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Yamareco

記録ID: 422941
全員に公開
山滑走
日高山脈

伏美岳

2014年03月29日(土) ~ 2014年03月30日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
30:14
距離
19.6km
登り
1,468m
下り
1,457m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目 8:33林道入り口ー10:00溪谷橋ー11:27尾根取り付き地点ー13:13co1020BC
2日目 4:04キャンプ地点ー8:16 伏美岳8:26ー10:48テント撤収12:13ー14:41林道入り口

天候 1日目 快晴
2日目 濃霧のち雪
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
トムラウシ沢林道分岐までは、乾燥路面。
林道のゲートは開いていますが、除雪はありません。一部路面が出ているところもありましたが、多いところで40センチ以上の積雪が残っていました。
溪谷橋から先は積雪も増え、全部が溶けるには1月以上かかりそうです。
林道に、目立った崩壊・崩落はありませんでした。
初日の朝。
霞んでいるけど、目指す伏美岳と隣の妙敷山。

「おしきやま」と呼ぶことを今回初めて知った。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
初日の朝。
霞んでいるけど、目指す伏美岳と隣の妙敷山。

「おしきやま」と呼ぶことを今回初めて知った。
林道入り口の様子。

邪魔にならぬよう、路肩に駐車させていただくも、恐らく2日間誰もここを通らなかったであろう。
ここから約7kmで登山口。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
林道入り口の様子。

邪魔にならぬよう、路肩に駐車させていただくも、恐らく2日間誰もここを通らなかったであろう。
ここから約7kmで登山口。
Into the wild.
さあ、荒野へ!
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
Into the wild.
さあ、荒野へ!
初めに渡る、渓流橋。
気温が高く(この日、芽室の最高気温は13.8℃)雪は腐れ雪。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
初めに渡る、渓流橋。
気温が高く(この日、芽室の最高気温は13.8℃)雪は腐れ雪。
伏美・妙敷待ってろよ!
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
3/30 22:29
伏美・妙敷待ってろよ!
すっかり春景色の林道。
このあたりの雪は、翌日には消えかけていた。

あとひと月もすれば車で通れるのに、歩く変態。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
すっかり春景色の林道。
このあたりの雪は、翌日には消えかけていた。

あとひと月もすれば車で通れるのに、歩く変態。
1か所だけ荒れていました。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
1か所だけ荒れていました。
ご挨拶に、お約束の一枚。
いつもお世話になっております。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
ご挨拶に、お約束の一枚。
いつもお世話になっております。
林道中間地点の溪谷橋。
ここから積雪が増える。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
3/30 22:29
林道中間地点の溪谷橋。
ここから積雪が増える。
春の小川。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
3/30 22:29
春の小川。
走路には枝が散乱している。
新品の板だと、もったいないかな。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
3/30 22:29
走路には枝が散乱している。
新品の板だと、もったいないかな。
林道歩きは約3時間で終了。(かなりノンビリ歩きました)

避難小屋へは寄らず、途中で尾根に乗る。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
3/30 22:29
林道歩きは約3時間で終了。(かなりノンビリ歩きました)

避難小屋へは寄らず、途中で尾根に乗る。
傾斜が出てくると20垓瓩げ拱が堪える…。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
傾斜が出てくると20垓瓩げ拱が堪える…。
標高950m過ぎまで上がると、開けてきた。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
3/30 22:29
標高950m過ぎまで上がると、開けてきた。
久山岳かな(自信なし)。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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久山岳かな(自信なし)。
これは剣山ですよね。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
これは剣山ですよね。
標高1020m辺りをキャンプ地に決定した。
さっそく嫁担当で、水作り。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
標高1020m辺りをキャンプ地に決定した。
さっそく嫁担当で、水作り。
私はテン場作製中。

雪が柔らかく作業しやすかった。
…これが翌朝にはカチカチの氷塊になっていた。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
私はテン場作製中。

雪が柔らかく作業しやすかった。
…これが翌朝にはカチカチの氷塊になっていた。
今宵の我が家、完成。
なかなか満足なロケーション。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
今宵の我が家、完成。
なかなか満足なロケーション。
特別に室内を公開(^^)/
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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特別に室内を公開(^^)/
夕食のメニューはチーズフォンデュー。
なぜかパンを焼いている写真。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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夕食のメニューはチーズフォンデュー。
なぜかパンを焼いている写真。
穏やかな夕暮れ。
東向きなので、綺麗な夕陽は見れません。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
穏やかな夕暮れ。
東向きなので、綺麗な夕陽は見れません。
遠くに芽室の街の灯りが。
この時間までは、星も輝く暖かい夜だった。
2014年03月30日 22:29撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:29
遠くに芽室の街の灯りが。
この時間までは、星も輝く暖かい夜だった。
さて翌朝。一面の濃霧と氷点下の気温が待っていた…。

満点の星空も、輝く朝日も拝めずに意気消沈し黙々と登る。
下は溶けた雪が固まって、アイスバーン。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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さて翌朝。一面の濃霧と氷点下の気温が待っていた…。

