2014GW 瑞牆山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 818m
- 下り
- 818m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
<JR>新宿5:25⇒6:15八王子6:35⇒8:28韮崎 <バス>韮崎8:50⇒10:15瑞牆山荘 【復路】 <バス>瑞牆山荘16:35⇒18:10韮崎 <JR>韮崎⇒甲府経由⇒新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【瑞牆山荘〜富士見平小屋】 夏道、問題なし 【富士見平小屋〜天鳥川】 北西向き斜面のため、アイスバーンが残る。 天鳥川へ下る急坂部分は軽アイゼン装着が無難。 【天鳥川〜瑞牆山頂】 標高2000mあたりまでは夏道。 標高2000m以上では岩の間にアイスバーンが出てくる。大ヤスリ岩あたりからは氷に覆われてすべりやすい箇所が多い。特に山頂直下は残雪の急斜面で軽アイゼン装着が必要。 |
写真
感想
ゴールデンウイーク前半にどこかへ日帰山行したいと思っていましたが、天気予報や公共交通機関の便を考えて瑞牆山へ行くのを決めたのは1週間前。
特急あずさの指定席は当然空いてないし、自由席では混雑が予想されるので、朝早く起きて新宿から韮崎まで鈍行列車で行くことにしました。
中央線を終点の高尾まで行かず、八王子で降りて始発の松本行き各駅停車に乗り換えたので、韮崎までの2時間弱をゆっくり座って行くことができました。韮崎駅に着き、山梨峡北交通の瑞牆山荘行きバス乗り場に急ぐと、すでに10数名の方が並んでいます。5分くらい後に特急あずさが到着するとバス待ちの列はさらに長くなりましたが、バス会社の方が一部をマイクロバスや別のバスに分乗させ、満員状態ながらも無事に全員を目的地へ運んだようです。私は特急より若干早く着く鈍行列車で行ったおかげで、バスでも座ることができましたが、1時間以上の山道を立っている方には気の毒でした。
バスはワイナリーやハイジの村などをめぐりながらゆっくりと登っていくのですが、増富温泉で家族連れの方が1組降りられた以外は途中で降りる人もなく、瑞牆山荘まで満員に近い状態が続いていました。
東京から約5時間でようやく登山口に到着。公共交通機関での移動も大変です。
瑞牆山荘から森林内を緩やかに登り始め、周りに巨岩が出てくると徐々に傾斜が急になってきます。そして、約20分余りで樹林の間から瑞牆山が望める気持ちの良い尾根に到着します。ここからさらに15分ほどで富士見平小屋です。さすがに連休だけあって、小屋周辺には花が咲いたようにテントがたくさん設営されています。
ここで金峰山への登山道と別れて、樹林内をゆるやかにアップダウンした後、天鳥川までかなり下ります。富士見平から天鳥川までは木々の間から瑞牆山周辺の岩峰が見え隠れしますが、北西向き斜面のためアイスバーンが残っており注意が必要です。特に天鳥川へ下る部分は面倒ですが、軽アイゼンを履いた方が無難かもしれません。
そこそこ水量のある天鳥川を渡った後は、一転して瑞牆山山頂まで急登が続きます。最初は木の階段などがあり比較的登りやすい道ですが、徐々に岩が増え始め、鎖場も2か所ほど出てきます。ただ、それほど危険な個所はありません。
標高2000mあたりから岩の間にアイスバーンが出てきて、大ヤスリ岩あたりからは氷に覆われてすべりやすい箇所が多くなります。
天鳥川から1時間半くらいでようやく尾根についた後は、まだ雪のたくさん残った北斜面を回り込んで10分ほどで山頂です。山頂直下には残雪の急斜面があり、一部にロープが張ってあるものの、アイゼンを履いてない方は登降に難儀され(私も含めて)、ちょっとした渋滞が起きていました。(私が山頂から降りるころに、地元の山岳会と思われる方々が補助ロープを増設されていました。)
そうしてようやく巨岩だらけの山頂に着きます。瑞牆山荘から約2時間半、ほぼガイドブック通りの登頂時間でした。さすがに日本百名山だけあり、山頂からの眺めは格別です。近くの金峰山や小川山はもとより、富士山、南アルプス、八ケ岳、北側には浅間山などが360°展望できます。
しばし、風景を楽しんだ後、人でごった返している山頂付近の片隅に場所を見つけて昼食をとり、同じ道を下山しました。行きはアイゼンなしでなんとか登ってきましたが、下り道はこわいので山頂から大ヤスリ岩の基部あたりまで軽アイゼンを装着しました。
約1時間で天鳥川、そこから30分で富士見平小屋、さらに30分ほどで瑞牆山荘に無事戻ってきました。
16:35の韮崎行き最終バスを待ちがてら、山荘でソフトクリームを食べていると一人の若い男性が隣にすわり話しかけてくれました。
彼は早朝5時頃に山荘を出発し、金峰山と瑞牆山の二山を日帰りで往復したそうで、さらにどこかの温泉に1泊して明日は鳳凰山でも行こうかと思っているとのことでした。若いとはいえすごい体力です。バスが到着したので再会を期して別れましたが、5日は天気が悪かったと思いますので、無事に楽しい登山ができたでしょうか。
韮崎行きの帰りのバスは山荘を出るときには全員が座った状態でしたが、増富温泉やハイジの村などを回るうちに乗客が増えてまた満員状態でした。しかも国道141号線に出てからは渋滞にはまり、立っている方はまた大変そうでした。
帰りは甲府始発の特急かいじの指定券が取れていたので、1時間余りの時間を甲府で食事をしながら待ち、家に着いたのは22時を過ぎていました。ちなみに、甲府駅前の「くまもと」という店で食べた馬刺し定食(ついでに生ビール)は格別でした。
連休の公共交通機関利用は大変ですが、思ったより混雑に巻き込まれず、天候に恵まれたすばらしい山行でした。
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