ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 438877
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

BCスキー!テン泊!乗鞍岳!

2014年05月02日(金) ~ 2014年05月03日(土)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
29:54
距離
15.4km
登り
1,518m
下り
1,509m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【5/2(金)】
 09:20 位ヶ原山荘
 10:30 ツアーコースとの合流点
 11:05 幕営地
 12:40 幕営地発
 14:00 大雪渓中央部
 15:10 幕営地

【5/3(土)】
 07:15 幕営地発
 08:00 肩の小屋
 09:10 蚕玉岳(2979m)
 09:17 乗鞍剣ヶ峰(3025.6m)
天候 【5/2(金)】
晴れ!
【5/3(土)】
晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
【往路】
<自動車>
 04:00 自宅発
      松本IC経由
 08:00 観光センターP
<バス>
 08:30 観光センターBS
 09:05 位ヶ原山荘BS

【復路】
<バス>
 15:34 位ヶ原山荘BS
 16:10 観光センターBS
<自動車>
 16:30 観光センター
      松本IC経由
 21:30 自宅着
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
 位ヶ原山荘前で用紙と筆記具を渡されて提出すると、表面に注意書きやバス時刻表、裏面に地図が描かれたものを渡される。

【路面】
 朝のうちは路面が締まっていて肩の小屋以上はアイゼンがないと登攀困難
 午後は大雪渓の緩斜面以下は緩んで踏み抜き多発
【乗鞍エコーライン】
 ツアーコースの看板付近までは除雪完了
 肩の小屋口の途中まで半分の高さまで除雪済み
観光センターPから乗鞍岳を見上げる
天気は期待できそう(r)
2014年05月02日 08:20撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/2 8:20
観光センターPから乗鞍岳を見上げる
天気は期待できそう(r)
バスで高度を上げるにつれて、両側の雪壁が高くなっていく(r)
2014年05月02日 09:07撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/2 9:07
バスで高度を上げるにつれて、両側の雪壁が高くなっていく(r)
本日の出発点・位ヶ原山荘
一番バスで大勢の登山客が降車(L)
2014年05月02日 09:21撮影 by  DSC-WX300, SONY
5/2 9:21
本日の出発点・位ヶ原山荘
一番バスで大勢の登山客が降車(L)
位ヶ原山荘付近では、雪壁がこんな高さに(r)
2014年05月02日 09:37撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/2 9:37
位ヶ原山荘付近では、雪壁がこんな高さに(r)
大雪渓に向かう急登
みんな急登に喘いでいる(L)
背中の荷が重く圧し掛かります(r)
2014年05月02日 09:42撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 9:42
大雪渓に向かう急登
みんな急登に喘いでいる(L)
背中の荷が重く圧し掛かります(r)
乗鞍岳!
大雪渓も見えてきた(L)
2014年05月02日 10:01撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 10:01
乗鞍岳!
大雪渓も見えてきた(L)
背中の荷を物ともせず突き進むLArcさん(r)
2014年05月02日 10:10撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
5/2 10:10
背中の荷を物ともせず突き進むLArcさん(r)
アニマルトレースがてんてんと(L)
2014年05月02日 10:11撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
5/2 10:11
アニマルトレースがてんてんと(L)
ツアーコースとの合流地点
日差しが強く気温も高い(L)
2014年05月02日 10:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
4
5/2 10:30
ツアーコースとの合流地点
日差しが強く気温も高い(L)
ツアーコース上部にテント跡地をゲット
もうひと張り分をスキーで整地(L)
2014年05月02日 11:08撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
5/2 11:08
ツアーコース上部にテント跡地をゲット
もうひと張り分をスキーで整地(L)
2張り分をスキーで整地して幕営(L)
ヤマレコタオルをお借りしました(r)
2014年05月02日 11:41撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 11:41
2張り分をスキーで整地して幕営(L)
ヤマレコタオルをお借りしました(r)
幕営地前のツアーコースから上部を望む(L)
2014年05月02日 12:41撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 12:41
幕営地前のツアーコースから上部を望む(L)
一服して大雪渓へ(L)
2014年05月02日 13:00撮影 by  DSC-WX300, SONY
4
5/2 13:00
一服して大雪渓へ(L)
rgz91さんは遅れ気味・・・
なぜなら・・・(L)
2014年05月02日 13:10撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 13:10
rgz91さんは遅れ気味・・・
なぜなら・・・(L)
ショートスキーを手で持たず足にくくりつけている
歩きにくそう(L)
何も背負ってないのにバテバテでした…(r)
2014年05月02日 13:11撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 13:11
ショートスキーを手で持たず足にくくりつけている
歩きにくそう(L)
何も背負ってないのにバテバテでした…(r)
肩の小屋口(L)
2014年05月02日 13:22撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 13:22
肩の小屋口(L)
がんばれ〜(L)
2014年05月02日 13:36撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 13:36
がんばれ〜(L)
コロナ観測所(L)
2014年05月02日 13:59撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 13:59
コロナ観測所(L)
もうこの辺りが限界か…
ここからでも十分滑れる(L)
2014年05月02日 13:59撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
5/2 13:59
もうこの辺りが限界か…
ここからでも十分滑れる(L)
