みちのく潮風トレイル 三陸海岸北部200km（7泊8日）

2022年04月29日(金) ~ 2022年05月06日(金)

• GPS: 66:10
• 距離: 199km
• 登り: 6,087m
• 下り: 6,074m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:38
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:09

距離 18.3km 登り 126m 下り 120m

11:11 鮫駅
11:25 11:30 蕪島
12:05 12:06 葦毛崎
12:25 大須賀海岸
13:31 種差海岸野営場
13:59 高岩展望台
14:17 大久喜駅
15:10 15:35 はしかみ浜の駅（食堂）
16:20 三陸大震災津波記念碑（テント泊）

2日目

• 山行: 9:52
• 休憩: 2:00
• 合計: 11:52

距離 37.3km 登り 904m 下り 913m

5:44 三陸大震災津波記念碑
6:20 6:55 ローソン階上道仏店（弁当、充電）
7:13 7:15 舘神社
8:51 9:00 フォレストピア階上
9:08 階上岳 鳥谷部口
9:39 9:48 しるし平
10:56 11:01 階上岳
11:10 11:18 つつじの森休憩所
11:26 大びらき
13:30 14:22 寺下観音（テント日干し）
14:49 大銀杏の木
15:55 県境
17:36 種市海浜公園キャンプ場（テント泊）

3日目

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:17

距離 13.4km 登り 154m 下り 145m

6:14 種市海浜公園キャンプ場
8:25 八木港
9:05 有家浜（北）
9:31 有家駅（久慈に宿泊）

4日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:48
• 合計: 7:58

距離 29.0km 登り 778m 下り 793m

6:24 有家駅
7:42 8:14 高家川渡渉箇所
9:07 9:17 侍石
9:33 北侍浜野営場
9:58 9:59 横沼展望所
12:05 12:10 巌島神社
14:22 久慈駅前（宿泊）

5日目

• 山行: 10:03
• 休憩: 1:21
• 合計: 11:24

距離 31.0km 登り 998m 下り 969m

4:51 久慈駅前
5:55 6:00 赤浜展望所
6:28 6:29 つりがね洞
6:56 7:13 小袖海女センター
11:55 12:10 久喜漁港
12:42 久喜浜
13:31 14:11 道の駅のだ（弁当）
14:26 14:28 愛宕神社
15:59 16:00 西行屋敷跡
16:15 玉川野営場（テント泊）

6日目

• 山行: 7:52
• 休憩: 2:50
• 合計: 10:42

距離 23.2km 登り 855m 下り 740m

5:03 玉川野営場
6:19 安家川橋
6:47 6:52 まついそ公園
8:06 8:13 白井海岸駅
8:39 力持川渡渉ポイント
9:40 9:50 普代中学手前
10:28 11:09 道の駅ふだい（弁当）
12:25 ネダリ浜自然歩道
13:28 13:30 陸中黒崎灯台
13:45 15:30 国民宿舎くろさき荘（入浴）
15:45 黒崎キャンプ場（テント泊）

7日目

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:35

距離 19.4km 登り 1,073m 下り 1,236m

4:55 黒崎キャンプ場
8:20 8:50 北山崎展望所
9:14 9:15 北山崎（断崖下）
10:35 北山漁港
10:50 10:51 隧道入口
12:00 12:01 陸中弁天崎灯台
12:40 13:20 明戸海岸震災遺構公園
13:30 明戸キャンプ場（テント泊）

8日目

• 山行: 8:55
• 休憩: 0:10
• 合計: 9:05

距離 27.2km 登り 1,231m 下り 1,233m

5:10 明戸キャンプ場
5:59 6:00 ハイペ海岸
6:28 鳥越ふれあい公園
7:27 切牛(黎明台団地)
8:42 8:45 鵜ノ巣断崖
10:24 10:25 御殿崎自然休養村
10:35 迂回ルート案内表示
11:30 11:35 引き返し箇所
13:46 小本川水門
14:15 岩泉小本駅

天候

4/29；曇のち雨（寒；夜半に階上岳は雪）
4/30；晴
5/1；曇のち雨（寒）
5/2；晴
5/3〜5/6；晴（暖；5/5は最高気温25℃を超える夏日）　

アクセス

利用交通機関：

電車

（往路）4/29；はやぶさ71号(東京6:00)−9:43八戸駅10:42ー11:03鮫駅
（帰路）5/6；三陸鉄道リアス線　岩泉小本駅15:14発で宮古駅へ.

コース状況／危険箇所等

「みちのく潮風トレイル」のハイキングマップNo.1・2を利用。
全般によく整備されている。最初はトレイルのテープを見つけるのに戸惑うがそのうち慣れてくる感じ。ハイキングマップとスマホGPSを上手く使いこなすのがコツ。

その他周辺情報

・黒崎キャンプ場では、近くの国民宿舎で入浴可。
・日中でも閉まっている店が多く、現地での食料調達は注意。道の駅を利用する方が確実。
・区間によっては、漁港であっても飲料の自動販売機がない。沢の横断は多いので、その水を利用するかは自己責任で。
・キャンプだけだと、スマホ／予備バッテリの充電が難しい。
・今回の区間では駅も多いので、天候等によっては久慈駅・宮古駅周辺の宿泊利用も考慮すると良い。

写真

4/29 11:11

4/29：八戸線鮫駅からスタート

4/29 11:19

まずは蕪島へ、曇っていて肌寒い.

