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記録ID: 472392
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無雪期ピークハント/縦走
中国

安駄山から高鉢山へ

2014年06月28日(土) [日帰り]
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kariogaryu その他4人
GPS
--:--
距離
11.5km
登り
907m
下り
953m
天候 曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス JR上三田駅を出発しJR狩留家駅に到着
コース状況/
危険箇所等

安駄山から高鉢山へ

日時:2014年6月26日(土) 天気:曇り時々小雨とガス 

コース:JR上三田駅〜安駄阿山登山口(古い林道入口)〜王子製紙の山火事注意の看板

〜安駄山(734.8)〜749.1m〜763m〜682m〜三角点高鉢山(705.8)〜JR狩留

家駅

    
メンバー:5名

概略  

 広島市安佐北区と東広島市との境に連なる山。確か20年位前(正確には17年前)に市

境縦走の一環として登ったはずだが、記憶として残っているのは高鉢山の山頂から市境に

沿って道なき道を下り湯坂峠を越えて狩留家駅まで歩いたことくらい。

 今回あらためて登ってみると、安駄山への上りが結構きつく、さらに高鉢山までの縦走

も長く、また最後の高鉢山から狩留家駅までの下りも嫌になるくらいきつかったので楽し

みの少ない山だったと思う事しきり(後悔はしていない)。


山中では763mのピークを除くと展望は全くきかない。稜線上の樹林はほぼ自然林であっ

たが、時折小雨が降るあいにくの天気でおまけに濃い霧に包まれ、周囲の景色まで閉ざさ

れ気持ちまでが暗くなってしまった。


 
もう少し詳しく説明すれば、JR上三田駅から民家の間を50分近く歩くと鳥井原奥の山中

を走っている広い車道と出くわす。ここから南に向かって沢沿いに走る古い林道に入る。

入口には「安駄山登山口」の小さな標識がかかっている。歩いて5分位の所に作業小屋ら

しきものがあり、その向かいが空き地となっているので車を駐めることが出来る(車は

さらに5分位歩いた所にも駐められるが、木が茂っているのであまりすすめられない)。

 沢沿いの緩やかな林道を登るにしたがい、道は荒れて小石がゴロゴロしてくる。わずか

ばかり沢から離れる所もあるが、ほぼ沢伝いで道幅も狭くなる。林道入口から35分位で

王子製紙の山火事注意の看板に出くわす。荒廃した林道はここまでで、これから先は細い

登山道となり、水が補給できるのもこのあたりまで。



さらに沢沿いに7分ばかり登ると沢が2つに分かれ、沢と沢との間の急斜を登る。そのう

ち右手の沢に降りてしばらく水のない沢伝いに登る。すると沢もいつの間にか消え、再び

急登が続く。まるで今まで登って来た緩やかな林道を奪い返すようなきつい上りが続く。

沢の分岐からの急斜を登ること20数分でようやっと稜線に出る。稜線に出てほっとしたの

は束の間、ふたたび急登が始まり多少のアップダウンがあったものの26分もかかって安駄

山の山頂に(林道入口の登山口から約1時間30分)。

 暗い樹林に囲まれ展望はまったくきかなかったが、ちょうど昼前だったので腰を降ろし

て昼食とした(11:56〜12:37)。昼食を済ませると高鉢山へと向かうが、枯れ葉のつまった

急斜をまっすぐ下るが滑りやすいので注意が必要。一部緩いところもあったが、全体とし

ては急な下りが続き、山頂より7分ばかりで最初の鞍部に達し、さらになだらかな鞍部を

越えると中三田への分岐のある564mの鞍部に達した(山頂より18分)。




 この鞍部を過ぎると倒木が目立ち始め、小ピークをいくつか越えながら登っていると564

mの分岐から30分余りで平らでなだらかなピークである749m峰に達した。ここで右に折

れるが踏み跡がはっきりしないので注意を要する。また三角点なるものを探してはみたが

見つからずそのまま直進した(三角点は縦走路より少し左手にあるのではないか)。またこ

のピークから10分近く進むとJP(ジャンクションピーク)があり、右の尾根に入りやす

いのでここも注意が必要。左手の倒木の多いはっきりしない踏み跡が正解で、時折木にテ

ープが巻き付けてあるのでテープに従う事(とにかくテープを見失わないように歩く事)。

 

