涸沢へ(2日目)-2022-09-28
- GPS
- 06:50
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 823m
- 下り
- 66m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
今日はいよいよ涸沢に上がる日です。本当なら晴れて絶景を眺めながら登るはずだったのですが、半日で天気予報が逆転して雨予報になり、目が覚めたらやっぱり降っていました。
朝食を食べて荷物を整理して、6時55分に玄関に集合し出発しました。雨は小降りか止んでいる状態なので、レインウェアの上だけ着てザックカバーをかけて出発しました。玄関にはレインウェアを着た客でいっぱいになっていました。
外に出てみると雨がやんでいるので、山荘の前でツアーの団体が準備運動などをしていたり、にぎやかな様子の中を出発できたので、少しは気持ちも晴れやかになりました。
歩きはじめてしばらくするとまた雨が降ってきました、強くなりそうだったので木の下でレインウェアの下も装着しました。私は直前にモンベルのフルジップのレインウェアを買ったので、靴を脱ぐこともなく簡単に装着できました。買っておいてよかった。
本谷橋に着いた時は少し止んだので記念写真も撮りましたが、あとは涸沢の少し手前の沢の辺りまでずっと雨中行軍を続けました。歩きながらも休憩時も周りを見るのですが「あれが屏風岩かなあ?」とかすかな山影を指さして確認し合うほど、ほとんど何も見えませんでした。下ってくる人も多くいて、「上はどうですか?」と聞くと「土砂降りです」との答え。がっくりしながら登り続けました。
本谷橋からが本格的な登山道という意味がよく分かりました。道の傾斜がそれまでとは全然違って見上げるような傾斜だし、ずーっと階段状に積み上げられた岩の上を歩くことになりました。幸い岩は濡れていても滑りにくい岩質だったので良かったですが。
雨は強くなったり弱くなったりしながらほぼずーっと降っていました。気温は12℃〜13℃で風もないのでそれほど寒く感じませんでした。でも、雨の中の登りは疲れます。何度も休憩をとりながら2時間ほど歩くと、周りが開けて水が流れる沢の横に出ました。こんな高い所に水が流れているなんてびっくりです。この頃には雨も止んできて、周りも少し見えるようになってきました。屏風岩の裏側の斜面がすごい迫力で眼前に見えていました。
しばらく進むとヒュッテと小屋の分岐に出ました。やっと来たかという感じで元気をもらって先に進むとパノラマコースとの分岐に出て、最後の岩の階段を登ると涸沢ヒュッテに到着しました。チェックインするためヒュッテに入るとコロナ対策で一人以外は外で待つように言われたのでリーダーに任せて私たちは上のテラスに行き、おでんとビールと注文しました。
席を確保しておでんとビールを運んでいるとリーダーがやってきて「勘違いしていた。予約したのは涸沢小屋やったわ」との衝撃の告白。一同「えっー!」と驚きの声が上がりました。もう足は終了してるのに、まだあの小屋まで歩くの?とショックでしたが、おでんとビールでまた元気が出てきました。ところが、食べているとまた雨が降ってきたので慌てて屋根のある席に移動し、詰めてもらって何とか座って飲んでいると雨は土砂降りになりました。しばらくそこにいて様子を見ていると、雨が弱くなったり強くなったりしているので、何度目かに雨が弱くなった時に涸沢小屋に向けて出発しました。
移動を開始すると奇跡的に雨がやみました。そして涸沢小屋に到着するや否やまた雨が降りはじめ、その後は夜までずっと雨が降り続いていました。夕食後、明日は晴れると信じて早めに眠りに着きました。
【3日目に続く】
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