唐松岳@八方尾根
- GPS
- 09:10
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 903m
- 下り
- 905m
天候 | 1日目 快晴、2日目 晴→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
●登山 八方池山荘→唐松岳山頂小屋←→唐松岳
ロープウェイは20人ぐらい並んでいたが、まったくスムースに乗れた。乗り継いで、八方池山荘に到着。
登るにつれ、ガスが晴れて、左手には五竜岳と鹿島槍ヶ岳が見えてきた、感激ものである。
山頂駅はそれなりに人がいて、土曜の晴天らしい雰囲気である。
準備を整えて出発、右側の尾根道を歩く。
ここからの天気は快晴。右手には白馬山系、左手には五竜岳・鹿島槍である。
人もまばらで歩きにまったく支障はない。
前回の折り返し地点、八方池で食事して、池から有名な逆さ白馬岳を撮った。晴天・無風のベストコンディションである。素晴らしい!
思ったよりこれより先の登山道に入る人が多い。山小屋の混雑が少し心配になり、なるべく早めの到着を目指す。と言っても何も変わらないが・・・。
気を引き締めて、待ちに待った登山である。
すぐに樹木帯に入り、整備された道を進む。樹木帯を抜けると花畑の斜面を横切る道である。五竜岳・鹿島も見えて、絶景である。
今年は、異常気象のお陰で?高山植物が一杯咲いている。見事な花畑になっている。
丸山までも思ったより遠く、段々喘いで登る。
しかし、目的の唐松岳がどれなのか分からない。初めはkameが丸山を見て、あれが唐松岳?(願望がほとんど)。丸山に着くと正面左手に見える、鋭角に尖った三角錐(結局は、小屋の横の名も無きピーク)が唐松岳だ、と私が言ったりしている。
道はしっかりしていて歩き易い。小屋に近づくと道はガレ場の横を巻くようになり、クサリ・ロープがある。慎重に抜ければ、小屋の裏に飛び出す。
丸山からは、鹿島槍は五竜岳の背後になり見えなくなる。
主稜線に出ると、まずは正面に見える鋭鋒・・、剣では!!?。剣である。初めて見る?、羨望の山である。
小屋の手続を終えて、場所取りを済ませ荷物を置き、唐松岳に向かう。
小屋から見た唐松岳は燕岳に似ている。奇岩の有無のみが違いである。登頂時間から唐松岳のが近い事になるが、全体的なバランスが酷似している。
剣が見えているうちに山頂に行きたいと、急いで登頂する。それなりの急登であるが、山頂が見えているし、空身なので何とかなった。
いつもながら、山頂に到着する直前の視界が気持ち良い。背後の景色が湧き上がり、背後の景色と一体化する。そして、左右・上下360度の仙人の眼になる。
山頂には常に10-20人の人が子供のようにはしゃいでいる。このような最高の状態での山頂は下界ではありえない楽園である。
●唐松岳山頂小屋
小屋に到着した時は、前のベンチには人が群がり、食事やビールを堪能している。
もうこれだけの人が唐松岳小屋泊?と心配したが、フタを開けてみると、その時いた人達のほとんどはそのまま五竜に向かったようである。
宿泊の受付は12:30からとの事で、しばし待った後一番で申込みした。
割り当てられた棟は去年新築された北側棟で、きれいでビックリ、5倍ぐらい予想外であった。トイレも水洗で下手な下界のホテルより良いぐらいである。
一つの部屋に5枚?の掛け布団と8個の枕、今日はどうなるのか不安ながら、端から2つの床をkeepした。早速防ダニスプレーを撒きまくった。
荷物をデポして、唐沢岳山頂を目指す。
山頂下山後、小屋の前のベンチを陣取りビールtimeである。喫茶に入り食事を考えていたが、なんと閉店であった。生ビールは買えて剣をツマミに至福の時を過ごす・・・。天国。
小屋からの景色は想像以上である。まるで劇場にいるかのようで、ダイナミックで見飽きない。
隣のセミプロ写真家と話が弾む。
●登山(下山) 唐松岳山頂小屋→八方池山荘
名残惜しさいっぱいの剣岳を眼に焼き付けて、人が少なくなった静かな小屋を出発した。
と言いつつ、我々と同じ行程を進む2・3のパーティが小屋の前で出発の準備をしている。
天気は曇りになりつつあり、小屋の裏側つまりこれから下山する八方方向はガスっている。出発時には五竜もガスの中に入ってしまった。
下山中は晴れる事を期待していたが、一度も五竜・鹿島槍を見ることが出来なかった。逆にその分地面の植物に眼が行き、堪能できた。
花畑の美しさは昨日と同じと思えない。またこの季節では期待してないだけもうけものである。まさしく最盛期の咲き振りである。
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