BCスキー!テン泊!乗鞍岳!
- GPS
- 29:54
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,509m
コースタイム
09:20 位ヶ原山荘
10:30 ツアーコースとの合流点
11:05 幕営地
12:40 幕営地発
14:00 大雪渓中央部
15:10 幕営地
【5/3(土)】
07:15 幕営地発
08:00 肩の小屋
09:10 蚕玉岳(2979m)
09:17 乗鞍剣ヶ峰(3025.6m)
天候 | 【5/2(金)】 晴れ! 【5/3(土)】 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
<自動車> 04:00 自宅発 松本IC経由 08:00 観光センターP <バス> 08:30 観光センターBS 09:05 位ヶ原山荘BS 【復路】 <バス> 15:34 位ヶ原山荘BS 16:10 観光センターBS <自動車> 16:30 観光センター 松本IC経由 21:30 自宅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 位ヶ原山荘前で用紙と筆記具を渡されて提出すると、表面に注意書きやバス時刻表、裏面に地図が描かれたものを渡される。 【路面】 朝のうちは路面が締まっていて肩の小屋以上はアイゼンがないと登攀困難 午後は大雪渓の緩斜面以下は緩んで踏み抜き多発 【乗鞍エコーライン】 ツアーコースの看板付近までは除雪完了 肩の小屋口の途中まで半分の高さまで除雪済み |
写真
感想
【計画】
乗鞍岳は大雪渓をスキーで滑降でき、夏スキーのメッカとして有名です。
御近所のコーヒー屋さんのマスターからお勧めされてバスが始動するこの連休に行ってみることにしました。
今回は初の乗鞍岳にバックカントリー&テン泊と春のこの時期だからできることに挑戦してきました。
多少の不安があったものの、同じ職場のrgzさんに計画を話したところ同行してくれることになり、不安も解消されました。
【バックカントリー】
バックカントリーといっても、樹林帯の中を新雪を巻き上げるようなものではありません。
この時期はスキー客も多く入山している大斜面なので、シュプールが多く、普通の指揮―ゲレンデとほとんど変わりません。
当然リフトなどはないので自分の足で登ります。
私はゲレンデスキーにブーツ、rgzさんはショートスキーのいで立ちです。
周りは本格的なバックカントリー用のスキーが多く、シールを付けてスキーを履いたまま登っている方が沢山見受けられました。
初日は午後だったので雪面が緩み足を取られることがありましたが、二日目は雪が締まっていてスピードが出る上、程よくエッヂが利いて爽快な気分で滑降できました。
【テン泊】
ツアーコース上部に至ったところ、ちょうどテントを撤収して下山する方に遭遇。
跡地を利用させてもらいます、と話して引き継いでいただきました。
1張り分のスペースしかなかったので、スキーで踏み固めて整地して二つのテントを並べて設営しました。
のんびり語り合いながらコーヒーを飲んだり食事をしたり・・・
夜半に目を覚ますと満天の星が手に届く近さに!