4/29 11:26

蕪島はウミネコの繁殖地

4/29 11:30

「みちのく潮風トレイル」全長1043kmの北の出発点（P.0km）、ここから南下です.

4/29 12:06

葦毛崎

4/29 12:25

大須賀海岸、砂浜を進みます.

4/29 13:22

コウモリ穴、かつてコウモリがびっしり住むついていたとのこと.

4/29 13:28

種差キャンプ場、時刻が早いので先へ.　途中から雨、傘をさして進みます.

4/29 15:19

はしかみハマの駅の食堂で遅い昼食（早い夕食？）.

4/30 5:15

4/30：夜中まで冷たい雨だったが、朝になって快晴.

4/30 5:45

昨夜は津波記念碑の丘にテントで野宿.

4/30 5:59

階上駅近くで見かけた床屋さん.

4/30 7:15

舘神社のモミの大木

4/30 8:33

遠くに目指す階上岳、上部が白っぽい気がするが...

4/30 8:38

外城家のカツラの大木.

4/30 9:07

駐車場からハイキングの方が多い

4/30 10:49

標高400m付近からまさかの雪！（3月中のヤマレコ記録よりも多いみたい）　

4/30 10:55

山頂付近で積雪20�冂�度.　　

4/30 10:56

階上岳739m山頂、快晴の絶景！

4/30 11:01

気温7℃

4/30 11:25

八戸市の向こうに八甲田山

4/30 11:48

下ってきた放牧場は一面の雪原、まぶしい.

4/30 13:09

標高200m付近からは若葉の新緑

4/30 13:36

寺下観音で休憩. 昨夜濡れたテントなどを広げて乾かしました.

4/30 14:50

大銀杏、この付近の地名も「銀杏ノ木」

4/30 15:59

庭先に野生のキジ、里山ではキジの鳴き声をよく聞きました.

4/30 16:08

小さな橋を越えて、青森県から岩手県へ.

4/30 18:25

種市海浜公園キャンプ場、快適.　よく眠れた.

5/1 6:20

5/1：どんより曇り空、予報は雨.

5/1 7:42

5/1 8:04

大浜踏切付近、冷たい雨が降り出し、傘をさして歩く.

5/1 9:12

歩いてきた有家浜を振り返る.　雨に寂しさが漂う海岸　

5/1 10:16

有家駅、今日はここまで. 列車で久慈に出て休養日に.

5/2 6:24

5/2：有家駅からトレイル再開

5/2 6:25

今日は快晴、週末まで好天が続く予報だ.

5/2 7:22

天気は良いが、波は荒々しい.

5/2 7:47

高家川の渡渉ポイント、中間に島はあるが、その先は濡れずに渡るのは無理. 誰もが悩むポイント. 水は冷たく、もし転んだら大変！(夏なら気持ちいいだろうが)　　

5/2 8:11

渡った反対側の岸から。私は少し上流（水深は膝ぐらい）を裸足で渡渉した. しばらく日向ぼっこで足を乾かす.

5/2 8:19

急斜面を登り返す.

5/2 8:39

断崖の上にトレイルが続く.

5/2 9:08

侍石、平坦な大岩の石畳が広がる.

5/2 9:58

横沼展望所

5/2 12:03

細い断崖の先に巌島神社

5/2 12:05

神社の脇は海まで絶壁

5/2 12:09

麦生漁港

5/2 14:11

久慈市内へ

5/3 5:01

5/3：久慈の朝焼け、今日から暖かくなる予報.

5/3 6:23

岩礁の続く小袖海岸、兜岩

5/3 6:29

つりがね洞

5/3 6:38

海近くの五丈の滝

5/3 6:46

小袖海岸を振り返る

5/3 7:00

「あまちゃん」ロケの聖地、早朝なので誰もいない.

5/3 7:13

小袖漁港に建つ碑

5/3 8:09

小袖漁港から久喜漁港までの約9�劼�11回(?)のアップダウンが続く. 今回最も疲れた区間でした.

5/3 9:28

途中の倒木は、手前から下に見える道へ巻いた.

5/3 10:27

沢沿いに群生

5/3 11:51

最後はハシゴで海岸へ.

5/3 14:27

高台にある愛宕神社

5/3 14:28

防波堤に囲まれた陸中野田の街

5/3 15:01

大津波記念碑

5/3 15:59

西行屋敷跡

5/3 16:57

玉川野営場でテント泊

5/4 5:11

5/4：砂利浜の玉川海岸からスタート

5/4 6:19

安家川橋からの河口、天気は良い.

