鈴鹿テン泊縦走 イブネでまったり(杠葉尾〜北畑口)


- GPS
- 16:17
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 2,305m
- 下り
- 2,390m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 6:04
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:33
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:04
天候 | 4/30:晴、5/1:雨(;_;)、2:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大阪8:00-(JR[新快速],1520円)-9:06近江八幡9:12-(近江鉄道,450円)-9:31八日市駅9:40-(ちょこっとバス,200円)-10:27永源寺支所10:35-(ちょこっとバス,ー)-11:05杠葉尾 ※ちょこっとバス: ・乗り継ぎ乗車1回無料(初回乗車時に、乗り継ぎ乗車券をもらうこと) ・ICOCA使用可能 復路: 北畑口11:23-(近江バス[日八線],740円)-12:19近江八幡12:26-(JR[新快速],1520円)-13:43大阪 ※土休日は、北畑口BSから近江八幡行きバスが1時間に1本 |
コース状況/ 危険箇所等 |
□登山届 杠葉尾(ゆずりお)登山口に登山ポスト有り。 □コース状況(要注意箇所) 銚子ヶ口~クラシ:細かい間隔でテープ有り。 イブネの台地:ガスったときは要注意。 イブネ北尾根、南尾根:スリップ注意。 清水頭~大峠:細かい間隔でテープ有り。シャクナゲの張り出しは、掻い潜るべし。 イハイガ岳周辺:東斜面は崩落が進み、へつるように道が付いている。激急登有り。 □宿泊地(テント泊) イブネの台地:テン泊適地。熊ノ戸平の沢は、水量豊富。 |
写真
感想
今回はイブネを歩きます。
雪解けが遅れて、鈴鹿に入るのが遅くなった。暖かくなるとヒルが活動を始める。その前に久々にイブネに行きました。
◆1日目 杠葉尾登山口〜銚子ヶ口〜イブネ(テン泊)
近江八幡駅前からちょこっとバスに乗り、永源寺支所へ向かう。道中、バスの運転手さんと渓流釣りの話題で盛り上がる。おっちゃんは釣りが趣味で、永年の鮎釣りから渓流釣りに転向して1年。休日は、鈴鹿の沢でイワナやヤマメを釣りながら遡上して楽しんでいるとのこと。餌釣りでムシを使うとのこと。イワナは貪欲で入れ食い状態で、そんな時には誰でも釣れるらしい。人が入っていない沢を選べば、うまく行けば滝の1つの淵で4〜5匹釣れる。1日遊んで、30匹ほど釣って持ち帰るそうです。へー、スッゲー。渓流釣りは、熟練釣り師がやるものだと思っていたが、イメージと大分違うなぁ。
おっちゃんは山はやらないが、釣りの後、沢脇の登山道で下山とかは多いらしい。日本コバの脇の沢でも釣れるとのことでした。「竿と簡単な仕掛けで釣れるから、道具は極シンプル。登山のお供にすれば良い」と勧められた。小さなイワナは丸ごと焼いて、酒にドボン。鈴鹿の上高地で、焚き火を囲んで釣ったイワナの塩焼きをアテにして飲めたら最高だろうなぁと思った。
おっちゃん情報:
・仕掛け:竿4.5m(繰り出し竿)、道糸1.5m(0.6号)、針6号
・ムシは冷蔵庫で1ヶ月位は持つ
・水温:7℃前後がベスト(高くても、低くても魚の活性が悪くなる)
・おっちゃんの流儀は、提灯釣りと呼ばれているそうです。
まずは、銚子ヶ口岳へ。そこでランチ休憩。今日は雲ひとつ無い大快晴。稜線上からは、鈴鹿の山深い稜線が一望できた。大峠を越えて、コケの台地を目指す。崩壊地を巻いて標高を上げ、イブネの台地に乗る。久々のイブネは最高でした。チョウシ、クラシと回って、イブネへ。今日は、雨風を凌げる木陰に我が家を建てた。水確保ついでに、雪田で冷却用アイスも調達。キンキンに冷えた缶チューハイは最高でした。夕方、イブネの台地は霧に包まれる。日が落ちて、若者パーティが楽しげにワイワイやっているのを聞きながら眠りに落ちた。
◆2日目 イブネ(雨のため停滞、夕方周辺をお散歩)(テン泊)
夜から降り始めた雨は、ずっとテントを叩き続けていた。この日は、停滞を決める。(晴れれば、お金明神参拝やコリカキ場周辺を散策するつもりでした)。音楽を聞きながら、夕方まで本を読んで過ごす。
夕方、ようやく雨が上がる。テントの外に出てみると、霧も晴れて再び絶景が広がっていた。この日は一日天気も悪く、イブネの台地には私のテント一張りのみ。コケの台地を独り占め。最高の贅沢ですね。
狭いテントで一日いると、体が固まる。ちょっとお散歩しようと、イブネから千種街道に向かって初めての道を下りてみる。良く踏まれており道筋は明瞭だが、めちゃめちゃ急坂でときにスリッピー。さすがは鈴鹿だ。山深くてルートが豊富で面白い。水を汲んで登り返したら、イブネは再び霧につつまれていた。コケの台地には霧が似合う。日が落ちて早めに就寝。
◆3日目 イブネ〜雨乞岳〜綿向山〜北畑口
午前3時起床で4時半に歩き始める。イブネの夜明け前は、この時期まだ寒い。歩いて体を温めた。
杉峠で夜が明ける。雨で空気が澄んでいる。遠く南アルプスのでっかい稜線が朝もやに浮かぶ。南アルプスのお山に呼ばれた気がした。雨乞岳山頂で朝陽が昇る。雨乞岳からは大笹のヤブをコグ。朝露に濡れる覚悟でカッパを履いていたが、以外にもドライコンディション。快適に歩を進めることができた。シャクナゲの森にデカザックを引っ掛けない様にかいくぐって進み、大峠に到着。ここで大休止。コーヒーとパンを頂いた。
イハイガ岳の急登に喘ぎながら綿向山へ。ここでしばしお昼寝。どこまでも続く青空が最高でした。最後は、表参道を下りて、北畑口バス停へ。予定より1本前のバスに間に合い、帰宅の途に就いた。
やっぱり、イブネのモフモフのコケの台地は最高!テントを担いで、また再訪したいと思います。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水0.7L、燃料80ml(夜30ml+朝30ml+昼20ml)
荷重13kg、アルファ米 4/6食)
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鈴鹿の奥座敷、イブネの台地はテン泊に最高!緑のコケに癒やされます。駆け足に縦走することも多いですが、ここでは時間の許す限りゆっくり過ごしたいですね。稜線上にあって風の通り道にもなっていますが、2日目以外は、穏やかで過ごしやすい陽気でした。よく晴れた日にぜひ!絶景が出迎えてくれますよ。
御在所は鈴鹿の盟主ですが、他にも個性豊かなお山が揃っています。標高は1000mそこそこで敷居も低い。どこも日帰り可能で、地元の方に広く愛されるお山ばかりです。
中でもイブネのコケの台地はお気に入り。日帰りするのがもったいなくて、テントを担いでのんびり過ごすのが最高です。コケの楽園なので水分が豊富で、ガスに巻かれることも多いですが、これもイブネらしいです。今回はよく晴れて、眺望最高!稜線歩きが楽しかったです。また行きたいと思います。
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