五月晴れの丹沢前衛 大山〜ヨモギ平〜三ノ塔〜大倉
- GPS
- 09:20
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,644m
- 下り
- 1,670m
コースタイム
6:40 男坂に入る。
7:20 下社着。
7:35 出発。途中、写真撮影のため小休止繰り返し。
9:00 大山山頂着。
9:40 出発。途中、写真撮影のため小休止繰り返し。
10:00 イタツミ尾根の展望地で休憩。10:10発。
10:50 ヤビツ峠着。10:55発。
11:15 青山荘通過。車道歩き。
11:30 BOSCOオートキャンプ場着。係員氏に挨拶し登山道の案内を受ける。
11:35 ヨモギ平への登山道に入る。
12:30 ヨモギ平着。昼食休憩。
13:00 去りがたい気持ちを抑えてヨモギ平発。
14:00 三ノ塔着。14:10発。
15:50 大倉バス停着。荷物整理の後ビールを購入し休憩。
16:28 臨時便の渋沢行バス発車。(終了)
天候 | 暑いけど最高に爽やかな快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路……大倉から神奈中バスで小田急渋沢へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*大山ケーブル〜下社〜大山山頂〜ヤビツ間、及び三ノ塔〜大倉はとくに危険ではありません。しかしイキナリの男坂でヒザが笑った……(滝汗)。 *ヤビツ峠から青山荘に抜けるまでの旧道登山道は、豪雨災害などのためか荒れた雰囲気になっていますが、道標・リボン・踏み跡はちゃんとありますので、見落とさなければ安全に通行できると思います。 *BOSCOオートキャンプ場からヨモギ平への上りは、まずキャンプ場受付で挨拶ののち、川沿いの場内メインストリートを真っ直ぐ行って2つ目の橋を渡り、そのまま林業用ユンボが群れているあたりを目指して歩いて行くと登山口の道標があります。ここから先は、途中までユンボ道となっていますが (雨後はぬかるみ?)、途中からのさらなる登山道入口を見落とさなければ、そのままヨモギ平まで踏み跡がしっかりついており、総じて安全に上れると思います。 *ヨモギ平から三ノ塔までは急勾配の連続で、しかも足場が狭いため、バランスを崩して奈落の底に滑落しないよう注意。とくに三ノ塔直下の勾配はヤバいです。私はヘタレなので、登りで精一杯ですが、ヨモギ平では計5名の下ってきた方がいらっしゃいました。お疲れ様です……。とにかくこの区間が曲者であるために、ヨモギ平をめぐるコースは正式な登山道ではなくバリエーションルート扱いなのだろうと思われます (三ノ塔からヨモギ平に進むところには立入を防ぐロープが張られていますし)。 *ヒルについて……『東丹沢登山詳細図』によりますと、ヤビツ〜青山荘およびヨモギ尾根ルート、そして三ノ塔尾根が「ヒル指数1」となっていますが、今回は食われませんでした。乾燥した状態が続いているためでしょうが、これから夏にかけては要注意でしょうか。 |
写真
感想
神奈川県内のとある高校の校歌には「阿夫利の高嶺、相模の流れ、高きに憧れ、長きを慕う」という文句があります。それほどまでに、神奈川県内のどこからでも分かり、海上からも目印とされてきた阿夫利山(あふりやま。雨降山と書くことも)=大山の存在感は大きなものがあります。しかし、個人的には高校の遠足で日向薬師から下社まで登っただけで、長年「一応山だけど観光地じゃね?」という印象が強く、20代になって山登りを始めてからというもの、周りのもっと高い山に登るばかりで、大山は「周りから見下ろす山」になってしまっておりました (苦笑)。
とはいえ、一昨年に山登りを再開して以来、低山や観光地・山岳信仰地の山にもそれなりの面白みがあると思うようになりまして、なるべく早いうちに、ベストなシーズンを選んで、自宅周辺から真正面にドーンと見える大山に登ろうと狙ったのでした。なお、単にケーブル下やヤビツ峠から往復するだけでは歩き足りないような気もしましたので、ヤビツ峠に下山してからさらに、『東丹沢登山詳細図』購入以来気になっていたヨモギ平界隈をめぐる山旅をくっつけ、三ノ塔から大倉に下ることで、弾ける新緑を浴びまくりながらのプチ・ハードな山行とすることにしました。
そこで、休みの日と新緑のピークと乾いた好天という三条件がドンピシャと重なった11日、この計画を決行! 個人的には休みが不特定で、出来れば平日に登る方が良いため、日曜日にこのルートをとれば大山山頂〜ヤビツ間で混みそうでアレだな……という懸念もあったのですが、他の条件(新緑+好天)が余りにも完璧なため、やはり行かない手はありません。実際、イタツミ尾根を下降しているあいだは、ヤビツ峠にバスが着くたびに大量に下車した登山客の皆様が大行列をなして登るところとすれ違い、道が狭いところでは2〜3分ほど待たされることもありました。
それでも早朝出発に努めたため、、最初の大山への登りは人の少ない快適な道程となりましたし、ヤビツからBOSCOキャンプ場〜ヨモギ平〜三ノ塔とめぐる間は、登山者計5名とすれ違ったのみで静寂そのもの! 三ノ塔〜三ノ塔尾根は、もちろん表尾根からの帰りの皆様と合流するわけですが、帰りにこのルートをとる向きは余り多くないとみえ、子供連れ団体を3回追い抜いたのを除けば、やはり静寂の中での下降となりました。それだけに、大倉に着いてから遭遇した大倉尾根軍団の余りの多さにビックリ仰天でした (汗)。
何はともあれ、下社から上の原生林の見事さといい、大山からの文句ない大展望といい、ヨモギ尾根の人知れず巨木が佇み鳥がさえずる別天地ぶりといい、三ノ塔や大倉で眺めた午後の峰々といい、小田急線から距離的に遠くない前衛の山々でも素晴らしい山旅を楽しめるとは新たな発見でした。稼いだ標高及び歩行距離も、だいたい大倉からの丹ピストンと同じで、体力確認&涵養という点でも上々のコース設定だったように思います。そして、高校時代の遠足以来このかた大山に登らなかったという失礼を解消できたのも何よりです (汗)。やっぱり丹沢は最高です♪
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました。
噂には聞いたところではありましたが、静かな山行のできるところですね。
大山は今の時期はこみ過ぎていて疲れました。
最近は早朝登山をしているので、静かな山に憧れますね!
そして写真も素敵ですね
こんばんは、ご覧頂き誠にありがとうございます!
ヨモギ平は、『東丹沢登山詳細図』の説明やヤマレコの過去記事に刺激されて、今回初めて行ってみたのですが、いや本当、ここだけを目的地にしてのんびりとするのも最高かも……と思うほどのところでした。BOSCOからの往復でしたら、道を外さなければ特に危険ということはありませんし、ヤビツから往復4時間というのも丁度良い距離です。帰りは青山荘でコーヒーというのもオツなものかも知れませんし……(青山荘の脇を通過したときに良い匂いを感じたのですが、時間の関係で通過。汗)。
人出の多い山は、それなりに素晴らしい景色や雰囲気があるからでしょうけど、渋滞や喧噪はやっぱり休日の使い方としては萎えるわけで (^^;)、丹沢も場所と時間帯を選べば土日でも結構イケる!ということで今後も研究したいと思っています (笑)。
写真は……長年来のカメヲタですので、お楽しみ頂けて本当に嬉しいです m(_ _)m 足がイマイチ弱くスピードが出ませんので、しょぼい記録を写真でカバーするという意味もあります (汗)。
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