花多い渓流沿いに百尋の滝そして雪渓から川苔山へ
- GPS
- 07:08
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,971m
- 下り
- 2,066m
コースタイム
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅〜川乗橋間バス (08:10発) |
コース状況/ 危険箇所等 |
川乗橋バス停〜細倉橋間 舗装された林道 危険個所なし 細倉橋〜百尋の滝 渓流沿いの細道 岩場-木橋、雪渓部危険個所あり 百尋の滝〜足毛岩分岐 急峻なのぼり、渓流沿いの細道、雪渓 足毛岩分岐〜日向沢の峰 雪渓、トレース、道標なし、迷い注意 日向沢の峰〜川苔山山頂 危険個所なし 川苔山〜鳩ノ巣登山道 一部雪渓あり 危険個所なし *足毛岩分岐〜川苔山山頂は、登山道がはっきりせず十分な注意が必要です。先に行く何人かが、相当迷い、沢道を途中まで間違ってのぼり戻り |
写真
感想
百尋の滝、川苔山、本仁田山、この冬行きたかった山であります。会社の先輩の山人に次は何処に行ったらと尋ねたとき、いの一番に挙げられた山であります。ほどほどの高さとほどほどの難しさを持った山なんでしょう。雪が降る前のことだった。二月には、百尋の滝が凍りつくと山レコに写真がアップされていた。私も、凍りついた滝をみたいと思ったが、今年の凄い雪で簡単に行けそうは山でなく自粛した。今日初めて、このコースに行ってみて、谷筋の登りで何度も道に迷って大変でしたが正直な感想です。
来月末、赤城山、妙義山に行く予定。一緒に行く予定の先輩[仙人と個人的に呼んでいます]が、足慣らしにその前に山に行きたいとリクエストがあり、なら、川苔山と提案し、今日行く事に。奥多摩駅から川乗橋へのバスは少なく、8時10分のバスなんとか間に合い乗る。平日なのにバスは、満員でびっくり、季節がいいので皆さん出かけたいだろうと勝手に解釈。というのは、若い方々も多い。バス中には、小仏峠でお会いした丹沢詳細図の著者の方が実踏でたまたまいらしたので、挨拶だけをした。満員のバスは15分程で川乗橋に到着。
通行止めの隙間から林道に入る。林道は、沢のせせらぎの音と新緑、清々しい空気、そしてなによりも、晴天。道沿いの岩山には、草花が芽を出し、春だぞと叫ぶ。菫が沢山ある。丹沢でもみた葉が裂けた菫、普通のよく見かけるスミレからエイザンスミレまで沢山咲いている。木花では、ミツバツツジ、桜、山吹が、日差しに輝く。日差しは、花を輝かせ、美しく見せる。そして、谷の向こうの山々には、新緑と山桜がよく似合う。歩く準備期間の林道歩きは、30分ほど、ご一緒した仙人さんは、足取りも軽く、前にどんどん進んだせいか。
細倉橋から百尋の滝、川苔山への渓流沿いの道に入る。「雪渓の崩落危険のため通行止め」と書かれているが、何日か前の山レコに行けたよの報告が載っていて、大丈夫だろうと判断して行くことにする。
細倉橋〜百尋の滝
何人かが向かう。渓流沿いの登山道は、細道ながら、沢山の草花が咲く。思わず、目が行き、更に、ゆっくり眺めて行くことになる。勿論、渓流のせせらぎの音も素敵だ。丸、細長い、細かく切れているの三種類の葉の形の菫が白、青紫、淡い赤と沢山咲いている。エイザンスミレが繁茂している。ツツジも綺麗だ。新緑と赤いつつじの花を葉を、光が透過して綺麗だ。沢を渡る木橋、その先には、沢を跨ぐ雪渓、危険と書かれている。三尺あると。この雪渓を恐る恐る進む。雪渓を渡ると登り。段々岩場に張り付く様な登山道を歩く様になる。その岩場に、水が流れ、そこにまた、小花たちが咲く『ネコノメソウ』、ヒナクサの様な『マルバコンロンソウ』、『一人静』・・・・・
何度か沢を木橋で渡り徐々に高度をあげ、段々に、沢と近づき、最後に、百尋の滝に出会う。
