碓氷川水系 墓場尻川
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 780m
- 下り
- 780m
コースタイム
天候 | 晴れのち雨(雷) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
追記 遡行グレードは〔1級上〕です。 6mナメ滝- 左俣 3段滝 このあたりはヒルがいます。遡行終了後、靴を履きかえたのち一か所やられました。デッカいヒルだったせいか、なかなか血がとまらず結構悲惨でした。。(stk) 以下写真 Nikon D600 TAMRON SP24-70mm F2.8 Di VC USD |
写真
感想
入渓点となるいづみ橋は霧積ダムを過ぎて最初の橋である。橋のそばに6,7台ほど停められるスペースがある。
橋のところから林道が伸びており、ちょっと進んで堰堤を越えたところから入渓すると良い。前半にもう1つ大きな堰堤が出てくるが右岸から越える。
沢自体は小滝とナメが多い癒し渓・美渓である。ポイントとなるところは
○6m滝
ガイドブックでは犬箸覆辰討い襪蕕靴い、ホールド・スタンス共に多いのでそんなにグレードが高いとは思えない。水流に近いところは難しそうだが、そんなに近づかなければ容易。
○3段12m滝
左俣に入ってすぐに現れる。1段目は右から簡単に登れる。2,3段目は深い釜を持った直登不可能な直瀑。写真を見ると分かるように2段目の左壁は手がかりの少ないのっぺりとした1枚岩。細かい窪みに慎重に手足をかけて行くことになる。7,8mほど登るが、なかなか登り甲斐がある。中間支点はほとんど取れないと思います。
終了点には(2束)灌木があるが、しっかりしたものではないので支点にするには心許ない。私(私達)は2回とも肩絡みでビレイしました。3段目は2段目終了点から釜をヘツって行き、1段上がって越えます。1段上がるところがホールドに乏しく、スタンスにしっかり立ちこみ、バランス勝負となります。
○雌滝
ちょっと戻って右岸につけられた踏み跡をたどって越えます
○雄滝
右から巻きますが、水が染み出している(もしくは滝の飛沫?)ようで、グズグズの斜面で、滑りやすく厄介でした。慣れていないメンバーにはロープを出した方が良いかも知れません
○下山の中山道
眼鏡橋に下りるルートは閉鎖されてしまったようで、分岐の標識も外されています。私は標識を目印に歩いていたので、随分行き過ぎてしまいました。現在は、柵とテープで封鎖されているので、それを目印にすると良いでしょう。
ちなみにヒルがいます。私は1匹靴の中に潜り込まれました(幸い被害は無し)。stkさんは2匹も・・
○下山のバリルート(尾根をたどって下りる場合)
眼鏡橋の旧分岐のちょっと手前からいづみ橋方面に下りて行きますが、840m付近に岩壁が隠れています。他の記録を見ると懸垂で下りた人もいるようです。私は2回とも巻いておりました。ただちょっと恐い斜面のトラバースとなるので、メンバーによってはフィックスロープを張ったりする必要があるかも知れません。
岩壁に出る前に沢筋を進んでも良いのかなと思っています。というか沢筋を下りて行ってしまうのが、一番簡単かも知れません。読図を楽しむなら尾根ですが。
感想
4年ぶりの墓場尻川は、倒木や落石などでやや荒れた感があるが、それでもやはり相変わらず美渓だった。前回は紅葉の時期だったので、次は新緑の時期と思っていた。やはり葉が茂っているので、紅葉時期よりもやや薄暗く感じたが、終始新緑越しの軟らかい光を感じられて、なかなか良かった。
3段12m滝の2,3段目はラバーソールのおかげで、前回よりも容易に突破することが出来た。やっぱり道具の影響は大きいと感じた。前回は寒くて(2010/11/11)絶対に落ちられないというプレッシャーが強かったので、結構緊張したが、今回はお気楽という感じだった。ボロボロの岩質で、ホールドを確認したり、掃除したりした時に、2か所ほど岩を剥がしたところがあるので、新しいスタンスが2つ増えました(笑)
ここを突破すると充実感が増すので、クライミング好きは是非突破すると良いと思います。ちなみに巻きは右岸で、それほど難しくはないように思えました。
yoshiさんと墓場尻沢を遡行しました。
ガイドブックでは人が少な目だが激奨されており、ここ数年レコが増えてきている沢だ。ちょい遠いが車で3時間弱。それに見合った価値のある美渓でした。
前回はソロでユルい沢(丹沢水晶沢)だったので三脚もっていったが、ここもぜひともじっくり三脚撮影したいって場所が多かったです。手持ちのときは手ブレの限界の1/25秒シャッターで、なるべく水流が流れた感じに撮れるようにしている。三脚にはさすがにかなわないが、普通に撮るよりは流れが写りこむ。
飽きるような場所がない沢、まともに三脚撮影して進んだら日が暮れるのは間違いない(笑)
詰め上げも楽で、初心者にオススメかな〜とも思ったが、雄滝の巻きはちょっと渋くて考え直しました(最後お助けロープもらいました)。急斜面に岩斜面。その上に踏むと水が染み出す泥。どうやってyoshiさん突破したんだ??てな感じです。
高所トラバースのバランス感覚等、yoshiさんには見習うべき点が多いです(なかなか真似できませんが)
今度は秋にでも、、 再び訪れたいと思う沢でした。
↓↓ショートムービー↓↓
追記
今回どデカいヒルに取り付かれ、はがすのにある方法を使ったので備忘として。
当初ライターではがそうとしたが、ライター忘れたらしく見当たらない。そこで思いついたのがアルコール! 前泊時に一杯飲んだウイスキーをかければと。ただコンビニで買った小瓶、一杯のつもりが全部飲んでいたようで(笑)残り一滴ほど。ただこれが絶大な威力を発揮。一滴かけるとヒルの吸盤の片側がはがれる! 相当イヤがっているようで、びんの口をもう一方に近づけてニオイ攻め! するとたまらずビンにくっついてくれました。無理やり引きはがさず撃退! 困った時の一手として記録残します(笑)
コメント
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初夏の墓場尻川は気持ちよさそうですね。
stkさんは写真家の本能に火がついたようで
よしさんはゴム底のようですが、stkさんは今回も(摩耗した)フェルト底でした?
