浅間山・・百名山の“追試”で前掛山へ（浅間山荘から往復）

2014年05月03日(土) [日帰り]

• GPS: 06:20
• 距離: 14.8km
• 登り: 1,162m
• 下り: 1,155m

コースタイム

6:07浅間山荘駐車場（スパッツを取りに戻って2度目の出発）−7:38火山館−9:19前掛山頂上9:28−10:42火山館−12:08駐車場

天候

晴れ

前掛山の稜線上は強風で目出帽着用・・危険を感じる程の風ではありませんでした

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口前の天狗温泉浅間山荘の駐車場利用（500円）

駐車場奥の登山口にトイレと登山届提出所があります

コース状況／危険箇所等

登山道は、百名山のメジャーなルートだけに整備状況良好です

火山活動は静穏状態の「レベル1」で、前掛山まで登れます

火山館付近〜Jバンド分岐の少し上まで、まだ残雪上の歩行となりますが、マズマズ締まっていてトレースもあり歩きやすい状態でした（アイゼン等不要）

写真

5/3 5:51

浅間山荘の駐車場からスタート・・入浴時に必要ですので領収書はとっておきましょう（駐車代500円入浴代600円）

5/3 5:00

ほんのり色づいているのは蓼科山か

5/3 5:52

登山口の鳥居と横にトイレ（紙付の水洗です）

5/3 5:52

火山活動の状態

5/3 5:52

詳しい案内あり

5/3 5:53

届けを提出してスタート

5/5 14:43

休憩好適地の二の鳥居

5/5 14:43

右手に牙山の断崖

5/3 7:24

左手にはトーミの頭

5/3 7:32

チラッと見えるのは前掛山かな？

5/3 7:35

近づくと牙山の岩頭は迫力

5/3 7:38

火山館到着

5/5 14:44

中は暖かです

5/3 7:43

外でも6℃あり外で休憩

5/3 7:58

火山館からは残雪まだ多い状態ですが歩行に支障なし

5/3 8:11

草すべり分岐とJバンド分岐に案内看板有り

5/3 8:18

目指す前掛山

黒斑山〜蛇骨岳〜仙人岳〜鋸岳の外輪山

5/3 8:19

外輪山北部の岩の稜線が迫力

5/3 9:02

前掛山頂上稜線へトラバース気味に登って折り返し地点・・ここから釜山へは立入禁止

5/3 9:06

前掛山への稜線を進みます

5/3 9:06

前掛山頂上をズーム

釜山〜前掛山をパノラマで

5/5 14:45

右手には外輪山の山々

5/3 9:19

前掛山頂上到着・・標高は最高地点より44m低い2524m

5/5 15:12

剣ヶ峰〜牙山の奥に八ヶ岳

八ヶ岳全景

5/5 14:46

その奥に南アルプスの頭が見えます

5/3 9:25

赤岳〜硫黄岳の右に頭を出す北岳

5/3 9:25

甲斐駒〜仙丈は現地でも判りました・・その左は東西天狗岳のよう

5/5 15:12

富士山も

外輪山の奥には北アルプス

5/5 15:13

穂高〜槍〜大天井岳

5/5 15:14

現地では霞んでいましたが、爺ヶ岳〜鹿島槍〜五竜岳

5/5 15:15

白馬岳は雲の中

5/5 15:16

目を引く四阿山

5/5 14:47

ズームで

その左には金山〜焼山〜火打山〜妙高の頸城の山々

5/5 15:17

高妻山〜雨飾山

5/3 9:25

さらに右手に志賀の山々

5/3 9:37

草津白根山の上には昨年のGWに登った横手山〜岩菅山

5/3 9:25

こちらは苗場方面か

5/3 9:38

苗場山をズーム

5/5 14:48

形ですぐわかる妙義山方面

大展望を満喫して下山へ

5/3 9:45

シェルターも所々あり

5/3 10:42

ちょうど良い地点にある火山館で一服して軽いランチ

5/5 14:50

下山は不動滝経由で・・水量は少な目

5/3 12:07

登山口帰着

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

PENTAX Optio WG-1 PENTAX

感想

sht

自分は2012年7月に日本百名山完登宣言をしましたが、実際のところ心残りな山行も数々あります。

崩壊危険のため最高地点が立入禁止の利尻山南峰・焼岳南峰や悪天候だったためその真価を味わえなかった（所謂ピークを踏んだだけ山行）山々はともかく、情けない所では観光道路やリフトを使ってお手軽登頂した岩木山・八幡平・蔵王山等々。（伊吹山と乗鞍岳は積雪期に登り直しました）

そして今回の浅間山は、“追試”を一番受けなくてはいけないパターン。
というのも2008年に登った時点では「火山活動レベル2で前掛山へは立入自粛」だったので、ガイドブックには“外輪山の最高地点である黒斑山に登って浅間山登頂とみなす”とされていたためです。（完全に立入禁止ではなかったと思いますが、万一の際のことを考えると、公式なガイド本に前掛山へのルートを推奨できなかったのでしょう）

ところが現在は火山活動が「レベル1」で前掛山に登れる状態。そのため“追試”を受けて登り直すことにしました。

当日はGWの好天で、しかもメジャーな百名山の一般ルート。全く問題なく大展望を楽しみ追試をパスできました。

念のため、火山館の小屋番さんに「今後前掛山から先に入山が許可される可能性はありますか？」と尋ねると、「火山が活きているうちは規制が全く無くなることはないでしょう」とのこと。そう言えば前掛山の頂上標識が「浅間山」となっていて、さらなる追試の可能性はほぼ無く「浅間山登頂」と安心して言えると思います。（こんな素晴らしい追試なら何度でも受けたいですが）

下山後は、浅間山荘で赤銅色のいい湯に浸かり、佐久平のイオンモールで食料・酒をタップリ仕入れ、車中泊する袈裟丸山折場登山口に向かいました。