おやつで気力・体力回復(L)
2014年05月02日 14:06撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
5/2 14:06
おやつで気力・体力回復(L)
やや雲がかかってますが、槍穂方面(r)
2014年05月02日 14:17撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/2 14:17
やや雲がかかってますが、槍穂方面(r)
斜面に隠れて中央アルプス方面(r)
2014年05月02日 14:17撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
5/2 14:17
斜面に隠れて中央アルプス方面(r)
幕営地に向けて滑降(L)
2014年05月02日 14:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 14:51
幕営地に向けて滑降(L)
乗鞍エコーラインは4mの雪の壁(L)
2014年05月02日 14:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 14:53
乗鞍エコーラインは4mの雪の壁(L)
幕営地でコーヒーブレイク(L)
2014年05月02日 15:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 15:26
幕営地でコーヒーブレイク(L)
真っ青な空と穏やかな日差しに時間を忘れる(L)
2014年05月02日 15:37撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 15:37
真っ青な空と穏やかな日差しに時間を忘れる(L)
夕げにカイワレハム&お鍋で乾杯☆(L)
雪の中に突っ込んでおくだけで、お店並に冷えたプレモル(r)
2014年05月02日 17:08撮影 by  DSC-WX300, SONY
7
5/2 17:08
夕げにカイワレハム&お鍋で乾杯☆(L)
雪の中に突っ込んでおくだけで、お店並に冷えたプレモル(r)
静寂の中、一条の飛行機雲
こんな過ごし方は贅沢(L)
2014年05月02日 17:55撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/2 17:55
静寂の中、一条の飛行機雲
こんな過ごし方は贅沢(L)
沈む月を見て明日への期待が膨らむ(L)
2014年05月02日 19:02撮影 by  DSC-WX300, SONY
5
5/2 19:02
沈む月を見て明日への期待が膨らむ(L)
明日こそは頂を極めんとする頼もしい後姿(r)
2014年05月02日 19:04撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/2 19:04
明日こそは頂を極めんとする頼もしい後姿(r)
翌朝・・・
朝食にベーコンエッグ(L)
コーヒーもおいしくいただきました(r)
2014年05月03日 06:10撮影 by  DSC-WX300, SONY
5
5/3 6:10
翌朝・・・
朝食にベーコンエッグ(L)
コーヒーもおいしくいただきました(r)
風が強いものの快晴!
いよいよ乗鞍・剣ヶ峰へ(L)
2014年05月03日 07:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 7:30
風が強いものの快晴!
いよいよ乗鞍・剣ヶ峰へ(L)
槍・穂が美しい(L)
2014年05月03日 07:40撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 7:40
槍・穂が美しい(L)
アップで・・・やや霞んでいる(L)
2014年05月03日 07:40撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 7:40
アップで・・・やや霞んでいる(L)
肩ノ小屋付近でアイゼン装着
大雪渓を直登(L)
2014年05月03日 07:59撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 7:59
肩ノ小屋付近でアイゼン装着
大雪渓を直登(L)
稜線に出ると猛烈な風に体が煽られる
山頂の乗鞍本宮奥宮が見えてきた(L)
2014年05月03日 09:04撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 9:04
稜線に出ると猛烈な風に体が煽られる
山頂の乗鞍本宮奥宮が見えてきた(L)
強風吹き荒れる稜線をグングン進んでいくLArcさん(r)
2014年05月03日 09:05撮影 by  EX-ZR1000 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/3 9:05
強風吹き荒れる稜線をグングン進んでいくLArcさん(r)
蚕玉岳(2979m)
急激に雲行きが怪しくなってきた(L)
2014年05月03日 09:09撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 9:09
蚕玉岳(2979m)
急激に雲行きが怪しくなってきた(L)
ものの10分で一面のガス(L)
2014年05月03日 09:17撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 9:17
ものの10分で一面のガス(L)
乗鞍岳山頂(3025.6m)
展望は利かず(L)
2014年05月03日 09:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 9:19
乗鞍岳山頂(3025.6m)
展望は利かず(L)
奥宮さまに安全祈願して早々に下山(L)
2014年05月03日 09:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 9:19
奥宮さまに安全祈願して早々に下山(L)
朝日岳の少し先に冬毛のライチョウが!
天候が悪化したため会えた(L)
2014年05月03日 10:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 10:53
朝日岳の少し先に冬毛のライチョウが!
天候が悪化したため会えた(L)
よちよちとかわいい(L)
2014年05月03日 10:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 10:53
よちよちとかわいい(L)
大雪渓を下って振り返る
山頂はまだガスの中(L)
2014年05月03日 11:27撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 11:27
大雪渓を下って振り返る
山頂はまだガスの中(L)
幕営地に戻りコーヒーブレイク(L)
2014年05月03日 12:45撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 12:45
幕営地に戻りコーヒーブレイク(L)
屋根板から見た位ヶ原山荘(L)
2014年05月03日 14:40撮影 by  DSC-WX300, SONY
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5/3 14:40
屋根板から見た位ヶ原山荘(L)
記念の山バッヂ(L)
2014年05月04日 11:22撮影 by  DSC-WX300, SONY
3
5/4 11:22
記念の山バッヂ(L)