 そのうち今回の縦走中、一番きついと思われる763mへの上りが始まる。しかし上り始め

からわずか10分余りで763m峰へ(749m峰より35分余り)。安駄山への上りを振り返る

と比較にならない位だ。ピークは狭く縦走路の途中といった感じで休む場所もない位。し

かし縦走路にしては珍しく明るいピークで展望もききそうだったが、あいにくの雨で何も

見えなかった。その後幾つかの小ピークを越えると30分余りで狩留家への分岐に達した。

 


 この分岐から三角点のある高鉢山(705.4)までは往復わずか2分、さらに高鉢山(726)

までは空身で往復15分。分岐に戻って狩留家に向かって下山する。始めは感じの良い自然

林の尾根道を下るが、その後尾根道と分かれると杉の人工林の斜面をどんどん下る。下る

にしたがい、急になり滑りやすく足をとられる。広島市内の山でこれほどまで急な斜面は

他にはないのではないかと思われる位で、歩くのが嫌になってくる。分岐から下る事、

約50分で車道に出て小さな川沿いに20分足らず歩くと狩留家駅だった。


 
(参考タイム)

JR上三田駅(9:09発) (0.50位) 安駄山登山口(古い林道入口) (0.35) 王子製

紙の山火事注意の看板 (0.30) 稜線に出る (0.26) 安駄山 (0.50) 749m

(0.35) 763m (0.31) 狩留家駅への分岐 (0.50) 車道に出る (0.17) JR狩留
                                     
家駅(16:36着)



 従ってJR上三田駅〜安駄山〜三角点高鉢山〜JR狩留家駅まで約5時間30分

     さらに地図上の高鉢山までの往復すると15分〜20分プラス。



参考までに17年前の記録を紹介

安駄山〜高鉢山

期日 平成9年7月6日

パーティ 3名

コースタイム

上三田駅 登山口 縦走路にでる 安駄山 中三田への分岐
7:00 8:00〜8:04 8:55 9:00〜9:34 9:55〜10:02

P.749.5 P.763 P.705   高鉢山 舗装路 湯坂峠
10:35〜11:00 11:36 12:04〜12:12 12:20〜12:40 13:18  13:27〜13:46

狩留家駅
  14:45

上三田駅7時集合。駅より45分近く歩くと道幅が狭くなり、車だとこのあたりまで入れそうである。その後10分ばかり歩くと全くの山道となり、安駄山への道標があったのでここを登山口とする。
はじめのうちは沢に沿って登り、20分近く登ったところで一般登山道から分かれ、前回下った谷である左の谷を藪をかき分けながら登る。ところが尾根に出てみると前回下った鞍部より少し安駄山側に出たので谷を間違えて登っていたことがわかった。ご苦労な藪こぎであった。
尾根に出て1時間近く上り下りを繰り返していると安駄山の頂上に着いた。ピークは狭くて展望もきかなかったので4分ほど休んで次の目的地である高鉢山へと急ぐが、このピークからわずか3分ばかり歩くと三角点のある本当のピークに達した。前のピークはだましのピークだったのである。
この本当のピークからどんどん下った。約8分で最初の鞍部に達し、さらに10分ばかり下ると地図上の560m地点である最低鞍部に達した。ここからは地図に載っていないが中三田に下る道があった。この鞍部からじわじわじわっと登ること30数分で749.5mのピークに達した(10:35)。昼飯には少し早いようであったが先のことを考えて第1回目の昼飯とした。このころから曇りだし風も出てきて雨でも降り出しそうな気配であった。それにこの付近は道がわかりにくい。ここで25分ほど休んで次なるピーク763mへと進んだ。だんだん倒木が増えてきて歩きにくくなり、上りもきつくなりおまけに雨も降り出した。P749.5から30分ばかりで763mのピークに達した。その後の尾根道も倒木が多く道も所々わかりにくいが、いくつかの小ピークを越すと763のピークから40分あまりで高鉢山に達した。山頂に達する少し手前で合羽を着ている中高年のグループに出くわし、こんな山にも登る者は登っているのだなあと感心した。 高鉢山から湯坂峠へは南へ2分ばかり下った鞍部から南東斜面の檜林を下った。すると南へ下っているトラバース道があったのでこれをたどった。檜林の不安定な斜面をトラバースし終えると小尾根にぶっつかり、今度はこの尾根を下りだした。所々不明瞭でブッシュもかぶっていたが、鞍部から40数分で湯坂峠に出た。峠から歩くこと約1時間で狩留家駅に達した。
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