富士山 富士宮ルート、超ロングシリセードで高速下山

2014年05月02日(金) [日帰り]

• GPS: 06:26
• 距離: 6.3km
• 登り: 1,381m
• 下り: 1,366m

コースタイム

【上り】
・五合目駐車場(2380m)　8:30
・六合目(2490m)　8:45
・新七合目(2790m)　10:15
・元祖七合目(3030m)　10:50
・八合目(3220m)　11:45
・九合目(3400m)　12:25
・九合五杓(3550m)　13:00
・富士宮口山頂(3710m)　13:30

　※剣ヶ峰は強風＆ホワイトアウトのため断念。

【下り】
・富士宮口山頂　13:40
・九合五杓　14:00
・九合目　14:06
・八合目　14:12
・元祖七合目　14:14
・新七合目 14:18
・六合目　14:30　
・五合目駐車場　14:50

　※九号五杓から六合目までは、ほぼシリセードで下山。
　※六合目から五合目はホワイトアウトでコースミス、永宝山側のルートがそれたためコース復帰。

天候

5合目（8時30分頃）　／曇り
8合目（11時頃）　／曇り時々晴れ間あり
9合目（13時頃）　／曇り＆強風
富士宮口頂上（14時頃）　／強風＆ホワイトアウト

下山時5合目（15時頃）　／ホワイトアウト

アクセス

利用交通機関：

自家用車

富士宮登山口駐車場

富士山スカイラインは7時30分まで通行止め。
5合目までは凍結箇所なし。

コース状況／危険箇所等

・登り始めは売店側は雪壁になっていて取り付けないので、駐車場を永宝山側に進んだところから
・山頂までひたすら登りになるが、九合五杓まではところどころ雪が緩いところがあるものの特に危ないと思われる箇所はなし。
・山頂直下は既にアイスにはなっていないが、アイゼンが深く刺さらないところもあるので注意が必要。
・アイゼンは最初から利用。ピッケルは八合目から利用したが、九合目または九号五勺からでも大丈夫か？

・下りは九号五勺手前からほぼ全コースシリセード。約1,000メートルを正味20分程度で滑り下りる。

・六合目でホワイトアウト。トレースを辿っていくが栄宝山側にコースがそれていたため、林間を横切り五合目駐車場に戻る。

写真

5/2 8:20

8時30分、五合目駐車場をスタート。
売店前の通常の登山口は雪に埋まって使えないので、永宝山側から登り始める。

5/2 8:29

登山客と観光客で結構車が止まっている。

5/2 10:10

天気予報は当たらず、ガスの中を進む。

5/2 10:19

時々雲が晴れる。

5/2 10:35

元祖7合目手前。

5/2 11:26

8合目手前から。
この辺では天気良かったのだけど...

5/2 11:46

8合目すぎたところにある鳥居。
「貫」に手が届く。

5/2 12:11

ひたすら登っていく。

5/2 12:11

雲海。

5/2 13:24

九号五勺。
この辺から風がでてくる。

5/2 13:30

山頂直下。
風が強くなる、ガスもでてくる...

5/2 13:34

山頂直下の氷が貼り付いた鳥居。

5/2 13:41

13時30分、富士宮口山頂到着。
雪というより氷の世界、山頂は強風、剣ヶ峰方面はホワイトアウトで視界が数メールしか聞かないため断念。

5/2 13:48

下山開始、山頂直下は荒目のかき氷のような状態。
気をつけながら下る。

5/2 13:53

九合五勺手前からシリセードで下山。

5/2 13:59

シリセードのトレース。
本当はヒップソリも持ってきていたが強風で飛ばされてしまった...

5/2 14:28

六合目を過ぎたところでホワイトアウト。
トレースを辿っていくが、永宝山側にコースが逸れていた。

5/2 14:56

コース復帰し、14時55分五合目駐車場に到着。

5/2 15:30

水ヶ塚公園から山頂は雲ががぶっている。
天気予報に期待していたのに、残念...

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

D70s ニコン

装備

個人装備

ザック

1

30L

ストック

1

ピッケル

1

アイゼン

1

水筒

2

0.5L（保温）＋1L

ヘッドランプ

1

ストーブ

1

カートリッジ

1

ライター

1

コッヘル

1

カトラリー

1

ナイフ

1

食糧

2

昼食＋予備1食分

携行食

タオル

1

地図

1

山と高原地図

コンパス

1

GPS

1

予備電池

単3・単4　各2

ツェルト

1

エマージェンシーシート

1

ファーストエイドキット

1

携帯電話　

1

健康保険証／運転免許証

感想

ARAQ

GW後半、2日は「晴れ」マークの天気予報を期待して、残雪期の富士山にチャレンジ。

早朝、高速道路から見える富士山はすっきりと晴れ間に浮かび上がり、期待を持たせる。

7時過ぎに富士山スカイライン入口に到着。交通規制のため7時半まで待つ。この間、10台程度の自動車が待っていた。
規制解除後、五合目駐車場に向かう。道路は凍結もなくノーマルタイヤで問題なし。夜間の交通規制はいつまで続くのか？昨年5月下旬は特に規制はなかったが...

駐車場で準備をして8時30分スタート。
今回は、一部地面が見えているところもあったが、最初からほぼ雪の登り、夏道はほとんど関係なく、雪原を直登。
ところどこと雪が緩い場所もあったが、九合五勺までは特に危なげなところもなくひたすら登っていく。

天気予報では「晴れ」だったが、登り始めから天気が回復しない。
八合目くらいまでは風も殆どなく、アンダーだけでも大丈夫なくらいの暑さ。
八合目あたりで一時晴れ間がでるが、13時を過ぎて、九合五勺を越えたあたりから風が出始め、山頂直下ではガスが出てくる。

13時30分、富士宮口山頂に到着。
山頂は強風、浅間神社を過ぎて馬の背、剣ヶ峰方面は強風＆ホワイトアウトで視界数メートルという状況。
残念なら日本最高地点は断念。

剣ヶ峰山頂と景色は残念な結果だった、もう一つの楽しみ、超ロングシリセードによる下山。
本当はヒップソリを持ってきていたのだが、ちょっとしたスキに強風に飛ばされ手の届かないところ飛ばされてしまった...

九合五勺手前から六合目まで、ほぼ全コースシリセード。
標高差1,000M、距離2,000Mオーバーの滑り台！



※動画に指が写っているのはご愛嬌というで、片手でカメラ、片手でピッケル制動は少し難しかった..

登り5時間を、約20分で滑り降りる。
スキー、ボードも楽しそうだけど、低い視点で、直下降で滑り降りるのも楽しい。この時期、この場所でしかできない遊びと思うと贅沢な気分にもなる。


最後は六合目付近でホワイトアウト、ルートミスというアクシデントがあったが15時前に無事下山。
山頂の強風、あっという間にホワイトアウトになったりと、今回は天候の変わりやすさを実感。

とはいえ、残雪期の富士山の楽しさは格別。正直シーズン中の初詣の参道を進むような中の富士山には登りたくない。積雪期の登山を規制する動きもあるようだが、規制の前に指導や啓蒙と視点で捉えてほしいと思う。当然、登山者にもモラルやマナーという守らねばならないものがあるのも当然だが...

コメント

otkme

すみません
そのトレース、ひょっとしたらぼくのかもしれません。
最後のガスは、本当に完全にホワイトアウトでしたよねえ。