感想





【計画】
 乗鞍岳は大雪渓をスキーで滑降でき、夏スキーのメッカとして有名です。
 御近所のコーヒー屋さんのマスターからお勧めされてバスが始動するこの連休に行ってみることにしました。
 今回は初の乗鞍岳にバックカントリー&テン泊と春のこの時期だからできることに挑戦してきました。
 多少の不安があったものの、同じ職場のrgzさんに計画を話したところ同行してくれることになり、不安も解消されました。

【バックカントリー】
 バックカントリーといっても、樹林帯の中を新雪を巻き上げるようなものではありません。
 この時期はスキー客も多く入山している大斜面なので、シュプールが多く、普通の指揮―ゲレンデとほとんど変わりません。
 当然リフトなどはないので自分の足で登ります。
 私はゲレンデスキーにブーツ、rgzさんはショートスキーのいで立ちです。
 周りは本格的なバックカントリー用のスキーが多く、シールを付けてスキーを履いたまま登っている方が沢山見受けられました。
 初日は午後だったので雪面が緩み足を取られることがありましたが、二日目は雪が締まっていてスピードが出る上、程よくエッヂが利いて爽快な気分で滑降できました。

【テン泊】
 ツアーコース上部に至ったところ、ちょうどテントを撤収して下山する方に遭遇。
 跡地を利用させてもらいます、と話して引き継いでいただきました。
 1張り分のスペースしかなかったので、スキーで踏み固めて整地して二つのテントを並べて設営しました。
 のんびり語り合いながらコーヒーを飲んだり食事をしたり・・・
 夜半に目を覚ますと満天の星が手に届く近さに!
 何度か強風で目をさましましたが、陽が昇って起きると体力が回復していました。

【山頂で】
 2日目の朝、風は強いものの天候は晴れ。
 大展望を期待して登頂を開始しました。
 装備をデポしているものの、ゲレンデスキーの重さは格別で勾配が急になってからの大雪渓に悪戦苦闘しました。
 重さだけでなく、板が強風にあおられバランスを崩しかけ、その都度、雪面をアイゼンで踏み締めてしのぎました。
 蚕玉岳から頂上部が見え鳥居が見えた時、西からもくもくと雲が現れ、山頂はみるみる白くガスに覆われました。
 山頂に到着したときには視界が10数メートルほどで、冷たい風にさらされ体はどんどん冷えていきました。
 大展望はお預けになったのでリベンジを誓い早々に下山を始めました。

【暦】
 東京(東京都)
 2014年5月2日(金)
 日の出  4:49
 日南中時 11:38
 日の入り 18:28
 月の出 6:57
 月南中時 14:06
 月の入り 21:16




今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。

【計画】
とうとうテントを購入してしまい、会社におけるテント泊の先達たるLArcさんに相談したところ、乗鞍岳にテント泊でスキーをしに行くとのこと。
願ってもない機会なので、二つ返事で同行することに。
これが私の北アルプス、いや、アルプスデビューとなった。

