荒島岳(勝原登山口ピストン)
- GPS
- 07:41
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:48
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場内には綺麗に清掃された水洗トイレあり。トイレ横に登山届ポスト。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特別に危険な場所はないが、濡れていると滑りやすいところが多々あるので注意。 |
その他周辺情報 | 九頭竜保養の里 平成の湯 https://www.ono-kankou.jp/tourism/detail.php?cd=50 コロナ休業していたものの、2022年10月から再開したそう。再開したてで設備はとてもきれい。平日と休日では営業時間が違うので要チェック。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
スマートフォン
スマートウォッチ
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
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感想
初めて登ったのは9年前。
そのときは9月に入ったばかりで、まだ真夏の暑さだった。晴れの予報を信じてやってきたら、荒島岳はすっぽり雲に覆われ、細かい雨が降っていた。
遠くに台風が来ていたかなにかで、天気図的にもあまりよくはなかった。ただ大雨にもなるまいと、気は進まないものの登山決行。終始晴れることもなく、不快に蒸し暑く、道はぬかるんで散々な山行となった。
途中、父から何度も電話がかかってきた。こんな天気図のときに登山などするもんじゃないと批難じみた小言を言われたり、一刻も早く下山すべきだと説教されたり。
こっちだって、雨の中で電話の出し入れしている時間があれば一秒も早く下山したいのだ。いい加減頭にきて、出ずに放置していた。電話は何度も何度も鳴り続けていた。
さてそれから時を隔て9年後。
ぽっかりと荒島岳に晴予報が出ていた。雲の影一つないまごうことなきマジの晴マーク。降水確率0%、しかもてんくらじゃないぜ有料アプリだぜ?決まりでしょう!
前泊なしで直接行ける山なんて久し振り。余裕をかまして普段通りに、いや普段以上に飲み過ぎてしまい気づくとリビングで寝落ち。目覚めたのは深夜。喘息出て息苦しいし、寒くてお腹痛いし、やばいやってしまった……
なかったことにして無理矢理寝直し、四時に出発。だけど当然なかったことにはならなくて、酷い体調。全くもって自業自得。標高は低いけどなかなかしんどい登山道なので、ペースが上がらずきつかった〜。ただ気温は低くて、半袖でちょうどよく、快適に登れた。この山は秋がいいね。
途中、森の中で大声を出しながら登ってくる人が追い付いてきた。熊よけのために奇声を発しながら登る人もいるとかネット情報でみたことはあるが、実在したの??
と最初は不審だったけど、どうも様子が違う。そのうち声の人物が追いついてきたので、振り返ると荷物もなく軽装の男性。えっ??やがてぐっちょぐちょの登山道に座り込んでしまう。えっえっ大丈夫???声を掛けるもコミュニケーションは難しい様子。そのうち後ろから父親らしき人が追い付いてきたので一安心。
そして9年ぶり二度目の山頂に到達し、9年前には全く見ることのできなかった光景を回収。いい山登りができた。先ほどの親子がまだ山頂にいたので声を掛けると、息子さんを連れて三十ほどの百名山を登ったが、ある程度目標を登り尽くしたので、これを最後にしばらく登山は休憩だとのこと。すっかり成人したこの息子さんを連れて登山する苦労は如何ばかりか・・・なんて赤の他人である私の心配をよそに自由にしている息子氏であった。
9年前。
私が荒島岳を登った二日後に父は亡くなった。そんなときに登りに行くほどの山だったかというとそうではなかったけど、だけど登らない方が良かったとも思わない。もう全ては変えられない、終わってしまったことだ。
私にはあのとき確かに登る理由があって、それは運命……というとなにか悲劇的要素が含まれているような気もするので「縁」とでもいおうか、縁があって酷いコンディションの荒島岳に登った。それを後悔することはない。
そして今回も、縁あって再びこの山を登頂し、あの日に見ることの叶わなかった光景を目にすることができた。どちらが良かったとか悪かったとか、そういうことではなく、ただこうして無事に登山を終え、縁を結んできたのは意味のあることだと思う。
ところで件の親子、温泉を出てお土産を買いに立ち寄った道の駅でもばったり出会い、声を掛けるも全然私だと気づいてもらえなかった笑
服を着替えて帽子を脱いだ姿が別人だったらしく・・・まあ山あるあるだな笑
愛知からだと、距離感としては都民にとっての丹沢って感じで、アプローチが良いんですよね。地味名山だけど。。ていうかかんぺきアル中😁
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