シャクナゲ地獄☆小川山(敗退記録)&ガマルートクライミング
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
↓往路
05:50 廻り目平キャンプ場出発
06:30 ハシゴエリア(ハシゴは全部で5つ?連続)
06:42 唐沢の滝分岐
06:45 展望台 ※ここから先がシャクナゲ地獄ッス☆
09:15 小川山(展望ゼロorz)
10:00 2347小ピーク(岩場) ※ここからルートロストしまくり
12:40 撤退決定 ←ルートの折り返し地点は不正確です
↓復路
14:16 2347小ピーク(岩場)
14:55 小川山
17:00 展望台
17:05頃 唐沢の滝分岐
17:10 ハシゴエリア
17:40 廻り目平キャンプ場出発
<合計:約12時間◎休憩&ルーファイ盛大に含む>
【5/4:ガマルートクライミング】
08:08 ガマルート目印(林道右手の積み石)
08:10 ガマスラブ
08:13 ガマルート取付
08:30 登攀スタート
11:20 ガマルート終了点
終了点から懸垂下降3回(シングルロープ60m1本)
<ガマルート取付〜終了点:約3時間>
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
料金の支払いは金峰山荘で。 夜間〜早朝は金峰山荘がクローズしているので、料金の支払いは帰るときでもOK。 キャンプ場入り口にゲートあり。24時間出入りできるが、 料金を支払っていないとゲートが開かず出られない(と思う。未確認) テン場は直火OK☆ 水場あり(無料) 水洗トイレあり(紙あり) 自販機あり 温水シャワー室あり(使用できるかは未確認) 炭販売あり 薪は山に行けばなんぼでもあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【小川山〜撤退ポイントについて】 ・展望台を過ぎたあたりから積雪量が多くなり、踏み抜きも ・今季、登山道がまだ整備されていないためか(未確認)、 シャクナゲがルートを塞ぐように密生する個所が連続 プチ藪漕ぎ状態 ・小川山、展望ゼロorz ・小川山ピークから金峰山方面へ続くルートが分かりにくい(コンパスで確認) ・2347小ピーク以降、展望ほぼなし ・2347小ピーク以降、ルート目印のテープが少なく、ルーファイに時間を取られる ・テープおよび踏み跡を探しながら稜線沿いに進むが、どちらも不明瞭 ・2290地点を越え、巨岩をふたつやり過ごしたあたりで撤退決定 【ガマルート】 ・取付すぐのスラブと4ピッチ目後半のレッジ手前が核心だと思う ・スメアリング多用 ・懸垂下降は60mロープ1本で3回 |
写真
感想
まず最初に、
「山をナメめんな〜!」と声を大にして言いたい。
もちろん、自分自身に対してですな。
まったくもって恥ずかしい限りのショボい敗退記録山行ですが、
自戒のためにヤマレコに晒します。
(ので、あまり参考になりません。スンマセン)
とうことで、感想を極簡単に。
当初は廻り目平キャンプ場(金峰山荘)をベースに、
小川山から金峰山をのんびり縦走する計画だった。
想定時間は「残雪を想定」してざっくり12時間程度(マージンをとったつもり)。
6時に出発すれば、
・遅くとも18時、日が暮れる前にキャンプ場へ戻れる、はず
・万が一暗くなっても、林道までたどり着いていれば迷うことはない、はず
・最悪、金峰小屋に泊まればいいや(営業は確認済み)
・最悪の最悪の場合、ビバークも想定(ツエルトあり。余分の食料多少もあり)
と考えてはいた。
しかし、
「残雪を想定」にも関わらず、なぜかゲーターのことは頭からすっかり抜け落ちていた。
結果、踏み抜きまくりの靴の中に雪入りまくりの靴びしょ濡れというお粗末なことに。
靴の中がびしょ濡れになったことで、テンションゲキ下がり。
加えて、シャクナゲの密生エリアでプチ藪漕ぎを幾度も強いられ、徐々にココロが折れるorz
それでも小川山までは順調(?)だった。
小川山は展望ゼロで、またもやテンションゲキ下がり。
しかも、金峰山へ向かうルートが分かりにくい。