【想定以上】
幕営地までは、テント等の荷を背負って移動しなければならず、重いザックを背負ったままでは、板が重さに耐えられず沈みがちになり、雪に板が搦め取られて転倒を繰り返す始末。
結局、板をデポして歩いて移動することに。
また、スキーブーツでの歩行も、思っていた以上に難しく、気温の上昇により緩んだ雪上では、思った以上に進むことが困難だった。

【雪上テント泊】
二度目のテント泊。
もちろん、雪上での幕営は初。
先客の跡地を利用したこともあり、比較的苦労せずに幕営完了。
中に入ると、濡れてこそいないものの、地面から冷気が直に伝わってくる。
慌ててEXPEDのマットに空気を入れ、エスケープ。
日が落ちると気温は氷点下になったものの、エアマットとシュラフのおかげで、寒い思いをせずに一晩休むことができた。
23時頃から風が強くなり、風の音で何度か目を覚ますことがあった。

【剣ヶ峰へのアタック】
翌朝、スキーを担いで剣ヶ峰を目指して歩き始める。
気温の低下で雪が締まっていたため、前日よりもスムーズに進むことができた。
途中、アイゼンを拝借して、稜線まで直登気味に進む。
急角度の斜面に辟易しつつも、短距離で稜線まで出ることができた。
稜線に出て遮るものがなくなると、容赦なく強風にさらされ、姿勢を低くしつつ、剣ヶ峰を目指した。
稜線に達する直前までくっきりと見えていた北アルプスが、稜線に出てすぐ雲に覆われ、終いには視界が10メートルほどにまでなってしまった。
もちろん、剣ヶ峰でも真っ白。
無念さをかみしめながらも、再来を期して下山。
下山時は、気温もさほど上がっていなかったため、前日よりも快適に斜面を滑り下りることができた。

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コメント

こんばんは〜
LArcさん、rgz91さん、こんばんは!!
keichiro01@大阪南港です〜
白銀の乗鞍素晴らしいですね!!
ボーゲン専門 としては
スキーが出来る方は本当に羨ましいです〜
自分が雪中テン泊するのは大分先の事になりそうですが
(えっ?する気??
先達として色々と参考にさせて下さいね!!
2014/5/4 19:52
keiさんへ
四国へ旅立ったkeiさん!コメントありがとうございます。

初日のお天気は最高でした。

二日目はどんどん曇ってきて・・・

おかげで冬毛のライチョウに出会え幸いでした。

雪中テン泊は思っていた以上に快適でした。

気温が高いこの時期がねらい目です。

keiさんの四国レコ楽しみにしています。

気を付けて行ってらっしゃい!!
2014/5/5 1:55
薄々思っていましたが・・・
こんにちは、LArcさん、はじめまして、rgz91さん。
BCスキー、雪上テン泊、翌日の乗鞍岳おつかれさまでした〜
薄々思っていましたが、LArcさん、だだの給食係ではありませんね?
かなり運動万能とお見受けいたしました。
って、今更ですよね 失礼いたしました

お二人の楽しそうなスキー姿を見て、私もまたやってみようかなぁと
禁断の扉を開けてしまいそうです
美味しそうな貝割れ巻やベーコンエッグは、私もやってみようかなぁとは思わず
相変わらず他力本願を狙っているのですけれどねbleah
乗鞍岳からの展望は残念でしたが、白い雷鳥!かわいらしいchick
色々盛りだくさんなレコ、ありがとうございました。
眺望リベンジ編、楽しみにしています〜
2014/5/5 15:54
muniさんへ
muniさん!コメントいただきありがとうございます。

ライチョウ、ずんぐりしていて歩く姿がかわいかったですよ〜。

天候が悪い時しか見られないのでヤマの神様が眺望の替わりに会わせてくれたのかもしれませんね。

給食は寒い時期ならではの食材担ぎなのでもうぼちぼちナマモノは持って行けなくなってしまいます。

他力本願大いに結構ですよ!

