北穂高岳
- GPS
- 31:28
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 1,868m
- 下り
- 1,858m
コースタイム
上高地BT 5:20-7:28横尾7:45-8:44本谷橋8:53-11:00涸沢小屋11:26-15:04北穂高岳15:12-15:13北穂高小屋
北穂高小屋6:04-6:06北穂高岳6:10-7:39涸沢ヒュッテ8:04-8:57本谷橋9:07-10:06横尾10:20-12:49上高地BT
上高地BT 12:54==13:25沢渡BT
天候 | 5/3 晴のち曇のち晴 5/4 晴のち曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
この日は特定日でバスの始発は4:40 |
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾の先から雪道になり、本谷橋の手前で完全積雪路。 本谷橋は掛かっているが夏道は出ていないので、涸沢まで雪渓を登っていく。 涸沢から北穂へは、夏道とは違い、北穂沢を直登する。かなりの急斜面なので慎重に。 登りは昼間だったので、雪も緩くザラメ状態でアイゼンの効きもあまり良くないが。たくさんの踏み跡によりステップができているので、これを辿っていける。 下りは早朝だったので、雪も固く締まっており、アイゼンがよく効いた。 北穂沢は雪崩のリスクがあるので、早朝の登・下山の方が安心。5/3は群発地震があったので、肝を冷やした。 |
写真
感想
GW後半は、今年の雪山の目標、北穂高岳に挑戦。
沢渡から始発のバスで上高地に入り、5:20スタート。横尾を過ぎると次第に雪道になり、本谷橋の手前から完全積雪路。本谷橋からは、夏道と違い雪渓の直登なので、結構疲れる。涸沢まで遠く感じた。
疲れたし、ガスもかかってきたので、北穂小屋の予約はキャンセルして涸沢小屋へ泊まろうかとも思ったが、まだ時間も早いし、夕方から晴れる予報だったので、ゆっくり休憩して登っていくことにする。
北穂沢は急斜面の連続、水平距離は1kmほどだが、標高差800mの直登なので、平均斜度は45度近くある。
登っていくと途中で、上から「滑落!」の声。7〜8mほど脇を人が滑り落ちていく。呆然と見送るしかなかったが、幸い数10mほど滑ったところで停止。声をかけると「大丈夫!」とのことで良かった。
さらにその後、上から「雪崩!」の声。ごくごく小規模だったが、登っていくルートの真上から雪が崩れてきたので、左にトラバースして避ける。規模は大きくなることはなくて良かった。
また、この日は群発地震があったようで、動いている間は気が付かなかったが、登っている途中一休みしているところで揺れたのには肝を冷やした。雪崩が怖いので早く登りたかったが、キツい登りでバテバテ。涸沢から3時間半かかって、なんとか登りきる。
登っていく間にすっかりガスの中で、記憶を頼りになんとか山頂まで登る。すぐに小屋に入りたかったが、ここからがたいへん。ホワイトアウト状態で、どこから小屋へ降りれるのか全くわからない。登ってきた道と小屋への道以外は断崖のはずなので、怖かった。小屋へ救助要請しようかとも考えたが、慎重に5分以上かけてなんとか降り口を発見できた。
小屋に入って一眠りすると、予報通り晴れてきて、夕食後外に出てみると素晴らしい景色。がんばって登った甲斐があった。山頂に登り夕日の景色をたっぷり楽しめた。
この日北穂高小屋に泊まった方は30人程度と少なめで、ゆっくりと過ごせた。
翌朝も起きてみると素晴らしい天気。日の出の景色を楽しんだ後、朝食をたっぷりとって6時過ぎにスタート。
下りは凍っていると怖いかなと思っていたが、固く締まった雪でアイゼンもよく効いたので、安心して下れた。
涸沢ヒュッテまで下りて、景色を楽しみながらゆっくり休憩。
目標の北穂高岳、素晴らしい天気の日に登れて良かったです。
あの素晴らしい3日の夕景は私は涸沢岳の山頂から眺めていました。
涸沢で北穂に行こうか少し悩んだので北穂からの景色を写真で堪能できてよかったです。
翌朝の日の出も含めて素敵な写真を堪能しました。
それと、ホワイトアウトは不安になりますよね
北穂小屋へ降りる階段はこの時期に行ったことないとあの階段には中々気づけないと思います。
Nearcoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
3日の夕景、涸沢岳からも素晴らしかったようですね。
北穂は夏に2回登ったことがあるのですが、山頂でのホワイトアウトにはチョット焦りましたが、がんばって登った甲斐がありました。
来年のGWには、nearcoさんの記録を参考に、奥穂に挑戦してみようと思います。
上高地から北穂へ一日で登る体力がおありなら穂高岳山荘までは問題ないと思います。
その先は年によって状況が違いますから山荘まで行ってみての情報収集でしょうか。
とりあえず稜線の風はとても強いので寒さ対策は念入りに!!
Nearcoさん、ありがとうございます。
確かに、みなさんの記録を見ると、穂高岳山荘からの登りは、雪のコンディションにより難易度が大きく変わりそうですね。行く際はしっかり情報収集してみようと思います。
今回、北穂沢の登りでバテバテ でしたので、しっかり体力をつけて臨みたいと思います。
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