記録ID: 45192
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沢登り
伊豆・愛鷹
鋸岳第3ルンゼ (愛鷹連峰) (大棚の滝駐車場 → 鋸岳第3ルンゼ → 鋸岳 → 位牌岳 → 袴腰岳)
2009年08月29日(土) [日帰り]
静岡県
- GPS
- 07:38
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,608m
- 下り
- 1,400m
コースタイム
08:00 大棚の滝駐車場 出発
09:30 野猿(ヤエン)沢出合 通過
11:00 鋸沢第3ルンゼ入り口 通過
12:30 鋸岳稜線上 到達
13:30 位牌岳 登頂
14:30 袴腰岳 登頂
15:30 下山
09:30 野猿(ヤエン)沢出合 通過
11:00 鋸沢第3ルンゼ入り口 通過
12:30 鋸岳稜線上 到達
13:30 位牌岳 登頂
14:30 袴腰岳 登頂
15:30 下山
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■川原 登山靴だと濡れた岩が滑ること滑ること。 何回しりもちついたことか。 ■鋸沢第三ルンゼ とにかくもろい。つかむ岩つかむ岩、ポロポロポロポロはがれ落ちていく。 ■鋸岳 → 位牌岳 前回に引き続き足元の土を踏み抜いて谷底に吸い込まれるところだった。 ヤセ尾根だからトラバースの時、油断してると足を滑らせてあっという間にあの世行き。 ■袴腰岳 → 第一展望台 狭い道に大小の岩が転がっていて歩きにくい ■第一展望台 → 下山口 下山口間近で道を見失い、ヤブこぎと枯れ沢下りするハメに。 □温泉 三島の極楽湯を利用 |
写真
感想
「ダンッ」
膝が岩壁に打ちつけられる。
「痛ってー」
あまりの痛みにその場に座り込んでしまう。
痛みが治まった右ひざを見てみると血がにじんでいた。
「思ったよりも大したケガじゃないな」
そう思って、出血部分を軽く押してみる。
「………!!」
声にならないほどの激痛がはしる。再びその場にうずくまってしまった。
「まずいな…」
この傷ではまともにクライミングが出来ない。滝は巻くしかないだろう。
「無理して登ろうとしなけりゃよかったな」
F2を登山靴のままで登ろうとしたことを後悔した(来る前はガレガレで水の全然無い沢と思ってたから沢靴を持って来なかったのだ)。
「カツーン、カツーン」
滝の上の方から乾いた音がしたと思った刹那。
「カッ、カッ、シュピーンシュピーン、ゴッ、ドーン、ガーン」
スイカほどの大きさの岩が滝肌でバウンドを繰り返した後、自分の真横をすっ飛んでいく。
金縛りにあったようにピクリとも動けなかった。まばたきすら忘れるほどに。
「当たってたら、死んでたな…」
そう思うとゾッとした。
「さて、巻き道を探すか」
向かって左手の斜面を見るとほぼ垂直に岩壁が続いており、ところどころ土が露出している部分からは、もの干し竿ぐらいの太さの木の枝がニョキニョキと生えていた。
「木の枝を伝っていくか」
他にホールドとして機能しそうなものも見つからないので、木登りの要領でよじ登っていくことにする。
■第2堰堤
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始めまして、富士のヒデと申します。
昨日、鋸岳のルンゼに行かれたんですか。
私は須山山神社から一般コースを黒岳、越前岳、呼子岳と回り蓬莱山まで行きましたがこの先、ご遠慮下さいの注意書きで引き返しました。
私も20代の頃、地元ですので鋸岳のルンゼの登下降を良く楽しみました。今回も蓬莱山から目の前の鋸岳歯渡りをしたい気持も有りましたが歳とともにバランス感覚が鈍くなってきているのを自覚していますのでおとなしく引き返しました。
でも鋸岳の岩は非常に脆く、私も何回も掴んだ岩が取れてしまいヒヤーットしたことを想い出しました。
富士のヒデさん、はじめましてこんにちは。
ノコギリ岳の岩はホントにもろいですよねー。
触ったそばからポロポロ剥がれ落ちていきますからね。
20代の頃、鋸岳のルンゼに行かれてたとのことですが、きっと今よりは岩も脆くなくて登りやすかったんでしょうね。
今度行くときは脆いノコギリ沢の方に行かず割石沢をツメて割石峠にでるルートで行こうかなって思ってます。
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