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記録ID: 422711
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

六甲全山縦走路 - 菊水山・市ヶ原・稲妻坂・天狗道・摩耶山山頂・上野道

2014年03月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:39
距離
16.6km
登り
1,206m
下り
1,310m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:40鵯越駅-10:15菊水山-11:35鍋蓋山-12:40修法ヶ原池-13:40桜茶屋(市ヶ原)-14:20学校林道分岐-15:10摩耶山山頂三角点-15:20掬星台-15:40掬星台(下山開始)-16:10摩耶山史跡公園-16:35摩耶ケーブル虹の駅-17:40五鬼城公園登山口-18:15JR灘駅
天候 晴れ時々薄曇り・風やや強く
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:神戸電鉄鵯越駅
帰り:JR灘駅
コース状況/
危険箇所等
鵯越駅から菊水山・鍋蓋山・市ヶ原までは、危険箇所はなく問題なし。
市ヶ原から先の稲妻坂・天狗道は、話に聞いていたとおりなかなかの急登なので、それなりに体力が必要に思った。
摩耶山山頂から上野道を使って下山したが、迂回路がいくつかあり、私が使っている1/25000地図に表記されている登山道と違う方角に伸びていたりして判断に迷うところが何箇所かあった。基本的に安全な登山道はしっかりと踏まれており、分岐点に設置されている標識どおりに進めばよいが、見落としたりしないように注意。またあきらかに不明瞭な山道に踏み込まないようにしたい。摩耶山山頂からの摩耶ロープウェイは運休中だったが、虹の駅からの摩耶ケーブルは運行されていたので、利用するのもひとつの方法だと思う。

装備

共同装備
一眼レフカメラ
1
ニコンD7000
ザック
1
Karrimor Ridge 30
トレラン用ソフトシェル
1
Montura
アルパインパンツ
1
Montura
防寒用フリース
1
Tシャツ着替え用
2
登山靴
1
La Sportive Trango Alp GTX
帽子
1
タオル
2
ヘッドランプ
1
Black Diamond
ヘッドランプ予備電池
1
iPhone5
1
GPS記録用/現在地確認用
地図
1
コンパス
1
食料

感想

西の須磨浦公園からの走破を試みる六甲全山縦走路の第二弾。前回の終着地点の神鉄鵯越駅に8:30に到着し、今回の山行はスタートした。今回の目標は摩耶山山頂を踏んで下山すること。

鵯越駅から標識どおりに六甲全山縦走路を進み、前回烏原貯水池へ向かった分岐を左に折れて菊水山方面に向かった。神鉄菊水山駅の下を通る。小学生の時に友人と二人で好奇心を起こし、当時無人駅だった菊水山駅に降りてみたことがあった。あれから30年以上が過ぎたが、現在の菊水山駅は、入り口手前が金網で閉ざされ、無人駅どころか電車が停車しない廃駅となったようなことが設置されていた看板に書かれてあった。菊水山山麓の休憩所となっている広場を通り過ぎ、菊水山山頂への登り坂を進む。なかなかの急登だったが、登るに連れて振り返ると前回歩いた須磨アルプスや高取山が眺望できた。

菊水山山頂の展望台で一休みした後いったん下り、天王吊橋を渡って鍋蓋山山頂への急登を進む。こちらもなかなかの急登で、10kgを超すザックが重く感じられた。加えて今日は新調したばかりの登山靴「La Sportive Trango Alp GTX」の初歩き。これまで長年愛用した「La Sportiva Trango Hike GTX」より底が厚く、全体的にガッシリとした造りとなっており、Trango Hike GTXが一足あたり約580gなのに対しTrango Alp GTXは約780gだそうで、200gほど重い。まだ慣れない靴の影響もあったが、どうにか登り切り、山頂で軽く昼食にし、足を休めた。

鍋蓋山山頂を後にし、途中で修法ヶ原池に寄り道する。ここは小学生のときにバスで遠足に来た記憶がある。30年ぶりに来たが、池周辺の風景はあまり変わっていないようだった。再び六甲全山縦走路に戻り、大竜寺を見学し、市ヶ原に到着。さて、この時点で時計を見ると13:30過ぎ。足はそれなりに疲れているし、摩耶山山頂を諦めて新神戸駅に下山するかどうか迷った。初めてチャレンジするコースと状況を考え、日没までに残された時間を計算すると微妙な時間帯ではあったが、六甲全山縦走路の中でも難路と聞いていた稲妻坂・天狗道方面へ向かうことにした。途中で疲れがどうにもならないようだったら早めに引き返せばいいだろう。

稲妻坂にさしかかると手を使わないと登りづらい箇所がいくつか出てきた。いつでも取り出しやすいように体の前に吊るした一眼レフ用ショルダーバッグが重い。汗にまみれて体全体がギシギシ言っているような気がしたが、この冬は何度も雪深い比良山地・武奈ヶ岳でもっと重いザックを背負って縦走してきたじゃないかと心のなかで自分に言い聞かせ、いつ終わるともしれない山道をひたすらに登った。やっとの思いで天狗道を走破し、摩耶山山頂に着いた。体のあちこちが痛く、己の体力不足を痛感した。

掬星台の、眼下に神戸港を見下ろす展望台で感じる凉しい風は、疲労で火照った体を休ませるには良い場所だった。ポートアイランド、神戸空港、六甲アイランドあたりまでは良く見えた。大阪湾の対岸は霞がかって良く見えなかったが、私は満足し、いかにも神戸な風景を写真に撮った。

摩耶山ロープウェイ乗り場に行ってみるとロープウェイは運休していたが、「摩耶山さんぽMAP まやのやま」という小冊子を見つけた。それによると、旧天上寺跡を通り摩耶ケーブルの虹の駅へ行く地図が掲載されていたので、その情報を参考に下山することにした。摩耶山にあったという旧天上寺については、まったくと言っていいほどその存在を知らなかった。旧天上寺は昭和51年の火災で焼失したというから、私が3才頃の話である。仁王門へと下る参道が立ち入り禁止になっており、近くから仁王門が望めなかったのは少し残念だったが、摩耶山山頂から歴史の趣が残っている旧天上寺の参道を下りていくのは楽しかった。

摩耶山ケーブル虹の駅の窓口で確認すると、摩耶山ケーブルは運行していた。念のため最終便の時間を聞き、上野道を歩いて王子駅方面へ下山することができるかどうか尋ねると行けるとのことだったので、そのまま歩いて下山することにした。持参した1/25000地図に表記されていた登山道とは異なる方角に迂回路や新しい登山道が分岐していたりしたので迷うところもあったが、登山道に設置された標識に従って下っていくと、無事に五鬼城公園登山口に着いた。後半の摩耶山で激しく体力を消耗し、全身クタクタだった。次回は摩耶山山頂から縦走路走破を再開しようと思う。

この山行で撮影した写真を下記Flickrで公開中
https://www.flickr.com/photos/kaoru_hayashi/sets/72157643406648034

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