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記録ID: 425472
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ハイキング
丹沢

丹沢・書策新道→政次郎尾根

2014年04月07日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.5km
登り
746m
下り
738m

コースタイム

◆2014年4月7日(月)
5:57 戸沢駐車場出発
6:13 書策新道入口通過(道を間違え5~10分ロスし入口通過)
6:56 水無川本谷通過
7:35 白竜ノ滝通過
8:05 書策小屋跡地着
8:10 書策小屋跡地発
8:15 政次郎ノ頭通過
   (政次郎尾根降下)
9:15 戸沢駐車場着
天候 ◆2014年4月7日(月) 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸沢駐車場に繋がる戸川林道はガタガタのダート道です。それでもこの道はタクシーも
入ります。ただ、乗車定員は3人までだそうです。渋沢から約40分、料金は約\3,500。
コース状況/
危険箇所等
◆書策(かいさく)新道
◎『東丹沢詳細図』では廃道になっています。その通り危険の多い道です。
 書策(かいさく)新道は2009年に93歳で大往生をされた渋谷書策さんが以前あった
 マンガン鉱に繋がる道を登山道として戸沢から書策小屋跡(2010年に撤去)までを
 整備され御自身の名前を付けられた極めて変化に富んだ素晴らしい登山道でした。
◎昨年の夏、歩いたときよりもスリリングな状況になっていました。
◎斜面に付けられた登山道は概ね大丈夫でしたが、谷を横切る形で
 設置されている登山道はどれも流されかなり厳しい状況でした。
◎白竜の滝周辺は雪渓になっていました。(アイゼンは不要でした)
◎巻き道はところどころ崩れ体全体を使って乗り切りました。
◎下の登山口周辺に2ヶ所(?)、指導標がありましたが取り払われています。
 まったく初めてですと登山口に取り付くのはほぼ不可能かと思います。
◎雨の日は避けるべきです。また、その日の行程の後半にもってくるのも危険かと。
 引き返すことを念頭に置いて計画を立てる方が良いと思います。
◎この山行記録では登山口に無事、立てた方向けに道間違えないようにと
 作っております。
◎ルート図は手描きです。目安程度にお考えください。
◆駐車場
戸川林道の終点、戸沢に無料駐車場があります。
◆トイレ
戸沢駐車場に無料のトイレが2ヶ所ありますがかなり汚いです。
戸川公園・諏訪丸駐車場と山岳スポースセンターの間に公園が管理している
トイレがあります。
http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanotokawa/access-parking.html
◆登山ポスト
戸沢駐車場の臨時駐在所にあります。
本日の主目的は今月末の「半袖隊長&3号隊員初コラボ」の書策新道部分の下見です。一冬越えて道はどうなっているか…。
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本日の主目的は今月末の「半袖隊長&3号隊員初コラボ」の書策新道部分の下見です。一冬越えて道はどうなっているか…。
戸沢臨時派出所。登山届を提出して出発します。書策新道は登りではこれが4回目になります。(計5回目)
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戸沢臨時派出所。登山届を提出して出発します。書策新道は登りではこれが4回目になります。(計5回目)
看板の右手に「書策新道」の案内表示があったのですが取り払われていました。
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看板の右手に「書策新道」の案内表示があったのですが取り払われていました。
このあたりにも「書策新道」の案内表示があったのですが取り払われていました。安全面を考えるとその方が良いですね。
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このあたりにも「書策新道」の案内表示があったのですが取り払われていました。安全面を考えるとその方が良いですね。
少し先に進むとしっかりした道があります。
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少し先に進むとしっかりした道があります。
斜面を巻くように設置された登山道は…
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斜面を巻くように設置された登山道は…
そのはるか下に沢が。落ちたら厳しいです。
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そのはるか下に沢が。落ちたら厳しいです。
書策新道入口から23分、たわんだ橋を通過しました。左側を巻くこともできます。
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書策新道入口から23分、たわんだ橋を通過しました。左側を巻くこともできます。
2分ぐらいすると登山道が崩れている箇所に来ます。まだまだ序の口です。
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2分ぐらいすると登山道が崩れている箇所に来ます。まだまだ序の口です。
進行方向右手前部にこの滝が見えると、
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進行方向右手前部にこの滝が見えると、
書策新道最大の難所へ。登山道入口から34分。引き返す言い訳を考えてしまいました。
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書策新道最大の難所へ。登山道入口から34分。引き返す言い訳を考えてしまいました。
通過し振り返っての図。垂れ下がっているロープはもう機能していません。昨夏より明らかに厳しい状況になっています。
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通過し振り返っての図。垂れ下がっているロープはもう機能していません。昨夏より明らかに厳しい状況になっています。
最大の難所を抜けるとすぐに水無川本谷に。
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最大の難所を抜けるとすぐに水無川本谷に。
水無川本谷を横切る地点には指導標があります。
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水無川本谷を横切る地点には指導標があります。
