
ストックを目一杯の長さに伸ばして、バシバシ叩いてみた。むむ。なんと柔らかい。これならいける。少しでも硬かったら止めるつもりだったのでテンションが回復。スキーをデポ。左俣を見学しに行ったり、ドローンを飛ばして主稜を上がってくる人を観察していたら1時間経っていた。
雪はさらに緩んでいて、エッジ抜けの危険性は皆無。ただ斜度はこれまででも最もキツい部類。喉まで数100メートル見下ろせて高度感も抜群。最初のドロップは結構ドキドキした。ひとたび中に入って雪の感触を確かめれば一安心。連続してターンを刻める。ジャンプターンだけれども。
気温が高めだったので、日射が入っていればグズグズになっていた可能性が高い。スラフも出ず、エッジはしっかり食い込む。最高のザラメ。最近少し雨もあったので縦溝もあるが、丁寧に面を選べばツルツルを繋げて落としていけた。体感45度のスティープが大雪渓合流まで延々と続く。滑り堪え良し。石もまだ少ない。少し踏んだが。
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