5/4 7:49

途中で見かけた見事な花壇（公園ではありません）

5/4 8:18

誰もいない白井漁港

5/4 8:21

この船名、如何や？

5/4 9:02

宇留山181m付近、落葉の積もった道が続く

5/4 9:51

沢沿いの下りで、落葉の下の水溜まりにハマって濡れる.

5/4 10:36

道の駅ふだいで昼食に.

5/4 12:25

海際に続くネダリ浜自然歩道を進む

5/4 12:30

間近にうず潮

5/4 13:17

断崖を登り返す

5/4 13:28

陸中黒崎灯台

5/4 13:30

5/4 13:35

ここは北緯40度

5/4 16:05

気分の良い黒崎キャンプ場、近くの国民宿舎で入浴.

5/5 5:33

5/5：今日は暑くなるとの予報

5/5 5:56

黒崎を振り返る.

5/5 8:18

北山崎のトレイル・カウンター、この5日間で68人が通過したようだ.

5/5 8:35

北山崎の絶景、トレイルはこの断崖の上を進みます.

5/5 8:35

ちょっとアップで.

5/5 9:13

5/5 9:15

トレイルルートは、いったん海岸近くまで下ります

5/5 9:28

そして150mを登り返します

5/5 10:40

再び海岸線、この先はちょっとしたアドベンチャーコース！

5/5 10:50

まずは垂直の崖を下る

5/5 10:50

1つ目の隧道、中は真っ暗で、ヘッドランプを点けて進む.

5/5 10:56

波際の大岩を乗り越えて2つ目の隧道へ

5/5 11:00

2つ目も真っ暗、ようやく出口が見えてホッとします.

5/5 11:01

隧道の出口を振り返る. 波が荒い時はちょっと怖いかも。晴れてて良かった.

5/5 11:03

再び断崖の上へ登っていきます

5/5 12:00

陸中弁天崎灯台

5/5 12:00

眼下には矢越崎

5/5 14:45

明戸キャンプ場、今日の区間は存分に楽しめました.

5/6 5:21

5/6：今回のトレイルの最終日、今日も快晴で暑くなりそうだ.

5/6 5:50

三陸海岸リアス線の始発電車

5/6 6:27

鳥越駅の駅舎は鳥かご風？

5/6 6:55

今日も海岸から断崖の登り返しが続きます.

5/6 8:42

昨日・今日と乗り越えてきた断崖の海岸

5/6 8:44

鵜の巣断崖(142m)

5/6 9:55

いったん下って、0mから再び登り返します

5/6 10:24

御殿崎(145m)

5/6 10:35

伐採作業で迂回の表示があったのですが...1時間ほど進むと、大型重機が何台も作業中（今日は平日）で、結局引き返して迂回する羽目に。最初から素直に従うべきでした.

5/6 13:44

小本川水門

5/6 15:08

今回のトレイルはここで終了！

5/6 15:14

宮古駅へ向かいました。

（追加）出発時の装備 14.4Kg でした.

撮影機器：

iPhone 11 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ テント テントマット シェラフ

感想

mi_no

GWの連休を利用して、初めての「みちのく潮風トレイル」を北端からスタート。4月になってからコースマップを取り寄せたので、細かな計画はないまま、まずは最初の一歩からの思いでスタート地点に立ちました。装備は普段の山用具なのでUltra Light系ではありません。水を除いて出発時に14.4kgのリュックとなりました。漠然と宮古市あたりまでを目安として出発しましたが、前半の冷たい雨、それに三陸海岸特有の断崖の登り返しの多さ（見通しが甘かった）に、今回の範囲となりました。先の長いトレイルなので、あわてずじっくり楽しみたいと思っています。
2日目の階上岳は前夜に雪が積もって思いがけない雪道となりましたが、快晴で風も弱かったのでウキウキした気分で登れました。
3日目は雨で半日休養し、晴れた4日目に高家川を裸足で渡渉。
5日目の小袖漁港から久喜漁港の区間は、遠目には台地に見えますが、幾重もの谷が切れ込んでいて、9kmの距離に5時間以上を要しました。その後の3泊は快適なキャンプ場で、日中の気温も上昇しました。
7日目は絶景の北山崎の断崖からちょっとアドベンチャーな隧道と、とても面白いコースでした。ここだけ切り取っても十分に楽しめる区間でした。
8日目の最終日は私がチョンボした迂回ルートでの時間ロスで、同じ日に蕪島をスタートした方3人と一緒になり、途中話しながら楽しく歩くことができました。
　もちろん11年前の東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたこの海岸線を歩くことは、いろいろ考えさせられることがあります。トレイルの半分近くは漁港や町なか・里山も通るので、そのことを強く感じずにはいられません。
　さて、次に続けられるのはいつになるか。私の千葉からだと継続地点まで行くのに時間が掛かるので、連休を利用することになりますが、帰路の電車ではマップを広げて次回の計画を練っていました。
　初めてのロングトレイルの経験で、準備など見直す点も多いですが、それらを含めた紀行文は暇を見てヤマレコの日記にあげたいと思っています。　まずは記録をアップしました。