何度か強風で目をさましましたが、陽が昇って起きると体力が回復していました。
【山頂で】
2日目の朝、風は強いものの天候は晴れ。
大展望を期待して登頂を開始しました。
装備をデポしているものの、ゲレンデスキーの重さは格別で勾配が急になってからの大雪渓に悪戦苦闘しました。
重さだけでなく、板が強風にあおられバランスを崩しかけ、その都度、雪面をアイゼンで踏み締めてしのぎました。
蚕玉岳から頂上部が見え鳥居が見えた時、西からもくもくと雲が現れ、山頂はみるみる白くガスに覆われました。
山頂に到着したときには視界が10数メートルほどで、冷たい風にさらされ体はどんどん冷えていきました。
大展望はお預けになったのでリベンジを誓い早々に下山を始めました。
【暦】
東京(東京都)
2014年5月2日(金)
日の出 4:49
日南中時 11:38
日の入り 18:28
月の出 6:57
月南中時 14:06
月の入り 21:16
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
【計画】
とうとうテントを購入してしまい、会社におけるテント泊の先達たるLArcさんに相談したところ、乗鞍岳にテント泊でスキーをしに行くとのこと。
願ってもない機会なので、二つ返事で同行することに。
これが私の北アルプス、いや、アルプスデビューとなった。
【想定以上】
幕営地までは、テント等の荷を背負って移動しなければならず、重いザックを背負ったままでは、板が重さに耐えられず沈みがちになり、雪に板が搦め取られて転倒を繰り返す始末。
結局、板をデポして歩いて移動することに。
また、スキーブーツでの歩行も、思っていた以上に難しく、気温の上昇により緩んだ雪上では、思った以上に進むことが困難だった。
【雪上テント泊】
二度目のテント泊。
もちろん、雪上での幕営は初。
先客の跡地を利用したこともあり、比較的苦労せずに幕営完了。
中に入ると、濡れてこそいないものの、地面から冷気が直に伝わってくる。
慌ててEXPEDのマットに空気を入れ、エスケープ。
日が落ちると気温は氷点下になったものの、エアマットとシュラフのおかげで、寒い思いをせずに一晩休むことができた。
23時頃から風が強くなり、風の音で何度か目を覚ますことがあった。
【剣ヶ峰へのアタック】
翌朝、スキーを担いで剣ヶ峰を目指して歩き始める。
気温の低下で雪が締まっていたため、前日よりもスムーズに進むことができた。
途中、アイゼンを拝借して、稜線まで直登気味に進む。
急角度の斜面に辟易しつつも、短距離で稜線まで出ることができた。
稜線に出て遮るものがなくなると、容赦なく強風にさらされ、姿勢を低くしつつ、剣ヶ峰を目指した。
稜線に達する直前までくっきりと見えていた北アルプスが、稜線に出てすぐ雲に覆われ、終いには視界が10メートルほどにまでなってしまった。
もちろん、剣ヶ峰でも真っ白。
無念さをかみしめながらも、再来を期して下山。
下山時は、気温もさほど上がっていなかったため、前日よりも快適に斜面を滑り下りることができた。
コメント
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LArcさん、rgz91さん、こんばんは!!
keichiro01@大阪南港です〜
白銀の乗鞍素晴らしいですね!!
ボーゲン専門 としては
スキーが出来る方は本当に羨ましいです〜
自分が雪中テン泊するのは大分先の事になりそうですが
(えっ?する気?? )
先達として色々と参考にさせて下さいね!!
四国へ旅立ったkeiさん!コメントありがとうございます。
初日のお天気は最高でした。
二日目はどんどん曇ってきて・・・
おかげで冬毛のライチョウに出会え幸いでした。
雪中テン泊は思っていた以上に快適でした。
気温が高いこの時期がねらい目です。
keiさんの四国レコ楽しみにしています。
気を付けて行ってらっしゃい!!
こんにちは、LArcさん、はじめまして、rgz91さん。
BCスキー、雪上テン泊、翌日の乗鞍岳おつかれさまでした〜
薄々思っていましたが、LArcさん、だだの給食係ではありませんね?
かなり運動万能とお見受けいたしました。
って、今更ですよね 失礼いたしました
お二人の楽しそうなスキー姿を見て、私もまたやってみようかなぁと
禁断の扉を開けてしまいそうです
美味しそうな貝割れ巻やベーコンエッグは、私もやってみようかなぁとは思わず
相変わらず他力本願を狙っているのですけれどね
乗鞍岳からの展望は残念でしたが、白い雷鳥!かわいらしい
色々盛りだくさんなレコ、ありがとうございました。
眺望リベンジ編、楽しみにしています〜
muniさん!コメントいただきありがとうございます。
ライチョウ、ずんぐりしていて歩く姿がかわいかったですよ〜。
天候が悪い時しか見られないのでヤマの神様が眺望の替わりに会わせてくれたのかもしれませんね。
給食は寒い時期ならではの食材担ぎなのでもうぼちぼちナマモノは持って行けなくなってしまいます。
他力本願大いに結構ですよ!