乾いたスラブ・草付き・泥壁はゴム底の天下ですよ。
当日午後には夏の夕立のような土砂降り雷雨がありましたが、
遡行が終了して下山間際のようで良かったですね。
秋に再訪する時には連れていってくださいな
gankoyaさん、こんばんは
摩耗フェルトのせいかはわかりませんが、苦労しました。yamazasaさんのレコでフェルトで十分という話もあったので新調したラバーソールは温存してました
泥壁にも効くんですね?! それは効果大かも。。
帰りの高速でゲリラ豪雨にあい、雹がバシバシ降ったのでビックリでした。
自分はリード自信ないですが
動画も追加したんで見てください〜
gankoyaさん、こんばんは。
おっしゃるように私はラバーでした。乾いた岩のフリクションは抜群ですね。3段12m滝でその力を十分知りました。早く、上越に行きたくてたまらないです
stkさんから話を聞きましたが、gankoyaさんも墓場尻川にお誘いをかけていたのですね。ホント偶然です。なかなか良い沢なので、紅葉の時期にでも是非。
その内、stkさんも一緒にどこかでご一緒したいですね。力量のあるgankoyaさんとなら手応え十分なところを狙ってみたいものです
おはようございます。
stkさんのムービーをフルスケールで観覧しました。
画面一杯でも画質がよくて、驚きですね!
stkさんと遡行する時には常に盗撮を意識せねばなりませんね(笑)
驚きはもうひとつ。
よしさんのゴム底はひょっとすると、約3000円のハイパーVソールですか?
(違ったらすみません)
ソールの性能は評判通りに良さそうですね。
排水は問題ないですか?
ローカットなので小砂利などが入りやすいですか?
もしハイパーVでしたら、使用感など教えてください。
yoshiさん、stkさん、こんばんは。
この沢、yoshiさんからナメがきれいな沢と話を
聞いていましたし、秋の記録もまだ記憶にあります。
(しかし、もう4年も前でしたか。。。)
写真を拝見すると、苔むした中にナメの水流があったり
して、とってもいい感じですね。
新緑に良く似合っている沢と思いました。
しかし、ヒルもいるのですね。。。
さすがに、もう雪はないですね
youtaroさん、こんばんは〜
新緑のナメ、癒され要素がたくさんで楽しかったです。
暑すぎず寒すぎず、終始よいコンディションで快適な遡行でしたが、最後駐車場でスパッツを脱いでびっくり! でっかいヒルにやられました
ちょっと遠いですが素晴らしい沢でした
youtaroさん、こんばんは。(もう既に土曜日の山行に向かっている途中ではないでしょうか
今回は紅葉の時期と比べて、新緑越しの光が柔らかく、とても癒される感じでした。
2年前の和名倉沢の時のように緑を強く意識した遡行でした。
ヒルには参りました
幸い靴下の上だったので被害はなかったのですが、一瞬凍りつきました
スニーカーの中に居たので、帰りの中山道で入り込んだのですよね。あそこには居るんですねぇ・・
昨日は平日にも関わらず歴史散策的なハイカーを見かけました。沢をやっている人はある程度ヒルの知識(覚悟(笑))もありますが、普通のハイカーさんだと足にくっ付いているのを見たら結構衝撃を受けるんじゃないかなあと思っています
gankoyaさん、良く見てますね
おっしゃる通りハイパーVです。年末くらいにネットで知り、シーズンが始まったら試してみようと思っていました。ヤマレコでは使っている人があまりいないようだった(stkさんは私の靴を見てやや不思議そうな顔をしてましたね)ので、何回か使って、さらに上越を経験した後に使用感などを報告するつもりでいました。
まだ3回しか使っていませんし、アクアステルスを使ったことが無いので、比較等は出来ませんが、使用感は上々です。排水は問題ありませんが、ローカットなので小砂利は入りやすいです。ヌメっているところの弱さは確かに感じますが、それはアクアステルスも同じですし、遡行自体に支障を来すレベルとは思いません。ヌメってなければ滝も水線沿いを突破出来ますし。
今回の核心部である3段12m滝では、フェルトと違ってかなり力を発揮したと思いました。スラブでの快適さが癖になりそうで、早く上越に行きたいです。
もっと使い込んで、続報を送りますね
数日前に知っていたら、モンベルの買わなかったかもです(笑)
コストパフォーマンス抜群ですね〜
確かに不思議な顔してたかもしれません^ 最初沢靴とは思わず、あれ?履き替えるのかな〜と思ってました。
gankoyaさん、盗撮とは人聞きが悪い(笑)まぁ無許可で撮りましたが
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