唐松岳BC(不帰III峰・dルンゼ滑走)
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- GPS
- 06:21
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,063m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
【総行動時間:6時間20分】
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・登りは八方尾根のゴンドラアダム、アルペンリフト、グラードクワッドを乗り継ぐ。 ・ゴンドラは7:30前に動き出すが、グラードクワッドは8:30くらいにならないと動かないので待つか登るか選択を迫られる。(名目上は9時スタートだが大体8時半頃動き出す) ・下りはスキー滑走後二股に出るので駐車場まで30分くらい歩く必要あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況(登り) ・唐松岳まではザラメ雪の稜線をトレースする。 ・下ノ樺までスキーでハイクアップしアイゼンに履き替えたが、丸山あたりまでスキーで行けた感じ。 ・唐松岳頂上山荘からはピッケルも使用。 ・唐松岳頂上から不帰III峰まではアイゼン・ピッケル必須。 ■コース状況(スキー滑走) ・不帰III峰dルンゼ〜本谷合流地点くらいまではいい感じの軽いザラメ雪。 ・本谷合流地点〜徐々にデブリが増えてくるので特に南向き斜面からの雪崩れに注意する。 ・南滝の雪は結果的に繋がっていたが念のため高巻いた。 ・南滝の直下ですさまじい規模のデブリが道をふさいでいるためしばらくスキーを担いで歩く必要がある。 ・沢の渡渉も必要。 ・林道は所々雪が切れていたり落石でふさがれているので気持ちよく滑るのは困難。 |
写真
感想
土曜日はギリギリ天気が持ちそうだったので、穂高BCの前哨戦ということで不帰III峰のdルンゼを滑ることにした。
朝3時半に自宅を出発し北陸道を走らせる。
八方に早く着きすぎたので軽く車内で仮眠。
7時半前にゴンドラ乗り場に着くと、既に多くの登山者が待っていた。
アルペンリフトを乗り継ぎグラードクワッドまでたどり着いたが最後のリフトは開始まで30分程度待つ必要があった。
数人の登山者はゲレンデ脇を登って行ったが、今回は滑りに集中するため体力を温存する。
リフトが動き出して八方池山荘まで来るとこちらにも登山者がいっぱい。
好天で風もあまりなく登山日和なので当然といえば当然か。
自分も早速スキーでハイクアップ開始。
周りの素晴らしい景色を眺めながら下ノ樺まで向かう。
ここからは急斜面ということでスキーを担いだが、そのままスキーでハイクアップした方が楽だったかも。
途中から雪が締まってきたのでアイゼンで歩く。
稜線に到着すると目の前に立山、剱岳、僧ヶ岳などの大パノラマが広がる。
いつもなら感動するところだが、今回は特に滑る方に気が向いているので景色に集中できない。
パンだけ頬張ってサッサと唐松山頂へ向かう。
山頂にも数人の登山者が各々に談笑したり写真を撮っていたが、自分は写真だけ撮って不帰へ向けて反対側の斜面を降りる。
ここだけはアイゼン、ピッケルをしっかり効かせながら下る必要があった。
dルンゼのドロップポイントに到着すると、辺りに人はおらず自分だけがこの山にいるような気がしてくる。
シールを剥がし、帽子とサングラスをヘルメットとゴーグルに付け替える。
さあいよいよドロップイン!今日もよろしく、相棒!
dルンゼの雪はうすいザラメ雪で滑りやすく、爽快な滑走を楽しむことができた。
そしてdルンゼに1stシュプールを刻めることに喜びを覚える。
段々小さいデブリが出てくるが問題なくクリア。
雪質はめまぐるしく変わり、ストップスノーも混ざって滑りにくくなってくる。
だがこれがバックカントリーというものだ。
自然の中を滑る喜びの方が断然大きい。
南滝をクリアすると巨大デブリの山が谷をふさいでいた。
こんなに大きいデブリははじめて見たし、こんなのに直撃されたらひとたまりもない。
スキーを担いでしばらくデブリの上を歩くことになる。
デブリ地帯を越えると沢を渡渉し林道へ。
そこからはスキーで滑ったり担いだり・・・なかなか忙しい下山となった。
普通ならスキーで下山すればあっという間、というパターンが多いが、今回は唐松岳登山より下山の方が大変だったかも。
二股近くでもう一人の年配のスキーヤーさんに会った。
登りの時にも何度か会って会話したが、結局本谷を滑られたようだ。
自分もこんな風にカッコよく歳を重ねたいなぁ、と思った。
行動範囲がグンと広がるね。
歩けないところにも入れるし、下山スピードが早いから行程も長くできる。
ボブスレーの斜面みたいな滑走ルートを見ると、いかにもビッグマウンテンの冒険スキーって感じですな(^^)
こちらは下界で今シーズン初の玉入れ&芝刈りでした(^.^)
最高気温23度の晴れ。
完璧に春の陽気。
日本は南北にも長いが、高低差も大きいね。
白の世界。
Sanchanさんの白い世界をしばらく楽しんでいようと思います♪
リフト営業開始を待てずにゲレンデ脇を登っていったスノーシューの二人組の者です。
おやおや?見覚えのあるID。天望荘泊で夕日撮影のときにお会いしましたね。どうもこんにちは。
連れが「上から滑るんですか?」と聞いて「そうです!!!」と迷いなく答えていらっしゃっていて格好いいなー!と思いました。
山頂滞在もそこそこにコルまでズンズンと下って行かれましたね。
感想に書かれているような気合い・集中力がその後ろ姿から伝わって来ました。
まだアップしていませんが私のレコにDROP写真を載せてますのでどうぞお立ち寄りください。元データもご所望でしたらメアドお知らせ頂ければ送ります☆
我々は板は板でも尻の下に敷く板でそれなりに滑りを楽しみました(笑)
暑いくらいのいい天気でお互い楽しめましたね。
またどこかで!