好きでやっていることですから一口食べてお世辞でも「おいしい♪」と言ってくれるだけでただの給食係は十分満足するものです。
コメントありがとうございます。
僕もスキーの腕(足?)は微妙なのですが、せっかくのお誘いだったので同行させていただきました。
実際、背中の荷に重心を持っていかれ、何度となくすっ転んでいます(笑)
白銀の世界は、5月とは思えないもので、3日はやや荒れた天気にもかかわらず、多くの人が上を目指していました。
雪上テント泊は、マットとシュラフの性能次第と思いますが、僕のものでも何とかなりました。
雪上生活は結構快適でした。
ものすごく日焼けしますが…
初めまして。コメントありがとうございます。
お察しのとおり、LArcさんは給食係ではありません。
登って、背負って、料理もできる一流選手です。
重い板を背負ってせっせと登り、華麗にシュプールを描いて下りてこられる姿は…
泊付き山行でご一緒させていただいたのは2度目ですが、いずれも大満足の食事をご馳走していただきました。
僕は、専ら夜の液体担当なのですが、それで進むのが遅くなり、足を引っ張ってしまっては…
ご一緒するためには、もっと精進しなければと思う次第です。
LArcさん、こんばんは。rgz91さん、はじめまして。
まずは、動画に風の音が入っているので臨場感が伝わってきます。
自分にもできそうかな、といつかチャレンジしてみたくなりました。
3000m級の世界、テント泊、サイコーですね。山頂にも立ててバンザイ♪
そして、ベーコンエッグ、皆様が仰るとおり、本当に美味しそうですね。
毎回、優雅な朝を迎えているんだろうなと想像。ステキな山男ですね☆
wwさん!ステキな山男だなんて・・・もっと言ってください!!
というのは冗談で、全然そんなんじゃなかったのです
いいところだけを切り取ってレコ にしているので反省だらけです。
総じて楽しかった、いい経験ができたというレベルです。
でも、もう一度、いや何度でも行ってみたいそんな素晴らしい山行でした。
コメントいただき、どうもありがとうございました。
こんばんは、ラルクさん!
&初めまして、rgz91さん(^^)v
笠取の際に、もしかしたらGWに行かれるかもしれないと聞いておりましたが、
ホントに行かれたのですね
しかもテント装備&スキーを背負ってとはサスガです
確かにワタシがお邪魔した時もたくさんBCの方がいらっしゃいましたが、
割りと整備されているようで滑りやすそうでしたね
あ、テント場の方はいかがでしたでしょうか!?
ツアーコースの五番と六番の間に、槍穂高が目の前の最高のロケーションの場所があったと思いますが…
山頂の方は真っ白でしたが、残雪の3000mから滑走とはホント滑れる方が羨ましいです(^^)v
カマセンさん!!いつもコメントありがとうございます。
カマセンさんのレコを見て「乗鞍いいなぁ」と思い、さらにお話しをうかがって「テン泊で行ってみよう」と決意したのです。
どうもカマセンさんの行くところ行くところ私が追いかけているような気がします。
そんな食欲をそそる山行をなさっているカマセンさんのレコから目が離せません。
これからも私のために?いいお山をたくさん紹介してください!楽しみにしています。
ところで、本山行での幕営地は、教えていただいた場所よりも少し上、ツアーコース上の位ヶ原山荘への分岐を示すあたりに跡地があったのでそちらにしました。
位ヶ原山荘から下って設営してまた登り返すのが大変だったこともあり、妥協したともいえます。
槍穂が目の前とは・・・もう少し頑張って目当ての場所までたどり着ければよかったかなとちょっと後悔です。
また来年・・・
・・・カマセンさんからおススメいただいたところは行かないと気がすまなくなっています。
LArcさん、こんにちは。
山スキーではなくてゲレンデスキーで滑られたのですね。
私はゲレンデスキーしか持っていないのですが、ここなら滑れそうですね。
夏に乗鞍でスキー板を背負って歩いている人を見たことがあります。
でも重そう(笑)。
hakkutuさん!コメントありがとうございます!
ゲレスキー重かったのなんの。
なまった体には堪えましたが、体力強化にはちょうどよかったかもしれません。
斜面は中斜面や緩斜面が広がり、滑りやすいバーンでした。
まだまだ滑れますので、hakkutuさんも華麗なシュプールを描きにいかがでしょう!
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