百尋の滝のそばまで、近づくことができる。、高さ50mはあろうか、水量が多く、近づくと、ちょっとひんやりを感じる。細倉橋で一緒だった何人かとここで一緒なる。みんな、滝に歓声を上げている。ここまで来たからこそ見れる。歓声を上げることができる。
百尋の滝〜足毛岩分岐
さて、滝を後にするわけだが、ここから、一気に、ロープ場で、崖を数十メートル上る。そこからは、崖を伝うように歩く。ここで、ちょっとだけ、山々の顔見ることができる。そこからまだ急傾斜を上る。雪渓を一度だけこえる。そして、足毛岩分岐に到達する。
足毛岩分岐〜川苔山山頂
足毛岩の肩(0.7km)川苔山(1.8km)と川苔山(1.5km)日向沢の峰(2.9km)の二方向に分岐する。前者は下り、後者は上り。沢は、危ないから、下りの選択ないなと上ることにする。沢道は、道に迷いやすいので。すぐに、雪渓となり、そこをわたり、沢のようなところを上り始める。ずっと前のほうに、滝で見かけた登山者1名ととても登山と思えないカップルの三人が進む。(というのは、カメラと水筒、スニーカーのスタイル)道を示すものが少なく、赤テープも一か所だけ、ここで、仙人さんは、さすがに、不安を表さず、左右に目配りし、道らしきものを見出すようにしている。しばらく、上がると、左手に、道らしきもの。雪をトラバースして、見上げると、尾根道のように木の根が張っている。すこし上ると、紙屑を仙人が発見、あってるだろうと。足元には、朽ちているが、木の階段の一部が。先を見てくるいい、私が、その道を駆け上り、先行調査に行く。以前、会津でも沢道の先行調査に行ったのを思い出す。しばらく先に、道標を発見。大きな声で伝える。気になるのは、先に違う方向に上っていた三人。道標の脇に、沢に降りれる別なルートがある。そこを下り、大きな声で「お〜い」と声をかけると、向こうから声が返ってくる。しばらく、このルートを降りると、向こうに、立ち往生している3人がいた。雪渓の向こうにいる三人にこちらですと声をかけると気が付き、戻る。先ほどの道標の地点より、上り始めると。川苔山頂0.2kmの地点に出る。ここから、緩いアプローチで頂上に向かう。山頂近くでかわいい薄紫の花に気づく。ジロボウエンゴサクかな?そして山頂。山頂で、のんびり食事をしていると先ほどの三人がやってくる。ありがとうございましたといいながら。お互い様ですからと答えながら、気を引き締めないと。GPSを持っているが、見つけられず、アナログな仙人だけが道を見つけられたと認識しました。山は、冷静な観察が大事と肝に命じました。山頂は、一方向だけ開け、蕎麦粒山が見える。
川苔山山頂から鳩ノ巣駅 、もえぎの湯
ここから、本仁田山経由奥多摩駅か、鳩ノ巣駅に直接向かうか悩みどころだが、1時と予定より幾分遅く、雷の予報も三時ごろにあり、早めに降りようと本仁田山はあきらめ、直接、鳩ノ巣駅を目指す。鳩ノ巣駅には、ひたすら下るわけだが、9km前後のだらだら下りで、相方さんには、ちょっとしんどかったようだ。やはり、下り、足腰に一気に負担をかける。大根の山の神を経由して、鳩ノ巣の登山口に降りて相方さんを待つと相方さんより先に、先ほど山頂手前でのうちのおひとりが降りてきた。相方さんを待ちながら話していると、たまたま一緒だった二人をめんどう見る羽目に、さすがに山頂以降は、自分も茨木に戻らなくちゃならないので、一人で降りてきたと。ちょっと心配ではあったがと。山は基本は自己責任だなとあらためて思う。自分も気をつけなくちゃと。茨木のKさんが、車で来ており、奥多摩駅の萌の湯に行かれるというので、同乗させていただき、ゆっくりと温泉につかり、しばらくお話をし、お気をつけてと別れる。
2014年4月 慎重に山は行かなければと自戒す
『三尺』=『沢』ですね^^
すみません、どうしてもツッコミたくて。。
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