記録ID: 478938
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無雪期ピークハント/縦走
北陸
栂海新道の花達を満喫「朝日岳登山」
2014年07月13日(日) [日帰り]



- GPS
- --:--
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 2,564m
- 下り
- 2,565m
コースタイム
4:13小滝川発電所出発(MTBで)ー5:00中俣新道登山口出発ー6:00中俣山頂通過ー7:24栂海新道分岐点通過ー8:07黒岩平通過ー8:59アヤメ平通過ー9:30長栂山通過ー9:44照葉ノ池通過ー9:57吹上のコル通過ー10:31朝日岳山頂ー10:41山頂出発ー10:56吹上のコル通過ー11:09照葉ノ池通過ー11:22長栂山通過ー11:42アヤメ平通過ー12:19黒岩平通過ー12:52栂海新道分岐点通過ー13:44中俣山頂通過ー14:20中俣新道登山口到着ー14:42小滝川発電所到着
天候 | 曇り〜雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期、栂海新道(中俣新道を利用し黒岩山の途中から合流)の花達と出会うことを楽しみにしています。 雪溶けの後、高山植物が一斉に短い夏を楽しむようです。 「もののけ姫」の"シシ神"が歩くとそこに草花が咲き乱れるごとく開花が始まるのです。 このコース、糸魚川市のHPには以下のように紹介されています。 栂海新道は、日本海の海抜0mから白鳥山(1,286.9m)、犬ヶ岳(1,592m)を経て朝日岳(2,418m)を結ぶ北アルプス最北部の縦走路です。 栂海新道は、「さわがに山岳会」が1961年より黒姫山に新道・黒姫小屋を建設後、1966年から抜開を始め、1971年の全線開通まで、苦節6年間の歳月をかけて未開の朝日岳以北を拓いた岳人の夢の完全縦走路です。 吹上のコルから天険「親不知」まで約27km。所要時間は親不知からの上りコース約18時間、吹上のコルからの下りコースは約15時間を要します。特に上りは超健脚者コースのため、綿密な登山計画が必要です。 記載のごとく、だらだら長いコースとなっています。 本来は、朝日岳小屋で1泊し、栂海山荘(無人)に1泊して日本海に抜けるのが基本的な登山。 この栂海新道で一番眺めを楽しむとするならば、黒岩山〜朝日岳間。ここを1日で楽しむのとなると、小滝川からの中俣新道を利用し、黒岩山にショートカットで入り込むこのコースがお勧めとなります。 今回、週末山紀行さんにも声をかけると、一つ返事でOKがでました。計画をたてた後に天気がなんと雨マークに。しかし、ここは行くしかありません。3人で覚悟を決めて出発です。 4時過ぎに、小滝川発電所ゲートから、MTBで中俣新道登山口に向かいます。自転車でも約50分はかかるコースです。 今回、私のMTBは新しくなりました。身長180cmの私は、今まで自転車のサイズが小さかったようです。窮屈な姿勢で自転車をこぐことで、疲労の蓄積も多かったよう。身体のサイズに合わせた自転車に乗ることで、楽にアプローチをこなすことができました。 スタート後、天狗蔵君に必死についていきます。過去2年間の中では、一番離されなかったようです。それよりも疲労感があまりありません。この後のハイクが楽になります。 中俣新道をいつもより快調にハイクすることができました。約2時間30分で分岐点に到着。いよいよ栂海新道に入ります。なだらかな湿地帯に様々な花が咲き乱れるコースです。水芭蕉が一番似合う場所でもあります。 昨年は、7月18日でした。今年は13日と5日早いことが影響しているのか、少々花の数が少ないように感じます。 感覚的には、2週間早かったようです。理由は、昨年よりも残雪が多いことです。その分開花が遅れているようです。 前半は、雨もなく快調にハイクが進みます。アヤメ平を通過した9時頃から降り始めてしまいました。まだまだ小雨です。とにかく朝日岳山頂は踏もうということに。 気温が低いこともあっては、先週の13時間のトレーニング効果が出ているのか、結構足が動いてくれます。長栂山を通過した頃から本格的に降ってきました。こうなると高山植物の花達も濡れてしまいます。 なかなかいい写真が撮れなくなってしまいます。 10:30朝日岳山頂に到着です。山頂の看板が撤去され、新しいベンチが設置されるなどリニューアルされた山頂には、ほとんど留まる事ができませんでした。風を避け山頂から少し下がったハイマツ地帯でエネルギー補給します。濡れた身体もどんどん冷えてきます。あわただしく山頂を出発。吹上のコルを通過するころには、身体も暖まりエンジン全開です。 雨が体を冷却してくれます。先週のエネルギー切れを教訓に今回、おにぎり4個にアンパンも持ってきました。しっかり食べることで確実に昨年よりも身体が動きます。約3時間でハイクしたコースを2時間で下ります。分岐点に到着したところでまだまだ余裕がありました。中俣新道の下りが私にとっての課題です。ここは二人に付いて行けるところまで粘ることに。 最終的には、大岩あたりまで付くことができましたが、やはり最後の急こう配で二人に離されてしまいました。 今回、週末山紀行さんに栂海新道の素晴らしい花達を見せたかったのですが、その目的は5割ほどしか達成できなかったようです。10日後あたりが最盛期なのでしょうか。ただ、そのころには終わっている花も出てきます。年によって花の開花のタイミングが違うのでしょう。昨年ほどの感動がなかったことも事実。 ここは、私たちが毎年登って最盛期の情報を集めるしかなさそうです。10年連続で行ければある程度の見通しが出てくるのでは。 ただ、梅雨の時期です。雨が降る中での登山はやはり楽しさが半減してしまいます。素晴らしい花達と出会うのも一期一会であることを改めて感じ、今回出会えた花達をしっかり楽しもうと心掛けることができた山行となりました。 |
写真
感想
雨に降られながらも、3人の顔は満足感でいっぱいです。
自転車を活用して、登山口へのアプローチ。その後のハイペースでの登山。あわただしい登山ですが、しっかりと花達を満喫することができました。
最近、天狗蔵君の口から花の名前がでてきます。その数もどんどん増えてくるよう。私が後ろで「○○ソウあった。」などと叫ぶことで、いつの間にか頭にこびりついていくようです。
それにしても多くの花達が咲いていました。ただ、こんなもんではないのが栂海新道です。
昨年のブログと見比べると明らかに花の咲き方が違います。1週間以上はずれていたのでは。
今回、先週のトレーニング効果がしっかりとでており、11時間を切ることができました。
やはり、晴天の栂海新道がベストのようです。来年は、開花のタイミングを考え、チャレンジしたいものです。
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7月19-20日で親不知から朝日岳,蓮華温泉へと歩きました。黒岩平,アヤメ平の花の賑わいは最高だったと思っています。
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