新潟の100名山に登る−その3「平ヶ岳」

2022年09月18日(日) [日帰り]

• GPS: 09:46
• 距離: 20.9km
• 登り: 1,766m
• 下り: 1,756m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:36
• 休憩: 0:18
• 合計: 9:54

距離 20.9km 登り 1,783m 下り 1,771m

2:19 鷹ノ巣登山口
2:39 2:40 鷹ノ巣登山口
4:47 4:57 下台倉山
5:38 台倉山
5:45 台倉清水
6:16 白沢清水
7:22 池ノ岳
7:44 7:46 平ヶ岳三角点
7:48 7:50 平ヶ岳
7:52 7:53 平ヶ岳三角点
8:20 8:21 池ノ岳
9:16 白沢清水
9:49 台倉清水
9:58 9:59 台倉山
10:47 下台倉山
12:13 鷹ノ巣登山口
12:13 ゴール地点

天候

曇り（前夜から風強し）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鷹ノ巣の登山口駐車場を利用しました（無料）。
台風が近づいているからか、前日到着時よりもかなり空いていました。

コース状況／危険箇所等

暗いうちは気が付きませんでしたが、危険個所が多かったです。

その他周辺情報

「燧の湯」（￥700円/大人）
http://www.oze-info.jp/spa/

写真

9/18 2:17

昨夜から台風による南からの風でとにかく暑い。夜中でも寒いことはありませんでした。
今日のコースタイムも11時間の長丁場なため、少しでも涼しい時間帯に歩こうと2時過ぎに出発しました。

9/18 2:27

最初はこんな林道を歩きます。歩きながら、ふとクルマの窓が全開になっていることに気づき、一度駐車場に戻りました。痛恨のエラーですね。

9/18 2:49

唯一の渡渉箇所。昼間であればなんともない場所ですが、暗いと非常に慎重になり、ゆっくりゆっくり渡ります。

9/18 2:53

何が書かれているかわかりません。
しかし、早朝にも関わらず気温が高く、アンダーシャツだけになて歩きました。他に人も居ないので。

9/18 2:55

暗くて良くわかりませんが、急登を登っています。

9/18 3:42

ロープ個所も多数ありました。

9/18 4:50

東の空が明るくなってきました。今日は厚い雲に覆われており、雨が降らないことを祈ります。

9/18 5:20

下台倉山までの急登が終わると、平坦な個所が暫く続きます。
前日の駒ケ岳に似た、眺望の良い尾根道です。

9/18 5:45

平坦と言えどアップダウンがあり、ここは結構下ってきたところです。広くなっており、休憩場所に良いところです。

9/18 6:46

見えてきたのは、ニセならぬ池の岳です。あそこを超えれば平ケ岳まですぐですね。

9/18 7:02

ここで最後の急登が続きます。
どなたかの忘れ物らしい手ぬぐいが草に掛けられていました。
持ち主の方、取りに戻って下さいねー。

9/18 7:06

ゆっくりゆっくり、一歩ずつ登っていきます。

9/18 7:07

ここで、今日一番の強風に煽られました。
身体を持っていかれる程の強風に、上はガスガス。これで平ケ岳に行けるのだろうか？やめた方が良いかもと考えました。

9/18 7:10

勇気ある撤退を考えましたが、とにかく池の岳まで行ってから考えようと、強風の中少しずつ前進しました。

9/18 7:22

登りきると、あれ、高層湿原が広がっているではないですか。
（調べて行けよ、ですよねー）
相変わらず強風ですが、平坦な木道歩きなので一安心。

9/18 7:22

いやぁ、まるで苗場山に戻ってきたかのような高層湿原が広がっています。湿原の水も豊です。これは春に来るべき山でした。

9/18 7:45

平ケ岳の山頂に到着です。
ヤマレコを見ると、この先に最高到達点があるとのことですので、先に行ってみます。

9/18 7:48

行き止まりになりました。
地図ではここが最高地点となっています。

9/18 7:49

強風、雲の中なの水滴で全身が湿っぽくなってきました。
自分の周りしか見えませんが、草紅葉を愉しみながら帰ることにします。

9/18 7:52

写真では分かりませんが、草が倒れているのではなく、風に煽られています。

9/18 7:53

天気の良い春に再訪してみたいものです。

9/18 7:55

天候回復の兆しなし。

9/18 7:58

ここで、すれ違う人が出てきました。
近くに山小屋でもあるのかと思いましたが、後で調べると別ルートがありました。コースタイム半分ほどのコースが。そこであれば、朝の5時に出て今すれ違う訳ですね。