コンパスで方向を確認し、藪の中に突入してルートを確認。
2347の小ピークで、大日小屋方面から来たというおふたりに会う。
聞けば、この先も展望は皆無とのこと。ガックシorz
おふたりと別れ先へ進むが、徐々にテープが少なくなってきた。
おふたり(+前日以前の先行者)の踏み跡も頼りに進むが、
ときどき見失いルートロストを繰り返す。
ルートをロストするたびに相方kkをその場へ待機させ、僕が斥候してルーファイ。
マタ下までの踏み抜きを繰り返し、かなりヘコむ。
相方kkに「来た道を戻ろう」と何度か言われたが、
八丁平まで行けばエスケープルートがあることは把握していたので、
もう少し先へ進み様子をみることに。
巨岩を2つやり過ごしたあたりで、13時前。
スタートしてからすでに約7時間が経過している。
視界が少し開けたところで、金峰山を目印に現在地を確認。
たぶん稜線の左を巻いていけば、八丁平まであと少しでたどり着くはずだ。
が、エスケープルートの状況が分からないし、ルーファイにどれだけ時間がかかるか分からない。
再びkk「来た道を戻った方がいいんじゃない?」と。
はい、そうしますorz kkの方が冷静でした。
ということで、来た道を戻ったわけだが、
一度通ったルートなのに、ルートロストを3度ほど。どないやねん(笑)
シャクナゲ地獄にヘロヘロになりながら、18時前にキャンプ場へたどり着いた。
はあ、しんどかった。
翌日、キャンプ場を後にするとき、
金峰山荘前に設置してある案内看板を見てはじめて
キャンプ場から小川山まで4時間半もかかることを知るorz
山をナメたらいかん!
<今回の戒め/自分用>
・山行計画はキチンと立てよう ←最近コレばっかりorz
・はじめての山の下調べに“しすぎる”ということはない
・残雪期はゲーターを持っていこう(当たり前やんorz)
・予備の靴下は、車に置きっ放しじゃ意味がない
・なぜカッパ(下)を履かなかったのな?
・地図読みをもっと勉強しよう。机上だけでなく実践も
・コンパスの使い方はうろ覚えじゃダメ。自信が付くまで練習しよう
・テープや踏み跡に頼りすぎない、自立した登山者になろう
・携帯電話のGPSを(もっと積極的に)活用しよう
・行動予定時間が10時間以上なら、ビバークも当然あり得ると想定しよう
・ツエルトは“お守り”じゃないぜ
※
でも、シャクナゲ地獄の、花が咲くとキレイなんだろうな〜!
(と、フォローしてみたり)
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2日目のガマルートはビギナールート。
今季初のクライミングでチトびびったところもあったが、
全体的に気持ちのいいルートで、楽しかったです(笑)
ただ、1本目の懸垂下降時、kkのバックアップがロック。
ダマしダマしテラスまで降りることができたが、ラッキーなだけ。
やはりバックアップはレッグループ&ビレイ器具下で取る方がいい。
仮固定もちゃんと覚えないと&教えないと。
コメント
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小ピークで居合わせた夫婦です。
2度目にお二人にお会いした直後に私達も迷いました(笑)
瑞牆山方面に伸びる尾根にもテープがあり、道があるものと思い込んで進んでしまいました。
山頂付近の藪こぎと踏み抜きは本当にきつかったですね。
山頂方向に引き返すとお聞きし、(えっ、またあの藪こぎを行くの!?)と心配していました。
お互いに無事で何よりでした。
コメント、ありがとうございます。
>瑞牆山方面に伸びる尾根にもテープがあり、
地図とコンパスで方向を確認し、
所々にあったテープに「ルートは間違っていない」と思っていましたが、
今になって思えば、僕たちは瑞牆山方面へ踏み込んでいたのかも知れませんね。
僕たちが盛大に間違った踏み跡をつけてしまい、
miyumiyuuさんたちを迷わせた可能性があります。
スミマセンでした(^_^;
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