満点の星空も、輝く朝日も拝めずに意気消沈し黙々と登る。
下は溶けた雪が固まって、アイスバーン。
ガスってなければ絶景のはず。
担ぎ上げたデジイチが泣いている…。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
3/30 22:30
ガスってなければ絶景のはず。
担ぎ上げたデジイチが泣いている…。
時折スキーアイゼンも利かない中、やけくそになって登り続けて。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:30
時折スキーアイゼンも利かない中、やけくそになって登り続けて。
「私達は、何のためにこんな所を歩いているんだろう」の図。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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3/30 22:30
「私達は、何のためにこんな所を歩いているんだろう」の図。
そしてついに、愛しの山頂標識とご対面。

2日間かけて到着し、滞在10分。
不条理なり。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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3/30 22:30
そしてついに、愛しの山頂標識とご対面。

2日間かけて到着し、滞在10分。
不条理なり。
天気のバカ!と言ってもしょうがないので…心の中だけで叫んで…決死の下山。

エッジがなくなるかと思った。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:30
天気のバカ!と言ってもしょうがないので…心の中だけで叫んで…決死の下山。

エッジがなくなるかと思った。
フレーズ使わさせてください→「テント無事」

この後、慣れない撤収作業で悪戦苦闘。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:30
フレーズ使わさせてください→「テント無事」

この後、慣れない撤収作業で悪戦苦闘。
すでに体力・筋力を使い果たし、苦行の林道走行だった。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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3/30 22:30
すでに体力・筋力を使い果たし、苦行の林道走行だった。
これは本当に美味しかった。
丸井今井に売っているそうです。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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これは本当に美味しかった。
丸井今井に売っているそうです。
無事帰還。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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無事帰還。
下山後の食事は、芽室にきたなら行くでしょ。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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下山後の食事は、芽室にきたなら行くでしょ。
チキン&インディアンルー。
2014年03月30日 22:30撮影 by  NIKON D3200, NIKON CORPORATION
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チキン&インディアンルー。

感想

コツコツと準備してきた冬山テント泊を実践してきました。

初日は春の晴天に恵まれ、最高の一日。
暖かい陽射しを浴びて、沢音を聞きながら歩く林道は、装備の重さも気にならない程に気持ちの良いものでした。
懸念していた夜の寒さもなく、厳冬期用シュラフでは暑すぎて上半身を出して寝てました。

起きたら満天の星空を見上げて(ムニャムニャ)…稜線からは朝日に染まるモルゲンロートを眺め(グーグー)…山頂から日高の美しい山並みを見ながら妙敷山へ足を伸ばし(スースー)…と、いい夢を見ながら熟睡して…。

2時に起きたら、夢も希望も吹き飛ぶ濃い霧の中。

こんな日は山に入らないのだろうけど、もう入っちゃってるのでヘッドライト点けて出発。
昼間溶けた雪が、カリカリに固まって、斜度のある所では登りでも恐怖を感じるほどの最悪の雪質。
帰りの滑りが恐ろしかったが、二人ともあえて口には出さずに意地になって4時間かけて登頂。

迎えてくれたのは山頂標識のみでした。

ここから恐怖の滑降です。
はじめシールを付けたまま滑るが、かえってエッジが利かず危険だったので、急斜面で樹を体の支えにしてシールを外し、あとはよく覚えてないけど横滑りとキックターンを駆使して生還しました。

テント撤収も手際が悪く、凍てついた荷物のパッキングに手こずり、散々でした。
また、20垓瓩を背負ってのターンはバランスがとても難しく、無数の痣と全身の筋肉痛と共にへとへとになって下山。


帰りの林道では、精根尽き果てて「しばらく山はいいや」と思って歩いていたのに……今ではまた山に行きたいと思わせる、楽しい思い出になりました。
山って不思議ですね。







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コメント

攻めましたね!
テン泊で伏美岳とは攻めましたね!
土曜日はいい天気だったのに、日曜はひどい天気で残念でした。
せっかく重い荷物担いで行ったのに・・・。
各地で熊の出没情報が出てきてますが、ここの林道には足跡はなかったですか?
2014/4/1 7:37
Re: 攻めましたね!
土曜日に早出しての日帰りがベストだったんでしょうね…。
でも、初テント泊が経験できて良しとします。

昨年のyahさん達のレコを見ていたので、熊には十分警戒しながら歩きました。
古いスノーシューの跡がいちいちクマの足跡に見えてはビビってました。
幸い、足跡などの形跡は全く見当たりませんでしたよ。
2014/4/1 8:14
ご苦労様でした
時間たってますけど、ご苦労様でした。

> 急斜面で樹を体の支えにしてシールを外し
私も先月初めてシール登高してその状況になって大変さが身にしみました。

嫁さんも登ってくれるなんてなんていい夫婦なんでしょうと、羨ましい限りです
2014/5/12 11:58
Re: ご苦労様でした
遠いところからのコメント、ありがとうございました。

北海道にも、来られていたんですね
なかなか楽しそうな事されているようで…あとでゆっくり見させていただきますね
2014/5/12 12:49
なぜかふらりと来てしまいました。
次のニセコ計画1月末2月初めを練ってたところ、
ニセコお気に入りで「hosshii, yurine」さんのログから「yurine」さんの全地図を見てて、先輩が御逝去されたのを思い出して御両親が住む帯広をレンタカーで尋ねるかどうかを悩んでまして、、、
で、帯広近くの地図をクリックしたところ、「また」こちらに戻って来た次第です。
ニセコからは300キロ以上離れてるんですよね。
あ、道東自動車道がある!2月の峠越えかぁー
2016/11/23 8:22
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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