笠取山 多摩川の源流を訪ねました
- GPS
- 05:52
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 792m
- 下り
- 772m
コースタイム
一休坂分岐 9:40
ヤブ沢峠 10:39
笠取小屋 11:08
小さな分水嶺 11:36
笠取山西 11:46
水干 12:00
笠取山西 12:16
笠取山西峰 12:29
笠取山西(昼食)12:57〜13:23
笠取小屋下の水場 14:01
一休坂分岐 14:46
作場平橋登山口着 15:05
天候 | 最高の晴れ☀ (≧∇≦) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
丹波山より国道411号&一ノ瀬林道で作場平登山口へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
− 山梨県道18号は狭い場所が多く、鶴峠〜上野原間は片側交互通行の工事区間も何カ所かありました。同区間には集落も多く、意外と車が通りますので充分注意が必要です。 − 作場平駐車場には20〜30台程のスペースあり。7時50分頃の到着で8割近く埋まっていました。 − 登山道は大変良く整備されています。水干の周りは急峻な沢頭ですので、注意が必要です。 − 道の駅たばやまには温泉施設”のめこい湯”あり。 |
写真
感想
現在休会している高校の同窓生の山行サークルの方から、多摩川エコ・ミュージアム主催の多摩川源流ツアーのお誘いがあり、個人山行の予定を変えて参加する事にしました。本来のツアーのスケジュールは丹波山に前泊するものでしたが、都合がつかなかったので当日の朝から合流という事でご了承頂きました。事前にキャンセルが出て、奇しくも当日の参加者は高校の同窓生のみと地元のガイド2名となり、同窓会になってしまいました(^^;)
朝5時過ぎに自宅を出発し、調布駅で一人ピックアップして7時に丹波山に到着しました。途中の鶴峠あたりまで、権現山のエリアだと思いますが、新緑の山肌にぽつぽつと薄紫の桐の花が咲いていて思わず目を奪われそうになります。よそ見をすると危ない道なのですが…。
同乗者を丹波山の”かどや旅館”で降ろして、私は駐車場スペース確保の為に作場平橋の登山口へ。丹波山のダウンタウン(?)からR411と一ノ瀬林道経由でおよそ40分程で到着し、8割ほど埋まった駐車場に首尾よく車を停める事が出来ました。ツアー開始まで1時間近くあるので周囲を少し歩いてみると、トイレのある広場の大きな石の上に杉の稚樹のような姿が。もしやと思って近づいてみると…やはりマンネンスギでした!常々探しているヒカゲノカズラと同じ科の植物で見たかったものの一つ。これが見れただけでも来た甲斐があったというものです(^∇^)。道中で本家を見つけられるかもしれないと、期待も高まりました。
9時頃にツアーの本隊が到着、各自準備体操の後早速出発しました。登りは急坂の無いヤブ沢峠経由のコースです。まぁ…山頂との標高差は650m程度なので、陣馬山に登るのと大して変わりません (^^;)。ガイドさんを除いて今回のメンバーの中では私が一番若輩で、皆8~21歳年上の先輩方です。フォローと写真撮影の為、最後尾に近いポジションにしました。途中までは大小の沢沿いの道でした。すぐにコチャルメルソウを発見。季節は未だ早春という感じです。早春の沢沿いと言えば…やはりハナネコノメ♪期待に違わず至るところに咲いているのですが、見頃は過ぎていました。他にはスミレがちらほらと見当たる程度で、残念ながら花はまだまだ少ないです。
何度か小休止を取りつつヤブ沢峠まで上がり、笠取小屋へ歩き始めます。振り返ると木々の枝越しに富士山が見えます。登山道の山側の壁を見ると土ではなくて”砂”でした。滝子山ズミ沢ルートの途中もこんな感じの砂だったなぁと思い出して、”地質図navi”というサイトを見てみました。どうやら"1272"という番号が振ってある同じ地質エリアに属するようです。笠取小屋の周辺には桜が植えてありました。小屋のおじさんの話では、来週には満開になるだろうとのことです。きっと綺麗でしょうね〜♡。笠取小屋を出発するとすぐに草原に出て、防火帯が一直線に駆け上がるおなじみの山頂が見えてきます。草原の中のちょっとした丘が”小さな分水嶺”でした。山梨市(富士川)、秩父市(荒川)、そして甲州市(多摩川)の境界になってるんですね。ここで富士山をバックに皆で記念写真を撮りました。
山頂アタックの前に多摩川源頭の”水干”に立ち寄ります。これまでずっとなだらかな場所を歩いて来ましたが、ここだけは急傾斜地の沢頭でした。おまけに砂地なので崩壊を防ぐ為だと思いますが、周囲はかなり厳重に石垣で固めてありました。好天が続いたからでしょうか…残念ながら最初の一滴は見られませんでした。
山頂直下まで戻り、登頂組と応援組に分かれて荷物をデポし身軽になって、アタック開始です!斜度は恐らく40度近い急斜面ですが、15分はかからなかったので標高差は100mちょいぐらいでしょう。登ってみれば意外とあっけないものです^^。これ以上は無いほどの好天でしたので眺望は最高でした♪西の国師ヶ岳・北奥千丈岳、南の大菩薩嶺の存在感が大きいです。北の方の雪を頂く山々は志賀高原のあたりでしょうか。東側は東峰で隠れてしまいますが、ほぼ全周展望の素晴らしい山頂でした(´∇`*)。
展望を楽しんだ後は転げ落ちないよう慎重に降りて、お昼ご飯です。今回はいつものランチパックではなく、宿泊組が泊まった丹波山の”かどや旅館”にお弁当をお願いしました。おにぎりが二つと付け合せ、バナナ、ゆで卵、お茶、そして飴玉。シンプルな山弁当ですが、美味しかったヾ(@⌒¬⌒@)ノです〜。当日は暑かったので、皆さんが飲んでたビールがうらやましかったなー。
昼食中にガイドさんのお話を色々と聞きました。まだお若いんですが、地元で農業法人を経営されていて、NHKの”キッチンが走る!”が丹波山に来た時に出演されたそうです。4.5Kgの巨大マイタケの写真を見せて頂きながら、自慢の林床栽培のマイタケを是非食べに来て欲しいと仰っていました。シーズンは10月だそうですので、紅葉狩りと併せて再訪確定です!
下山は笠取小屋から水場を通って源流水をテイクアウト、まだ新緑には早かったのであまり周りをキョロキョロする事も無く、一休坂ルートの方をサクサク降りてあっという間に登山口に到着。スズタケが繁ってしまうと林床はそれだけになってしまうので…単調です。期待していたヒカゲノカズラも見つかりませんでした。沢の周りや登山道脇にどのくらい山野草が見られるのか…どちらにせよ今回は時期がまだ早かったようで、ネコノメソウの類ぐらいでした。
朝通ってきた小菅〜上野原ルートをもう一度ドライブする気にはならず、道が良い奥多摩の方をまわって、週末渋滞の高速には乗らずに新奥多摩街道〜甲州街道を通って午後7時に帰宅しました。ほぼ2年ぶりぐらいのグループ山行でしたが、グループにはグループの良さがあると再認識しました。これからはちょくちょく混ぜていこうかなと思います。
今回もとても楽しい山行きでした(´∇`)!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する