鳥海山ー新山滑走・猿倉より(2022年5月5日)
- GPS
- 07:09
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,359m
コースタイム
天候 | 晴れ、風も徐々に収まり暑くなった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
祓川が満杯になるとこっちも混み出します。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
割れ目も滑走には影響しませんでした。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉はいつもフォレスタ鳥海です。 ジャフ会員で1人(4名まで)300円でした。 |
写真
感想
今年も鳥海山の季節がやってきた!
鳥海山麓の道の駅(象潟)で車中泊し集合場所である猿倉登山口へ向かった。
猿倉到着は6時過ぎ。
人気の祓川はこの時間で満車になったようだが猿倉にはまだ余裕があった。
既にリーダーたちも到着していた。
昨日の湯の台でお世話になったお二人もここへ到着していたのでお礼に伺う。
※湯の台の樹林滑走でベタベタになったスキー板。
困っていたところに神の手が!
クリーナーを貸して頂きすべすべに!
そして道の駅に戻ってペーストワックスでメンテしておいたのだった。
準備を整えいざ出発。
出発時はやや強めの風があり。
これも昨年(5月4日猿倉より)に比べればそよ風だな...
今日の登山には若干強めが風が心地よい。
静かな猿倉だったが七ツ釜手前まで来ると祓川からの登山者と合流し賑わいだす。
フェスティバルとかディズニーランドとか...
Web上での今日の表現の仕方は様々だ。
登りながら気にしていたのは雪色の変化だった。
茶色がかった雪は七ツ釜付近から徐々に純白へと変わっていく。
厄介な新雪だ。そして若干沈む感じ。
おかげで舎利坂もシールのまま楽に(ほぼ直登で)山頂まで行けた。
足の踏み場もないほどの七高山。(GWはいつもの事か)
先ずは七高山登頂で記念撮影。
すかさず新山へ向かうためにシートラへ切替だ。
今日は新山を滑ると決めていた。
七高山から新山へ向かう。
難関の外輪からの下りも夏道が出ておりアイゼンなしで降りることが出来た。
その後の雪壁の登りは斜度が凄かったが踏み跡を利用して突破する。
そして無事新山へゴールする。
喜ぶにはまだ早い。
シールを剥がして滑走の準備を進めた。
先に外輪へ戻った仲間が無線で連絡を入れてくれた。
滑走斜面の状況からアドバイスを頂く。
斜面下の雪庇っぽく見える箇所を左に向かって滑ると伝えた。
いざ滑走!
何とも滑らない雪だ...
滑りにぎこちなさがあったが七高山からのギャラリーが多いので頑張る...
僅かな時間だった。
新山のあのキャンパスにシュプールを描く。
それが今日の目的だった。
滑走を終え再びシートラで外輪へ戻る。
描いたその絵を眺めた。
満足だ!
最後は仲間とともに七高山から猿倉を目指して滑走する。
雪は茶色と白のミックスでこれがギクシャクしてちょっと難しい。
滑り出したり止まったり...
そこは踏ん張って転ばないようにと。
七ツ釜付近はストップ雪の連続だった。
でもこういうエリアはストップ雪の練習になるなと前向きに考えて。
「気持ちで滑る」それが大事なんだ。
下るに連れて気温も上がり、最後は半袖でもいいくらいの暑さだった。
また行こう、鳥海山!
「大好きな鳥海山のてっぺんに
スキーと共に立ち、
その斜面にシュプールを刻みたい!」
思い描いていた大きな夢が今日またひとつ叶いました
今日の鳥海山は
9年間かけて少しずつ登ってきた私の人生のピークでもあったので
そこに懸けていた思いは半端なものではありませんでした
それまで運動経験が全くなく
筋トレをするための筋力すらなかった私が
初めて登山靴に足を通したのが9年前
その2年後にスキーを1から始めました
2度の闘病もあり、道のりは決して楽ではなかったけれど
それでも諦めずに頑張ってこれたのは
山とスキーが大好きだったからと言うしかありません
新山の急斜面を一歩一歩登りながら
ここまで歩んできた道を思い返し涙がこぼれました
新山の山頂では号泣していた記憶しかありません
その後の滑走は緊張と難しい雪で
上手く滑れたとはとても言えないけれど
この一本に私のすべてを込めて頑張りました
登り返した七高山から自分のシュプールを見て再び涙が溢れました
この経験は私の誇りとなって
これからまた人生の次のピークへと進むための勇気を与えてくれたように思います😌
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