好きでやっていることですから一口食べてお世辞でも「おいしい♪」と言ってくれるだけでただの給食係は十分満足するものです。
2014/5/5 23:09
keichiro01さんへ
コメントありがとうございます。
僕もスキーの腕(足?)は微妙なのですが、せっかくのお誘いだったので同行させていただきました。
実際、背中の荷に重心を持っていかれ、何度となくすっ転んでいます(笑)
白銀の世界は、5月とは思えないもので、3日はやや荒れた天気にもかかわらず、多くの人が上を目指していました。
雪上テント泊は、マットとシュラフの性能次第と思いますが、僕のものでも何とかなりました。
雪上生活は結構快適でした。
ものすごく日焼けしますが…
2014/5/6 12:50
muniさんへ
初めまして。コメントありがとうございます。

お察しのとおり、LArcさんは給食係ではありません。
登って、背負って、料理もできる一流選手です。
重い板を背負ってせっせと登り、華麗にシュプールを描いて下りてこられる姿は…

泊付き山行でご一緒させていただいたのは2度目ですが、いずれも大満足の食事をご馳走していただきました。
僕は、専ら夜の液体担当なのですが、それで進むのが遅くなり、足を引っ張ってしまっては…
ご一緒するためには、もっと精進しなければと思う次第です。
2014/5/6 12:57
気持ちよさそう!!
LArcさん、こんばんは。rgz91さん、はじめまして。

まずは、動画に風の音が入っているので臨場感が伝わってきます。
自分にもできそうかな、といつかチャレンジしてみたくなりました。
3000m級の世界、テント泊、サイコーですね。山頂にも立ててバンザイ♪

そして、ベーコンエッグ、皆様が仰るとおり、本当に美味しそうですね。
毎回、優雅な朝を迎えているんだろうなと想像。ステキな山男ですね☆
2014/5/6 23:08
wwさんへ
wwさん!ステキな山男だなんて・・・もっと言ってください!!

というのは冗談で、全然そんなんじゃなかったのです

いいところだけを切り取ってレコ にしているので反省だらけです。

総じて楽しかった、いい経験ができたというレベルです。

でも、もう一度、いや何度でも行ってみたいそんな素晴らしい山行でした。

コメントいただき、どうもありがとうございました。
2014/5/6 23:52
スキーもされるんですね(゜ロ゜)
こんばんは、ラルクさん!
&初めまして、rgz91さん(^^)v

笠取の際に、もしかしたらGWに行かれるかもしれないと聞いておりましたが、
ホントに行かれたのですね
しかもテント装備&スキーを背負ってとはサスガです
確かにワタシがお邪魔した時もたくさんBCの方がいらっしゃいましたが、
割りと整備されているようで滑りやすそうでしたね

あ、テント場の方はいかがでしたでしょうか!?
ツアーコースの五番と六番の間に、槍穂高が目の前の最高のロケーションの場所があったと思いますが…
山頂の方は真っ白でしたが、残雪の3000mから滑走とはホント滑れる方が羨ましいです(^^)v
2014/5/7 22:45
カマセンさんへ
カマセンさん!!いつもコメントありがとうございます。

カマセンさんのレコを見て「乗鞍いいなぁ」と思い、さらにお話しをうかがって「テン泊で行ってみよう」と決意したのです。
どうもカマセンさんの行くところ行くところ私が追いかけているような気がします。
そんな食欲をそそる山行をなさっているカマセンさんのレコから目が離せません。
これからも私のために?いいお山をたくさん紹介してください!楽しみにしています。

ところで、本山行での幕営地は、教えていただいた場所よりも少し上、ツアーコース上の位ヶ原山荘への分岐を示すあたりに跡地があったのでそちらにしました。
位ヶ原山荘から下って設営してまた登り返すのが大変だったこともあり、妥協したともいえます。
槍穂が目の前とは・・・もう少し頑張って目当ての場所までたどり着ければよかったかなとちょっと後悔です。
また来年・・・
・・・カマセンさんからおススメいただいたところは行かないと気がすまなくなっています。
2014/5/8 1:24
ゲレンデスキーなんだ。
LArcさん、こんにちは。
山スキーではなくてゲレンデスキーで滑られたのですね。
私はゲレンデスキーしか持っていないのですが、ここなら滑れそうですね。
夏に乗鞍でスキー板を背負って歩いている人を見たことがあります。
でも重そう(笑)。
2014/5/9 8:17
hakkutuさんへ
hakkutuさん!コメントありがとうございます!

ゲレスキー重かったのなんの。

なまった体には堪えましたが、体力強化にはちょうどよかったかもしれません。

斜面は中斜面や緩斜面が広がり、滑りやすいバーンでした。

まだまだ滑れますので、hakkutuさんも華麗なシュプールを描きにいかがでしょう!
2014/5/9 8:39
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