白馬鑓温泉BC
- GPS
- 29:11
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,182m
- 下り
- 2,225m
コースタイム
18日 6:30白馬鑓温泉−9:30大出原上稜線−滑走−10:30白馬鑓温泉−14:00猿倉
天候 | 17日 晴れ時々曇り 18日 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
バックカントリーは厳冬期パウダーだけじゃない!
春になるとアルプスの奥地にも行けるし!ザラメ雪だって気持ちよく滑れるんだーーー!!!
はい!ということで、いつものオモタテの先輩がたと白馬鑓へ行って参りました。
当初は白馬鑓温泉でダラダラの宴会ツアーとする予定でしたが、
ちょっとした一言で白馬鑓の刺激的なスティープライン中央ルンゼをめざす事に!
このルートは最大斜度45度にノドといわれるせまーいとこを滑るというシビレる滑走が出来るそうで、
BCはじめてからずっと憧れいるルート。
とはいえ、宴会も温泉も手を抜く事は無く、
3人でビール4L、日本酒1L、芋焼酎1L。
夕食のメインメニューに肉も野菜もたっぷりジンギスカンを準備。
朝飯もテントももちろん担ぎ上げ・・・3人で割り振っても重い重い・・・
この上、猿倉出発直後から長走沢まではスキー板を担いでの歩行。歩き出して30分で汗びっしょり。
いきなり嫌になりかけたが、長走沢からは、スキー&シールでの歩行。だいぶ楽になる。
今回のもう一つの楽しみ!フキノトウ狩り!
歩く途中でポコポコいろんなところから生えている。
やはり考える事は一緒なのかいろんなところで乱獲された形跡があるが、我々も負けじと乱獲!
食べれそうなフキノトウは道中ほとんどとってしまったかもしれない。
などなどやりながらダラダラ歩いていると、中継地点の大日向のコルに近づく。
日も高くなりスッゴイアツい・・・無風・・・雪からの照り返し汗がジワジワ・・・
う〜もうちょい。といろいろ振り絞りやっとこさコルまで到着。
鑓方面から雪渓の心地よい風が。簡単な昼食と水分補給でクールダウン。
コルからはシールを外して鑓の取り付きまで滑走。
雪が溶けきった細い尾根を歩いてわたって、最後の登りを望む。
遠い・・・というか温泉どこだろ?視認できない。
またシールでトボトボ歩き出す。
30分ほど歩いて気づく。前の二人に徐々に離されてる。
たしかに荷物は重いけど二人も大して変わらないはず。
追いつこうと頑張るがどんどん離されて行く・・・
スキー歩行の経験の差なんだろうか・・・一回りは若いはずなのに愕然・・・
ヒーヒー言いながらなんとか鑓温泉到着!
テントを立てて荷物を整理!する前に雪の上にビールを置いて冷やし始める。
一通りテン泊の準備が整ったらキンキンに冷えたビールを持って温泉へGO!
夏に来たときは入る事は無かったので初鑓温泉!
タオル一枚になって温泉に足をつける!
・・・いやいやいやいや、アツい。アツすぎるでしょ、これ。
裸のままスコップで雪を切って温泉に投入。意味は無かった。これはもう我慢して入る物なのだ。
つま先から膝まではなんとか入るが、そこから腰を落とすのがとてもためらわれる・・・
あつい・・・こんなの入れないよ・・・ペタっ
へ?先輩の手が僕の肩に置かれている。
次の瞬間「え」もいわせぬ間に、体重をおもいっきり乗せた力が垂直に!
うううぅぅぅわっつい!あっつい!いやいやちょっとアンタなにしてんだ!!
とちょっと本気になりかけたが、乾杯して仲直りした。
風呂上がりは、大量に持って来た食材の調理を開始。
ジンギスカンを肉だけ、肉と野菜の交互に3回戦楽しみ。
締めに摘んで来たフキノトウを甘辛ミソと一緒にあえて炒める!
甘い味噌とフキノトウの苦みが素晴らしい!日本酒にあう!
なんだかんだで、持って来た物はすべて消費し、どうやって眠りについたのかよく覚えていないが就寝zzz
2日目の朝
テントの外がまぶしい。いい天気なのかと飛び起きて外を確認。
東の空は晴れているが、山頂側はガッスガス・・・
かなり余裕のある予定なので、朝風呂にもゆっくり入る。
朝日を眺めながらまた、あっつーい!と叫びながら温泉につかる。素晴らしい景色。
ささっと朝食を済ませて、登り始める。荷物も軽くなり快適!
回復傾向の天気予報が的中し、登って行くほどにガスが晴れて行く。最後はピーカンに!
しかし、その分だんだん風が強くなり、雪面も叩かれているのかカチカチに・・・
カチカチ斜面のシール歩行は怖い。スラブのクライミングに似ている気がする。
滑走面全体でのフリクションは無く、エッヂとそのそばのシールしか効かない・・・
この一歩でエッヂが外れたら、一気に滑落・・・そんな想像をすると足がすくむ。
キックターンはホントビビりながら丁寧に・・・
と、やっていると稜線に近づくほどに風が強まる。
稜線直下10mくらいのところでは、吹き飛ばされるのでは?と思うくらいの強風。
勘弁してくれ〜と思いながら、耐風姿勢から風がやむ一瞬を狙って一歩一歩踏み出す。
やっと稜線へ・・・すんごい安心感・・・でも寒い!風強い!
ここから板を担いで頂上・・・というのは無いな〜本気で吹き飛ばされるんじゃない(笑)っという事で、
中央ルンゼは取りやめ大出原を滑降する事に、でその一部始終
すっごい長かった。疲れて動けなるほど滑った。楽しかった〜
温泉に付いたら、デポってた荷物をまとめて即下山。
大日向のコルまで詰めて猿倉へ。
中央ルンゼは滑れなかったけど、あれだけダイナミックに滑ったのは久しぶり!
間違いなく今シーズン1の滑りが出来たように思う!
来年こそは中央ルンゼ完走したい!
動画見て体動いたよ
はは〜レースゲームで体が動く人ですか?笑
手ぶれがスゴいよねちょっと改善かんがえるわ〜
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