桜舞い散る中,大洞山〜尼ヶ岳
- GPS
- 07:15
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 933m
- 下り
- 915m
コースタイム
天候 | 晴れ時々桜吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
帰路に用いた倉骨峠からの東海自然歩道は一部崩落箇所あり.その他,危険な場所はありません. 雄岳から倉骨峠に下るとき,ぼうっとして直進してたらコースアウトしてました.テープをちゃんと見ていれば問題ないと思います. 帰路,三多気キャンプ場に向かう林道に標識が少なく,不安になって他の登山者に確認しました(山と高原地図しか持って行ってなかった私が悪い). |
写真
感想
ぎっくり腰のため1ヵ月ほど山はお休み.しばらくは平地を歩いてリハビリしていたが,痛みも不安定感もなくなってきた.ぼちぼち山行けるかな.
若干の不安はあったものの,昨年からこの季節に行って見たかった大洞山に山行することにした.
無理せずにゆっくり歩くつもりで,遅起きの私にしては珍しく朝6時前に出発した.
三多気の駐車場に車を置いて,7時30分にスタートした.楽しみにしていた三多気の桜であるが,昨夜の雨でだいぶ散ってしまったようだ.先週のレコと比べて開花の量が少ない印象だ.残った桜も先を急ぐようにわずかの風でもはらはらと舞い散っていく.駐車車両や観光客もまばらである.しかし,木によっては満開に近いものもあり.まだまだ楽しむには十分だ.水面に花びらが落ちて朝日に照らされているのも儚いけれども美しい眺めである.時折の風にもたらされる桜吹雪を浴びながら,真福院への参道をゆっくり登って行った.
真福院を過ぎてキャンプ場を横に見ながら登山口に向かう.登山口に入ると急峻な石段の登りになる.雨の日に下るのは大変だろうなと思いつつ,足元に気を付けて一歩一歩踏みしめながら石段を登っていく.まもなく雌岳山頂に近づくと緩やかな登りになる.
山頂付近は遠くから見えるのと同じで,緩やかに瘤のように盛り上がってあり,眺望も良好だった.高見山,三峰山,倶留尊山をはじめ遠く大台,大峯の山々まで見渡せた.北側にはこれから行く雄岳,尼ヶ岳も大きく見えていた.山頂付近の木々は芽を吹いたばかりで,春から初夏に向かって準備を急いでいるようだ.
雌岳から北側に階段を下り一気に登り返すと雄岳に到着する.ここからの眺めも雌岳と同様に素晴らしく,おやつを食べつつ堪能した.
風が少し強くなり寒くなってきたので倉骨峠に向かって下った.急な下りだが自然林の中を抜ける山道は心地よく,桜の季節以外は倉骨峠に車を置いて登るのもよさそうだ.暗い人工林に入ると東海自然歩道と合流し,まもなく倉骨峠に着く.
久しぶりの山行と寝不足で疲れ気味だったが,膝が少し重たいくらいで腰の問題はなくそのまま尼ヶ岳へ登っていった.少し登るとすぐに下りになったのでやや落ち込むが,その先の石段を頑張って一気に登ると,後は緩やかなジグザグの道を通って山頂に到達できた.東側は樹木のため眺望はないが,西側は北から南まで見渡せた.雌岳の麓の所に淡くピンクに彩られた三多気の里が見えた.花盛りの時ならもっと鮮やかだろう.
倉骨峠まで下って東海自然歩道に入る.道はすぐに自然林に囲まれた平坦な石畳になる.苔むした石畳は歴史の風格を感じさせ,苔の緑と初夏に向かう木々の新芽が鮮やかだった.歩くだけで心地よく,この道だけでも歩く価値がある..しかし,スカイランド大洞付近を過ぎると杉の人工林の中の道と林道になるのでその区間はやや単調になる.
真福院を通って三多気の里に戻った.朝よりも観光客が増えており賑わいを見せていた.少し桜の写真を撮ってから姫石の湯に向かった.腰も少し重たいぐらいで痛みはなく,調子を見ながら徐々に山行を再開できそうである.
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する