前穂高岳 北尾根 慶応尾根〜岳沢
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- GPS
- 16:28
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,167m
コースタイム
6/1 北尾根8峰3:51-5・6のコル5:10-3・4コル6:35-前穂高岳8:28-下山9:07-岳沢小屋10:08
下山10:42-上高地12:40
天候 | 5/31 晴れ 6/1 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
パノラマコースから慶応尾根の下部は、やせ尾根の藪漕ぎ。 北尾根の核心部は、3峰。他は、ホールド多数だが、ルートファインディングが重要。 外すと、浮石だらけで嫌らしい。 |
写真
感想
ちょっと風邪気味で悩んだが、天気が良くタイミング的に今週しかチャンスが無かったので、
前日に病院に行き、薬もらって強引に行ってしまった。
沢渡第3駐車場に6時過ぎに着き、6:30のバスで上高地へ。7時に歩き出し、2時間で徳沢。
新村橋を渡って、上部雪渓を見ると切れて滝になっているので、パノラマコースに確定。
人気の無い奥又白谷を歩き、中畠新道分岐からパノラマコースを登っていく。
2160mから慶応尾根に乗り、斜面が急なのでアイゼン付けて登るが直に雪が無くなり、
やせ尾根の藪漕ぎとなる。30分ほど格闘するとまた雪が出始めアイゼン付けて登る。
2470mのピークに出ると視界が開け北尾根の8峰が目の前に見えた。あと標高差150m。
病みあがりと重荷で結構バテバテ。スローペースで雪稜を登り、7時間で8峰に到着。
目の前に奥穂〜槍、眼下に涸沢が見えて、最高の幕営地。しかも天気良く、風も穏やか。
平らで広いピークでまだ雪たっぷりだけど、ちょうど一張り分、ハイマツの脇に雪が融けた
場所があり、ちょっと斜めっているがテント設営。絶景を眺めながらちびちびワイン、焼酎を飲み、
登りの辛さを忘れてまったり過ごす。夕飯食べて7時半に就寝。
2日目 軽量化のため夏用のシュラフだったが、下が雪じゃなかったので、快適に寝れた。
2時起床しハーネス、アイゼン付けて4時前に出発。さすがに朝方は、雪が締まって硬い。
トラバースしながら7峰に取り付く。藪漕ぎの7峰を登って下りは、明瞭な踏み跡あり。雪稜を詰めて
6峰へ取り付き、ブッシュ混じりに登攀し、ハイマツ帯を下って5・6のコルに到着。ちょうど涸沢から
15人ほどの団体が登ってきた。休憩もそこそこにして抜かれないように先を急ぐ。岩と雪稜混じりの
5峰へ登り、浮石注意の4峰を越えると、核心部の3峰が見えた。1Pの順番待ち。3・4コルに降り、
アイゼン外し、ロープ出して登攀準備すると直に順番が来た。1P 左側の凹角を直上しテラスにでる。
2P 右側のチムニーを登り、クラックラインを超えて登攀終了。フリーで涸沢側を巻きながら進むと、
3峰を越えて2峰へ出てしまう。5mほどを懸垂下降し、ひと登りで前穂高岳登頂。8峰から4時間半。
予想では6時間以上掛かるものだと思っていたので、唖然としてしまった。
本日もピーカンで遠くの富士山、八ヶ岳、南ア、中アが良く見える。目の前に吊尾根の先に
奥穂、ジャンダルム。そして、大キレットの先に槍ヶ岳を眺めながら大休憩。
後続の団体も登ってきて山頂は、20人くらいの人だかりに。団体が奥明神沢に下っていき、
追って自分らも下山する。ゆっくりダラダラ下るかと思ったが、リーダーがアイゼン付けて
ダイレクトルンゼを下る事に。雪面は、ちょっと硬く、急勾配なので、慎重に蹴りこんで下る。
奥明神沢に合流し淡々と下り、1時間で岳沢小屋に到着。ハーネス、アイゼン外して、また大休憩。
ほぼ、夏道の登山道をゆっくり2時間で下り、上高地BTに到着。
心配した風邪もさほど影響なく無事行って来られて良かった。
ロープワークは、もう少し慣れが必要でした。反省!
憧れの山々。雪がまだたくさん残っているのですね。
写真を見て楽しみました
標高2000m以上は、まだたっぷり雪が残ってますよ。
でもこの暑さと入梅で1ヶ月もたてばほぼ無くなっちゃいますね。
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