9/18 7:59

ここは湿原あり、高山植物あり。苦労して登ってきた甲斐があります。

9/18 8:00

私の好きなゴゼンタチバナ。花期は凛々しく、実期は可愛い。

9/18 8:02

アカモノ

9/18 8:04

オヤマリンドウ

9/18 8:10

シラタマノキ

9/18 8:12

ツルコケモモ

9/18 8:15

イワウメ、ですかね。

9/18 8:20

それでは池の岳から下山します。

9/18 8:21

紅葉の季節も良いかもしれません。

9/18 8:22

相変わらずの強風ですので、注意して下って行きます。

9/18 9:16

白沢清水まで下りると風はほとんどありません。

9/18 10:02

下台倉山まで、眺望の良い尾根道です。

9/18 10:02

写真に撮り忘れましたが、ここで毒蛇っぽいのが蜷局を巻いていました。いやぁ、焦りました。この日は駐車場近くでも大きな蛇に出会いました。気温が高く活発になっていたのですかね。

9/18 10:20

雲が取れませんねー。

9/18 10:54

下台倉山からの下り、朝は暗くて分かりませんでしたが、まさかこんなに急だったとは。

9/18 10:56

こんなところを登ってきたのか。

9/18 11:17

お、珍しくリンドウが開いています。陽が出てないのですが。

9/18 11:27

危なそうな場所だなぁ。

9/18 11:31

どこまで続くのか。

9/18 11:46

こんな所を歩いていたのか。
暗いうちはゆっくり歩いて怖さを感じることはありませんでしたが、明るい時間だと怖いですね。

9/18 12:02

いやぁ長かった。

9/18 12:05

暑くて、沢で水浴びしたい気持ちでした。

9/18 12:11

駐車場近く。暗い時間の登りで熊鈴を鳴らして歩いていると、林の中から何かに唸られました。うるさかったのかなぁと思い、熊鈴を外しました。

コースタイムだけ気にしており、このコースが20kmもあったことを後で知る始末。いい加減にせえよという山行でした。

9/18 17:13

おまけ：駐車場に戻ってすぐに雨が降り出してきました。危険個所が多いコースですので、ラッキーでした。

撮影機器：

iPhone 13 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ GPS ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

よし

今回最終日の平ケ岳は、天候次第で止めようと思っていました。
風が強かったものの、雨に降られることもなく無事登ることが出来ました。
それにしても長かったです。個人的に名前すら余り知らなかった平ケ岳、高層湿原の素晴らしさに驚きました。春にまた来てみたい山でした。時間の短いコースで。

今回は国道352号線を通りながら2日目・3日目を過ごしましたが、周りに買い物ができる場所、食事ができる場所が皆無でした。ここを利用する場合は、食べ物を買い込んで来るべきだと思い知らされました。トイレは大体駐車場にありますので。

今回3座登った訳ですが、ちょっと比較してみたいと思います。
■駐車場の利便性
　巻機山（桜坂）＞駒ケ岳（枝折峠）＞平ケ岳（鷹ノ巣）
　→桜坂が街に一番近く、買い物もできる。枝折峠は狭いくねくね道を結構な距離行く必要があるが、鷹ノ巣に比べればまだ街に近い。鷹ノ巣はもう、後も前も町まで遠くて仕方がない。（尾瀬には近いけど）
■危険度
　平ケ岳＞駒ケ岳＞巻機山
　→平ケ岳は足の置き場のないロープ個所多数、両側が切れ落ちた個所も複数あり、半端ない急登が多い。駒ケ岳は岩場が多いものの、足場がしっかりある。巻機山は登りが延々続くものの危険個所はない。
■体力度
　平ケ岳＞駒ケ岳＞巻機山
　→平ケ岳はとにかく距離が長く、急登の登りとその下りで体力が奪われる。駒ケ岳は日当たりの良い個所が長いため、日中帯にそこを歩くと体力を奪われる。
■眺望
　判断できず。快晴だった駒ケ岳の山頂からは、360度の眺望があった。平ケ岳と巻機山では雲で眺望がなかった。
■高山植物
　平ケ岳＞駒ケ岳＞巻機山
　→平ケ岳が一番多かった。駒ケ岳でも見られたものの、巻機山ではあまり見ることが出来なかった。
■総合評価
　何を愉しみに登るかに拠りますが、
平ケ岳：素晴らしい高層湿原を見たければ絶対ここです。苗場山に匹敵します。
駒ケ岳：岩場の好きな方はここ。途中の眺望の良さもお勧め。
巻機山：ニセから巻機山までの開けた稜線歩き、美しい風景は最高です。

結局、それぞれの山それぞれに良いところがあるということで。