追記
おやおやおや???昨年も同じ日に登ってたんですね!時間帯としては山頂では居合わせていたようです。
写真の中にSanchan33さん写ってますか?http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=277707&pid=e2d0e7ebe1d3b61e4eada3b89aa61fa8
yamachan、こんばんは。
玉入れシーズン到来ですか・・・あまりやりすぎると体力落ちてシャリバテしやすくなりますよ(笑)
今回はいつものBCと違ってエクストリームな感じでした。
斜度的にもそうですが雪崩れリスクも尾根を滑るのと比べると相当に高いので。
でも今回滑ることができてよかったです。
唐松に登るたびにdルンゼから滑りたいと思っていたので。
まだまだこれからがスキーシーズン。
滑りたい山もたくさんあるのでがんばりますよ!
naminoriさん、こんばんは。
レコを拝見しているともう春山突入な感じですね。
おなじ日本なのに全然違う世界にいるような気がします。
自分は未練がましいのでまだまだ雪を追いかけます(笑)
6月くらいまでは白い世界が続く予定なので、よかったら見てやってください。
yokowvさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
やっぱりそうだったんですね。
グラードクワッド乗り場でお見かけした際にもしかしてそうなんじゃないか?と思っていました。
dルンゼを滑る勇気はあっても声をかける勇気はありませんでしたが(笑)
赤岳の時はお世話になりました。
あの時も最高の天気で楽しい山行になりましたね。
去年の唐松も一緒だったとは・・・遭遇率が相当高いですね(笑)
去年はBCはじめたばっかりだったので沢は滑らず尾根をピストンしてました。
今年はだいぶ慣れてきたのでそろそろdルンゼあたり行ってみるかな・・・と。
ある意味リベンジですね。
写真撮っていただいたんですね!ありがとうございます。
ソロばかりなので自分のBCの写真が撮れなくて、たまに撮っていただける方がいるとうれしいです。
yokowvさん達のレコも楽しみにしています。
ではまた!
Sanchanさん♪
先週は強風であっけなく敗退してきたんですけど私
昨日は素晴らしいコンディションだったんですね
スキーで下るって気持ちいいんでしょうね〜
でも滑ったり、担いだり・・・お疲れさまでした。
唐松リベンジ、ぜったい行くー
kazumiさん、コメントありがとうございます。
唐松は風が強いと隠れる場所がほとんどないので厳しいですね。
先週の同じ日に大日ヶ岳に行きましたが、そちらはほとんど無風状態だったので、場所が少し変わるだけでかなり状況も変わるようですね。
風さえなければ唐松はお手軽だし最高の展望が期待できる、いい山だと思います。
4月になるとすこし空気が霞んでしまうかもしれませんが、是非リベンジしてください!
山頂でお見かけして、どこを滑られたんだろうと検索してみたら、記録にヒットしました!いつかバックカントリー滑れるくらい、スキーうまくなりたいです♪
コメントありがとうございます。
山頂でお会いしていたんですね!
本当はソロでBCとかヤバいんですけど、一緒に滑る仲間もいないし、元々一人で山歩きするのが好きなので、天気見てササっと出かける癖がついてしまいました^^;
ホームページ拝見しましたが、すごい方なんですね!
ヒマラヤとか、デナリ?とか・・・
身近にすごい人っているもんなんだなぁ〜と少し驚いてしまいました。
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