横切るとペットボトルを目印に。
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横切るとペットボトルを目印に。
激坂を登っていきます。
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激坂を登っていきます。
水無川本谷から約20分。この丸太橋はもう機能していません。ここでヤルタ会談?しかし進むも地獄、戻るも地獄。
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水無川本谷から約20分。この丸太橋はもう機能していません。ここでヤルタ会談?しかし進むも地獄、戻るも地獄。
なんとか切り抜けるとすぐ、進行方向左手から登山道を横切るように沢が流れ込んできます。上には滝もあります。
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なんとか切り抜けるとすぐ、進行方向左手から登山道を横切るように沢が流れ込んできます。上には滝もあります。
その2分後、今度はもっと大きな沢がやはり左手から。ここは沢を横切らず登山道を左折して右岸を登っていきます。ここが道間違えのポイントのようです。
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その2分後、今度はもっと大きな沢がやはり左手から。ここは沢を横切らず登山道を左折して右岸を登っていきます。ここが道間違えのポイントのようです。
登山道を左折し、沢の右岸を登っていますと白竜の滝が左手に見えています。雪渓はしばらく融けそうにないか?
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登山道を左折し、沢の右岸を登っていますと白竜の滝が左手に見えています。雪渓はしばらく融けそうにないか?
このあたり右岸の崩落激しく道がなくなっており白竜の滝のふもとに着くのに10分近くかかりました。
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このあたり右岸の崩落激しく道がなくなっており白竜の滝のふもとに着くのに10分近くかかりました。
白竜の滝を過ぎるとすぐに右岸にロープが。ここを越え、雪渓を横切り左岸へ移動します。
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白竜の滝を過ぎるとすぐに右岸にロープが。ここを越え、雪渓を横切り左岸へ移動します。
この時期に丹沢で雪渓を見れるとは。四つん這いになって登ると右手に。
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この時期に丹沢で雪渓を見れるとは。四つん這いになって登ると右手に。
登山道、テープがありました。沢にはこれ以上登らないようにトラロープが張られています。
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登山道、テープがありました。沢にはこれ以上登らないようにトラロープが張られています。
眼下には秦野市街、相模湾。
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眼下には秦野市街、相模湾。
斜めになった指導標。ここまでくればもう大丈夫?
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斜めになった指導標。ここまでくればもう大丈夫?
まだまだ安心はできません。
これは半袖だと厳しいかも。
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まだまだ安心はできません。
これは半袖だと厳しいかも。
半袖だと血みどろになります…
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半袖だと血みどろになります…
進行方向左手には塔ノ岳・尊仏山荘。
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進行方向左手には塔ノ岳・尊仏山荘。
書策小屋跡地に着きました。
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書策小屋跡地に着きました。
書策小屋跡地から表尾根。一番左が塔ノ岳。
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書策小屋跡地から表尾根。一番左が塔ノ岳。
書策小屋跡地から表尾根。烏尾山、三ノ塔方面。
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書策小屋跡地から表尾根。烏尾山、三ノ塔方面。
政次郎尾根分岐に向かって表尾根を下っていますと富士山が少し。
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政次郎尾根分岐に向かって表尾根を下っていますと富士山が少し。
この分岐を右折し政次郎尾根を下ります。
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この分岐を右折し政次郎尾根を下ります。
1時間で戸沢に降りてきました。
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1時間で戸沢に降りてきました。
戸川林道脇の桜が綺麗でした。なにか今日の行程のなかでは対照的な光景。
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戸川林道脇の桜が綺麗でした。なにか今日の行程のなかでは対照的な光景。

感想

今月末に予定されている「半袖隊長&3号隊員初コラボ」の
書策新道部分の下見に行ってまいりました。

目にしたものはまだ春遠き、もしかしたら春は来ないかもしれない
とさえ思わせるような数々の厳しい現実でした。

写真をご覧のように次から次へと襲い掛かる艱難辛苦といった感じで
精神的にかなりタフな状況です。他にも巻き道はいたるところで寸断
されており踏み外すと重大事故に繋がる滑落・転落を誘発しかねません。
そして今回自分が足を置いた箇所が次回も安全を保障するものではない
状況にこの登山道はあることを認識させられました。

書策新道は昨夏まではそれでもまだ行けるかと思っていましたが
もうそんな状況ではなくなってきています。不用意に近づかない
方が無難だと感じました。
それでも行くのであれば体力・気力・修羅場の数(登山の?人生の?)が
一定程度以上であることが求められるかと思います。




(もとより個人の感想です)

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