そんな天気に騙されて(2) 雨と無展望の小野岳 低山なめんなよ
- GPS
- 03:39
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 761m
- 下り
- 748m
コースタイム
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 道の駅「ばんだい」 白河ラーメン 一休 こがねの湯 イオン白河西郷 |
写真
感想
お前に登ると 耳元で言った〜♪
そんな天気に騙され 登山口佇む〜♪
眺望豊かで 楽なふりをした〜♪
そんな小野岳の道は 急登ベースでガーン!〜♪
(そんなヒロシに騙されて より)
本日の天気予報も午前中は晴れのち曇り、午後3時以降に雨という予報。選択した山は「日本百低山」にも選ばれている「小野岳」、きっと雨に当たらず午前中で戻ってこれるだろうとたかをくくっていた。
しかし、私は甘かった。今日も途中で雨具を着ることになったし、この道は3kmで800m近く標高を上げる急登りの山だったのである。
前日に二岐山を下った私は、この日に登ろうとしていた小野岳に一番近い道の駅を検索していた。南会津町の道の駅か、かつて車中泊したことがある道の駅「ばんだい」、結局大都市に近いほうがテレビの移りがよいことを基準に後者に決めた。小野岳からは40kmほど離れている。
結局、キングオブコントを見てから寝たが、今年の印象は薄かったなあ・・・。
5時台に行動開始、どこかで朝食をと思う。牛丼屋朝食ローテーション的にはすき家かなか卯だなあと思っていたが、吉野家2件のみしか発見できずに現地入りしてしまった。しかも、霧で周りの道が見えない。結局登山口に入る道を発見できずにダム駐車場で仮眠、1時間ほどしてようやく駐車場を発見した。結局8時前にスタートした。
泣いたりしたら いけないかもね〜♪
登山熱は いつでも熱い〜♪
だからひとこと ください〜♪
我の行方は てっぺんに〜♪
だから 小野岳 素敵さ〜♪
霧で見えない 頂上に〜♪
前に向かう道を見れば緩そうに見えるのだが、実際はきつく、地図で見ると等高線の幅が狭い。これは意外な急登りである。沢にたどり着くまでに50m上げている、それを9分で来たんだ。
そして、急曲がりがあっていよいよ尾根にとりつく。その前にスライドした人がいて「ここを超えるともう急なところはないよ」との言葉をいただいたが、それは程度問題である。緩斜面になっても私は20歩進んで10呼吸を繰り返した。
1223mピークにたどり着くまでは緩みのない登りだ。そして、そこから1980mまで下り、一気に200mの急登りになる。
小野岳は、かつての火山であり、現在は流紋岩の山である。小野岳でウィキペディアを見てみると、リンク先に「大噴火」というページがある。そう、140万年ほど前に、小野岳はVEI7の大噴火を起こしている。「VEI」は火山爆発指数と呼ばれており、当然数字が大きいほど噴火の規模が大きい。
ちなみに、2022年の「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」の噴火がVEI5。1991年の「ピナトゥボ火山」でVEI6。2014年の「御嶽山」の噴火がVEI2。VEI7となると、「鬼界カルデラアカホヤ噴火」「姶良カルデラ」「支笏カルデラ」「阿曽カルデラ」「十和田カルデラ」など、新たにカルデラが生じるような大規模な噴火ばかりである。
それと同じ規模で噴火したことが知られている。まさに小さな巨人、キュウソネコカミ、山椒は小粒でもピリリと辛い・・・そんな山なのである。ちなみに、今はそんな噴火口などは見えないという。
最後の急登りを超えると小野岳頂上に至る。「日本百低山」「日本名山図絵」「東北百名山」などに選ばれている。特に「日本百低山」としては93座目、101座あるので残り8座となる。これはやはりうれしい。
三角点は奥の草むらの中にあるので見に行く、山頂の様子を一通り撮影したら風雨があるので一気に下ろうと試みた。
土の道は雨で濡れ始め、グリップが効きにくい。岩、木の根、滑る。滑りそうになるたびに「嫌っ!うぉっちぇい!!うひょー!」と熊までも尻込みするような掛け声を上げながら下ってきた。この時間帯にスライドする人がいなくてよかったと思う。
下りでも数回の休憩を取り、結局1リットル持っていた水分は半分のみ、湧き水では汲まずに下山してきた。何とか午前中には駐車場に戻ることができほっとした。
本来ならば、ここに大内宿散策を取り入れるべきであろうが、取りやめた。駐車場待ちの車の列が長くて移動できない、県道を50m進むのに10分かかるくらいだ。対向車も来るので追い越しもできない。結局駐車場係の人がやってきて、通過する人を優先的に通してくれた。駐車場を通過してからは反対車線が大渋滞だ、スペースを見つけてUターンしている人もいた。3連休の中日だもんな、ここに車で来る人は渋滞を考慮したほうがいいのだろうなあと思った。
結局白河まで出て、白河ラーメンを食べ、温泉に入り、イオンで買い物。その後栃木県に入り車中泊、18時ごろから雨が降り始めた。
「バナナマンのせっかくグルメ」を見ながら過ごしたが、倉敷名物で「ベトコンラーメン」が出てきたのに驚いた。昔岐阜で食べたことがあるものが倉敷でも食べられるんだなあ・・・。
夜はそんな感じに更けていった。
コメント
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連休2連発とも天気誤報にやられましたね〜
自分たちも今回は雨具無しでと思ってましたが
「やっぱり雨具着るのね」と呟かれてしまいました・・
この土日、福島は天気予報が当たらずに雨具が必要になった週末でした。3連休月曜日のレコも鋭意製作中ですが、やっぱり雨による影響を受けています。
「天気誤報」とはよい造語ですねえ。cyberdocさんの名言集に入れたいぐらいですね。
aideieiでした。
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